暴走!東京都医師会長の尾崎氏のアナキストのような政府批判に、平井文夫解説委員が「尾崎氏の主張は、政府が5か月前に盛り込もうとしたが野党が反対して断念したもの。今更言うのは変!」と批判!
新型コロナウイルス感染症をめぐって、テレビをはじめとしたメディアから大人気となっている人物、東京都医師会会長の尾崎治夫氏だ。
メディアから人気を博している理由は、専門的な知見を披露しているからではない。医師会の会長が遠慮なく政府批判を繰り広げる、それがメディアに受けているだけだ。
尾崎氏も医師会会長としての立場で発言することはある。しかし、言いっ放しということは、責任ある東京都医師会会長としての立場からも、許されるものではない。
時期を逸する的外れな政府批判、平井文夫・解説委員が一蹴!
尾崎氏は、政府批判を展開するが、その政府批判が、批判のための批判になっている。最近は、「国会を開会しろ!」「特措法を改正しろ!」との主張が目立っている。ここまでくると、まるでアナキスト(無政府主義者)のような政府批判の印象を受けてしまう。
特措法を改正し、法的拘束力がある休業要請、そして補償をすることを求めているのだが(参考)、この尾崎氏の主張に対して、フジテレビの解説委員である平井文夫氏が、鋭く切り込んだ。
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尾崎会長が特措法の改正に言及したことにフジテレビ平井文夫上席解説委員は「僕も特措法の改正には賛成ですが」と明かした上で「実は5か月前、3月の頭に安倍政権が特措法を最初に改正しました。その時に尾崎さんが言っている、法的拘束力のある休業要請を安倍政権は盛り込もうとしたんですが、野党は反対し公明党も反対し自民党内からも反対が出てメディアもほぼ反対、つまり主権の制限は憲法違反であると反対したんで、やめちゃったんです」と解説した。
その上で「だから、この尾崎さんも、その時に言えば良かったんです。5か月前の時に、入れてくださいと言えば良かった」と指摘し「安倍政権もいまだに入れたいと思っているんですけど、立憲民主も国民も朝日新聞も権利の制限に賛成しますとは言わないんです。
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引用元 フジテレビ平井文夫上席解説委員、東京都医師会・尾崎治夫会長の「特措法改正」要求に「5か月前に、入れてくださいと言えば良かった」
平井氏の言う通りだ。特措法は、改正した上で、新型コロナウイルス感染症対策の法律として運用されている。文句を言うならば、法案審議の時に声を上げるべきだった。なぜその時に声を上げなかったのか。新型コロナウイルスに対して関心がなかったからと思われても仕方ない。
それでは、医師会長として、あまりに無責任ではないか?
積極的に声を上げる尾崎氏だが、ご自身の発言に対して、責任を持つ気があるのか疑わしいことがあった。それがステッカーだ。
ステッカー掲示店でクラスター発生!!
尾崎氏は、第2波について懸念を表明していた。第2波について言及することは、東京都医師会会長としての立場からは至極当然のもの。
しかし、ここでもまた政府の政策を揶揄するような発言で、以下のお願いをしていた。
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[Not go to キャンペーン]
7月中の飲み会・会食は控えましょう。都内は勿論、都外でも。行くのであれば、ガイドラインを遵守したお店。しかも少人数で。第一波の時のように、連休中の気の緩みを再び繰り返してはいけないと思います。Not go to キャンペーン 皆さんの手で、是非拡げてください。お願いします!
引用元 https://www.facebook.com/haruo.ozaki/posts/3112745965511995
政府の観光業等の振興政策を皮肉った尾崎氏。飲みに行くならガイドラインを遵守したお店でと言っていたが、そのガイドラインを遵守したお店でトンデモないことが発生した。
新型コロナウイルスの感染防止対策をとっていることを示す、都のステッカーを掲示した店で集団感染の発生が明らかになるなか、東京都はステッカーを掲示している繁華街の飲食店を中心に、対策がとられているかどうか確認を進めることになりました。
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都はステッカーが掲示された店の利用を呼びかけていますが、掲示していた東京 江戸川区のフィリピンパブで、客と従業員の集団感染が明らかになり、ステッカーの実効性が課題となっています
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尾崎氏のいうところの「ガイドライン」。これが「ステッカー」を指しているならば、なんともお寒い話だ。
仮に「ガイドライン」=「ステッカー」と認識であっているならば、尾崎氏は自身の発言に対して、なんらかの責任を取られたのか。それとも、ご自身は、言うだけであって、その後のことは知らんぷりなのだろうか。まるで、その手法は、現東京都知事の小池百合子氏と瓜二つだ。
新型コロナウイルスは、国難だ。その国難を乗り越えるためにも、尾崎氏には是非とも黙っていて頂きたい。