後ろ手で連行された周庭さん救出に動き、領事館閉鎖すら婉曲に示唆し、中国に翌日解放させた、菅官房長官!!周庭さんも日本に大感謝!!一方、ダンマリで見捨てた親中の石破さん!!
香港の民主主義を守るために戦っている、周庭さん。
その彼女が後ろ手で連行されてしまったが、即座に菅官房長官が動き、領事館の閉鎖すら婉曲に示唆して見せるほどの対中圧力をかけた。これには中国側も「内政干渉だ」と猛抗議した。
果たして、その翌日、菅官房長官や西側諸国の批判もあり、周庭さんはパスポートを没収されたが無事保釈された。一時はこのまま無期刑という見方が強かったので、一安心はできた。
しかし、ここに恥ずかしい人間がいる。「言うべきは言う」などと言いながら、何もしなかった、石破茂氏である。
菅官房長官、後ろ手で連行された周庭さん救出に動き、中国に猛抗議!領事館閉鎖すら婉曲に示唆し、中国政府を脅迫!!
8月10日、香港の民主化を訴えてきた周庭さん(23)が、国家の分裂をあおったとして「香港国家安全維持法」違反の容疑で逮捕された。
民主化を訴えるだけで、国家の分裂とはお笑いだが、後ろ手を縛られて連行され、無期懲役まで懸念されているのだから笑い事ではない。
そして、この逮捕劇は、中国政府の威信をかけてのものであった。
ジャーナリストの高口康太氏は、「周庭氏の逮捕は、中国政府が『どれだけ国際社会が反発しても香港には容赦しない』と、腹をくくった上での暴走です。国際的に発信力のあった彼女を逮捕することで、手段を選ばず、とにかく民主運動を潰す、という姿勢を示したかったのでしょう」と指摘しているが、その通りだ。(参考)
この中国政府の悪しき意志に対し、即座に抗議したのが菅官房長官だ。
翌11日、菅官房長官は、記者会見を開き、以下のように述べた。
「状況は承知しており、香港情勢について引き続き重大な懸念を有している。今後とも関係国と連携し、適切に対応していきたい」
「香港は緊密な経済関係と人的交流を有する極めて重要なパートナーであり、1国2制度のもとに自由で開かれた体制が維持され、民主的、安定的な発展をしていくことが重要との立場は一貫している。このような考え方は、中国側にも外相の電話協議を含む、さまざまな機会に伝達している」
まさに猛抗議である。
そして、菅官房長官は、この時すでに、対中カードを配置していたのである。
実は、さる7月27日、菅官房長官は記者会見で、米政府による「スパイ中国領事館閉鎖」について、以下のように述べていた。
菅義偉官房長官は27日の記者会見で、米国のポンぺオ国務長官がヒューストンの中国総領事館の閉館を要求した理由に「知的財産窃取とスパイの拠点」と指摘していることに関し、国内で同様の懸念がないかを問われ、「特定の国の大使館、総領事館などの在日公館の活動についてコメントは差し控えたい」と述べた。
その上で、「日本に設置される各国の公館は国際法上、接受国の国内法令を尊重する義務が課されている。その前提のもとで、政府としても関係当局が連携しつつ、適切に対応している」と説明した。
菅官房長官は、日本国内の中国大使館・領事館がスパイ行為を行っていないとは否定していない。そして、「関係当局(捜査機関)が適切に対応する」と断言した。
これは明らかにいざとなれば、日本国内の領事館を閉鎖してやるぞ、という脅迫である。
中国政府の脳裏に、この二週間前の発言がよぎったであろうことは間違いない。
事実、中国政府は猛抗議を行った。
中国政府、菅官房長官に慌てて猛抗議も、周庭さんを保釈し、解放する!!
8月11日、その日の朝に行われた菅官房長官の発言に対し、中国政府は慌てて猛反発した。その日にすぐ行ったことから、中国政府の動揺と慌てようがよくわかる。
中国が菅官房長官に内政干渉だと反発しました。
中国外務省:「日本は現実を見極め、ポジションを正しく捉え、いかなる形でも中国への内政干渉をやめて頂きたい」
中国外務省は11日に行われた会見で、「香港は完全に中国の内政問題で、外国勢力の干渉を許さない」と述べました。さらに、周庭氏ら民主活動家の一斉逮捕を「支持する」と明言しました。
菅官房長官は、11日朝の会見で「香港情勢に重大な懸念を有している」と述べ、自由で開かれた体制の重要性を強調していました。
しかし、慌てて見せたものの、日本政府が、すでに菅官房長官が示唆した領事館閉鎖をやってくればメンツは丸つぶれの上に、中国国内で現体制への批判が高まることは間違いない。少なくとも、反習近平指導部勢力は利用するであろう。
この抗議声明の直後、11日深夜に周庭さんは、パスポート没収の上の保釈ではあるが、無事解放された。10日夜の逮捕、11日朝の菅官房長官の脅迫、同日の中国政府の抗議、そして、深夜の解放とまさに電光石火であり、各国の抗議とならび、安倍政権の抗議も効果的であったことは間違いない。
そして、周庭さんも日本人への感謝の念を示した。
香港の民主化運動に参加して8年目になり、今まで4回逮捕されましたが、今回は一番怖かったし、一番きつかった。でも拘束されている間、いろんな香港市民、そして日本の皆さん、世界の皆さんからも応援を頂いた。日本人の皆さんが(#FreeAgnesという)ハッシュタグを私のために作ってくれたと弁護士から聞きました。本当にいろんな支持を頂きました。本当にありがとうございました。
まさに、安倍政権、そして、国民が一丸になった成果であり、喜ぶべきことだ。
しかし、ここに「言うべきは言う」などと言いながら、ダンマリだった卑劣な人物がいる。
習近平に礼儀を尽くすべきなどと余計なことは声高に主張していたくせに、今回の事態の発生時から終了時まで一貫してダンマリだった、石破茂氏である。
どうして、石破さんは、周庭さんに言及しなかったのですか?まさか、言うべきことではなかったのですか?