リムパック演習で日米１０か国の連合艦隊が集結！！その同日、河野防衛相は中国大使を呼びつけ、抗議する！！防衛大臣が対中軍事演習中に、中国大使を呼びつけ、抗議するという異例の事態！！
新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの予定が変更された。国際社会も同様で、G７の開催が延期になっている。
各予定が変更を余儀なくされる中、対中国への警戒、そして結束を示すために、環太平洋合同演習（以下リムパック）が開催された。
（出典 Wikipedia）
そして、その同日、我国の防衛を担う河野防衛相は、中国大使と会談をし、尖閣諸島に出没する中国に対して釘を刺した。防衛大臣が対中国際軍事演習中に中国大使を呼びつけ、抗議したのである！
新型コロナウイルスの影響があろうとも中国への警戒を強める各国
今年は、２年に一度、アメリカ海軍の主催によって開催されるリムパックの年だ。新型コロナウイルスの影響によって中止が懸念されていたが、規模は縮小されたが予定通り開催された。
中国は、南シナ海、東シナ海での活発な動きもさることながら、３隻目となる空母の建造を加速させている。
中国が３隻目となる新型空母の建造を加速している。昨年、空母開発を巡り競争してきた二大造船企業の合併を実現。技術面で協力が進む一方、人事面では習近平国家主席に近い人物が抜てきされた。習指導部にとっては戦力、指導力の強化の一石二鳥を狙った形だ。米中対立が激化、南シナ海でも米軍が空母を派遣して中国の海洋支配へのけん制を強める中、空母増強は喫緊の課題だ。
軍関係者によると、３隻目は排水量８万トンと大型で、上海の江南造船で建造。艦載機を発進させるため最新鋭の電磁式カタパルト（射出機）を装備。従来の２隻はスキージャンプ式の甲板で離艦するタイプだった。
（出典 ニューズウィーク）
引用元 中国、空母３隻目の建造加速
留まるところを知らない中国の軍拡。今年のリムパックは、１０か国から２２もの艦船、そして約５３００人が参加することになっている。
中国に対しての世界各国からの視線は、厳しさを増す一方だ。
そして、異例とも言える事態が起きた。それは中国大使を呼び、自制を求め、懸念を伝えた安倍政権の閣僚がいる。
河野防衛相、中国大使を呼び、自制を求める！
各国大使を呼び、抗議等の意志を伝達することは多々ある。しかしだ、通常それは、外務大臣が行うもの。今回、中国大使と会談したのは河野防衛相だ。
河野太郎防衛相は１８日、中国の孔鉉佑（こう・げんゆう）駐日大使と防衛省で約４０分間会談した。沖縄県・尖閣諸島など日本周辺の海空域や南シナ海で活動を活発化させる中国に懸念を伝達し、強く行動の自制を求めた。日中の防衛協力促進では一致した。防衛省が明らかにした。
会談は中国側が申し入れた。河野氏は「懸念があるからこそ意思疎通が重要だ」と強調。国家安全法制が導入された香港の情勢も取り上げた。
尖閣周辺では、中国が４月から１１１日連続で公船を航行させるなど、緊張状態が続いている。河野氏はかねて「必要な場合、自衛隊として海上保安庁と連携し、しっかり行動したい」と表明している。
（略）
（出典 産経新聞）
河野防衛相は、中国側からの要望に応え、会談を実施した。中国側からの要望にも関わらず、河野防衛相は、尖閣諸島周辺での中国への懸念を伝え、かつ香港情勢についても、中国大使に物申した。
しかも、リムパック演習中にだ。軍事力を背景にした外交ができるのが安倍総理であり、河野大臣だ。
つい先日、中国大使と会談を行った、自称総理候補の石破茂氏とは雲泥の差だ。石破氏と中国大使との会談では、親中派の石破氏が、毅然とした対応をとったとの声が、聞こえてくることはなかった。（参考）
中国に対して毅然とした対応を取ることができる政治家を、日本国民、そして国際社会は渇望している。中国に対して媚びるだけの政治家では、今の中国の活動を助長させるだけだ。
中国に対して、中国側からの要望にも関わらず、毅然とした態度で言うべきことをいった河野防衛相と、親中派石破氏。この両者だけを見てみれば、どちらが国民、そして国際社会から求められている政治家かは、一目瞭然だ。