大宰相、去る!ありがとう、安倍総理!そして来るべき乱世に備えよう!!そして、安倍総理の新たな戦いもまた始まる!!
この原稿が公開されているとき、安倍総理は辞職しているだろう。
政治知新は、今日の会見に際し、あらかじめ続投と辞職の原稿を用意していた。不幸にして総理の辞職を迎えることになったというわけだ。先日、総理は「国民への感謝」「至らない自分を支えてくれた全ての人々への感謝」を述べていた。また田崎史郎氏が今日の「ひるおび」で辞職は五分五分と話していた。その時に感じた嫌な予感が当たってしまった感じだ。
今回、安倍総理の会見前に、明らかに口の軽い愚か者による内部リークにより、株式市場が閉まる前に辞職という報道がメディアに出てしまったことは悲しいことだ。せっかく安倍総理が迷惑をかけないようにしていたのに日経平均は急降下し、破産する一家もでたであろう。
しかしながら、今こそ、この平成と令和をつないだ大宰相の功績を振り返り、そして来るべき大乱世に備えよう。そして、もはや大宰相への甘えが通用しない、愚劣な野党とメディアに最後の反省のチャンスが巡ってきたこともご指摘したい。
稀代の大宰相、去る。最後まで不敗だった安倍総理。
今更語るまでもないが、安倍総理が稀代の大宰相であったことは間違いない。政治家に必要な権力闘争においても、最後の最後まで不敗の名将として、野党や石破氏に一度も敗れることなく、ただ自らの体力の限界まで突き進み、それも精神的な強さについていけなかったことによって職を辞するに至ったのである。
思うに、総理とは過酷な立場である。明治維新以降、多くの人間が総理という権力者になったが、笑顔で官邸を去ることができたのは、中曽根康弘、小泉純一郎、そして、今回の安倍総理だけだ。
その他の総理は、一期目の安倍総理もそうだが、ほとんどが暗殺、病死、引きずり下ろし、国民の信を失う大敗、スキャンダル、裏切り、政治的破滅によって政権の座を下ろされてきたからである。多くが苦悶の表情で、官邸からボロボロとなって去った。
しかし、そのような中で安倍総理だけが、3度の衆院選、3度の参院選、2度の統一地方選で連戦連勝することができたのである。
経済を再建し、力強い雇用を作り、すでに6月からは景気回復が始まる!
もう一つの実績は、経済再建と雇用の回復である。
民主党政権がぐちゃぐちゃに破壊した経済をアベノミクスによって見事に再建し、経済成長を実現し、日経平均を一気に高めたことは言うまでもない。
そして、安倍総理が作り上げた経済の強靭さは、以下のEPSからも明らかだ。EPSは、企業の決算でも重要視され、EPSが予想を上回るか下回るかは株価に影響を及ぼす。つまり、それだけ投資においてEPSは必要不可欠な指標であり、まさに企業の「稼ぐ力」を計る上で欠かせない要素だ。
まさに企業の稼ぐ力が一気に増えていったということだ。
また、「アベノミクスでフリーターが急減!!アベノミクスによる低失業率は世界最高水準!!さらに45歳以上のフリーターを救済するための施策も動き出した!」でも紹介したが、アベノミクスにより失業率が劇的に改善された。
逆の言い方をすると、多くの雇用を生んだということだ。
もう一つ、「アベノミクスによって、現役世代の生活保護受給者数が低下!貧困から国民を救う!」でも紹介したように、生活保護者が減った。これも失業者が減ったおかげで、生活保護受給者が減った=雇用を生んだということである。
フリーターや失業者が減るということは、個人消費を高めることになる。まさに景気回復の基となることだ。
雇用を生むということはそれだけでなく、企業が人を雇うことが出来るということは、企業に体力が戻ってきたということになる。
そして、この安倍総理の育てた経済の力強さは、この6月から再び成長に転じていること、コロナによる経済へのダメージを先進国では最小限にしていることからも明らかだ。
再び、我々の国を世界のリーダーに復活させ、コロナのダメージを最小限に!
そして、外交面の成果は、言うまでもないだろう。世界中のリーダーたちとやりとりし、トランプ政権の悪影響を最小限にとどめた。世界でもっともトランプ政権をうまくなだめ、誘導したといえよう。
オーストラリア国立大学の国家安全保障カレッジ学長のローリー・メドカーフ氏は、オーストラリアでもっとも権威ある安全保障の単科大学の学長であるが、彼は安倍総理をこう評している。
彼は「安倍総理は、再び日本を世界のリーダーに復活させた。」「安倍総理により、日本は東南アジアへの援助で中国よりも成功している。」「安倍総理が作った日米豪印協力は、北京を動揺させている。」と大絶賛しているのだ。
日欧EPAや日米FTAという日本経済への大きな財産も残してくれた。
何より、インド太平洋パートナーシップという歴史的な対中包囲網の形成に成功したのである。これは政権発足時より、ダイヤモンドセキュリティ構想として出発し、今の実現に至ったのである。しかも、それをトランプ政権もが採用してくれたのである。
そして最後にコロナである。この100年の一度の危機に際し、安倍総理は個人的な改憲や五輪といった名誉心を捨て、すべてを捨てて戦い抜いた。
多言を必要としないが、ドイツのコロナ対策の最高権威であり、著名なウイルス学者であるクリスティアン・ドロステン氏は「日本の意思決定者は、大胆で勇気があり、成功した」「絶対にこれを見本にしなければならない」と安倍総理と彼が任じた専門家会議を大絶賛している。
これだけで安倍総理の実績を語るには、十分であろう。そして、今、コロナ対策にはひとつの目途がついた。これも辞職を決断した理由の一つであろう。
そして来るべき乱世に備えよう!!期待される茂木総理、岸田総理、菅総理!!そして、安倍総理の新たな戦いもまた始まる!!
さて、とにもかくにも安倍総理は最後の勝利を手にしようとしている。
それは次の政権の安定性だ。まさか辞職とは思わずに予定稿を書いていた政治知新だが、もし今辞職しているならば、この予想外の辞職は、次期政権を治める意味では、良い一手である。
まさに奇襲である。そして、今、呪わしき野党は合同すべきかどうか、混乱状態であるが、これで安倍憎しだけの彼らは唯一の共有する理念を失う。
そして、問題はこの安倍総理の遺産を誰が継承するかだ。
この安定した、しかし、ガラス細工のような力強い諸外国との関係、必死に守り育ててきた経済の管理人に誰がなるか、だ。
それは外交を担ってきた茂木外相、安倍総理に忠を尽くしてきた岸田政調会長であろう。暫定政権となれば、この二人であろう。そして安倍総理の女房役として実直に政権運営を支えてきた菅官房長官もあり得るだろう。
しかし、とにもかくにも、それでもある程度の混乱や乱世は想起せざるを得ない。それほどまでに安倍総理の存在は大きく、そして、安倍総理以前の信じがたい無秩序な政治を我々は知っているからである。
野党においては、色々ぼろくそに批判してきたが、たった一つだけの願いがある。それは、かつての小泉政権時のように政策論争をし、改革を争い、国民の20%以上の期待を受けるような、まっとうな存在になってほしいということである。
もう野党にとってのアンチはいない。批判だけの甘えた生活は許されない。
そして、何よりも我々はメディアの印象操作と偏向報道を知っている。先日も安倍総理の国民への感謝のメッセージをカットしたNHKの悪行を知っている。
安倍総理「国民の皆さん、ありがとう。至らない私を支えてくれたすべての皆さん、ありがとう」 → NHKがわざわざ安倍総理の感謝の言葉をカットして報じる!!https://t.co/TCVk76R87x
#安倍総理 #NHK— 政治知新 (@seijichishin) August 26, 2020
我々は知っている。誰が安倍総理の妨害をしてきたのか。国民の知る権利を侵し、隠し、嘘をばらまいてきたメディアという権力集団を。
今、安倍総理は総理ではなくなり、安倍晋三元総理となる。しばし、休むも良いが、必ずや、議会人として、派閥のリーダーとして、この国のために働いていただきたい。そして、時が熱狂と偏見を和らげたとき、再び総理として改憲をしていただきたい。
安倍総理。あなたと出会ったことの無い者も、あなたが作り上げた経済と社会と安全保障ともに生きて暮らすことで、よりあなたを身近なものに感じてきました。
あなたは安定であり、また平和でもあり、復活でもありました。
そしてあるときは世界のリーダーとなり、またあるときは我国の存在感そのものとなり、様々なものに姿を変え、我国を豊かで名誉ある地位へと導いてくれました。おかげで我々は再び景気を回復することも出来ました。
今、辞職することで、あなたは一時の安らぎを得ることができるはずです。個人的には、安倍総理の念願でもある、あなたが撮影する仁侠映画も見たいところです。また東日本大震災のようにボランティアをするのも良いでしょう。
しかし、かならずや復活の日を迎え、再び三度目の総理大臣として、この国を救う役目を担われることを願っています。