党員投票は一週間でできるというデマ!そして、ほとんどの都道府県で予備選挙を実施し、実質的な党員投票!平井文夫氏も「党員投票=民主主義だというのは、皆さんマスコミに踊らされすぎ」と釘!一方合流新党は国会議員だけで代表を決定…
反政府の皆さんから党員投票は1週間でできるというデマが出ている。いったい党員でもないのに何を言う権利があるのかという突っ込みはさておき、実際は党員投票には二か月かかることが明らかにされた。
そして、フジテレビの平井文夫上席解説委員も「党員投票=民主主義は単純すぎる」とメディアを批判している。
党員投票は一週間でできるというデマ!実際は二か月!そして、ほとんどの都道府県で予備選挙を実施し、実質的な党員投票!
なぜか自民党ではない野党支持の皆さんから「党員投票は1週間でできる!」という珍説が聞こえてくる。
しかし、これはあくまでも名簿が整っていて、投票用紙も印刷できて発送できる段階にあれば一週間でできるかもしれないという話なのだ。実際は二か月かかるとされている。そもそも自民党員でもない人間がとやかくいうことでもないし、意見をいう資格は全くない。これは自民党、自民党員が組織のルールに沿って決めることだ。
そもそも野党はロクに党員選挙をやらないし、今回の合流新党でも実施しないボリシェビキのような独裁政党ばかりだからご存じないのだろうが、基本的に自民党の党員投票は、投票券を用意し、それを郵送し、党員が返送するという形だ。しかもこの合流新党は結局あの「悪夢の」民主党のメンバーが再結集しただけだ。
つまり党員投票は恐ろしく手間がかかるのである。実際、これまでに任期満了という事前準備の時間があった総裁選は党員投票が行われているが、今回のような任期中に辞職した場合は全て両院議員総会で決めている。
これらを日経新聞がわかりやすく報じているので、ご紹介しよう。
自民党は1日の総務会で安倍晋三首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選の方法を決めた。任期途中の辞任と新型コロナウイルス禍を党則の「緊急時」と位置づけ、全国一斉の党員・党友投票を見送る。党幹部は準備に2カ月かかるとみる。一方で各都道府県連が投票先を決める際、党員の意向を確認するよう促す。
(中略)
鈴木俊一総務会長は総務会後の記者会見で「通常は数カ月前から準備しており20日から1カ月でできる。今回はこれから準備すると約2カ月かかる」と述べた。
全国一斉に党員投票する場合、投票権を持つ党員を確定させる事務作業などを党本部が一手に負うため時間がかかるという。
党本部と各都道府県連の党員管理システムが一元化されていない。県連に入党を申し込むため、党本部が全国の党員を対象に投票権の有無を確認するには双方の情報を照合する必要がある。
選挙責任者の総務会長が述べている通り、党本部で党員を確定し、投開票を全部やるのである。だから、通常では数か月前から準備した上で、20~1か月かかるのであり、準備期間のない今回は最短でも二か月かかるというのである。
しかし、自民党としても今回は世論を反映すべく、各県連で予備選を実施し、その結果を両院議員総会での地方票にするというもっとも最善の策を講じているのだ。
NHKによれば、既に40を超える都府県連で党員などによる予備選挙が行われる見通しで、47の都道府県連に3票ずつ割り当てられた141票の「地方票」が党員の声を反映した形で、394票の「国会議員票」に加わる形だ。(参考)
平井文夫氏も「党員投票=民主主義だというのは、皆さんマスコミに踊らされすぎ」と釘!!なお合流新党は国会議員だけ…
そもそもフジテレビ上席解説員の平井文夫氏も「党員投票=民主主義だというのは、皆さんマスコミに踊らされすぎ」と釘をさしている。
フジテレビの平井文夫上席解説委員が31日、フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜・後1時45分)に生出演。安倍晋三首相の辞任に伴う自民党総裁選で、自民党総務会が総裁選の党員投票見送りを決めたことについて見解を語った。
平井氏は「僕はね、安藤さんはじめ皆さんが、ちょっと党員投票を過大評価し過ぎていると思います」とし「何で党員投票をしたら、それが民主主義なんですか!? ただ4000円払っているだけですよ、党員って。それは108万人いて、その人たちが投票することが、なぜ民主主義なんですか?」と話した。
さらに「僕らは国民だから年間何十万、何百万と税金を払っていますよね。それで間接的に総理大臣を選ぶんです。でも自民党の党員たちは4000円を払えば1票もらえるんですよ。ということは、僕は4万円を払ったら10票を確保できるわけ、妻とか娘とかの名義で。だから党員投票イコール民主主義だというのは、皆さんマスコミに踊らされすぎじゃないかと」と続けた。
そして「緊急時には国会議員中心で選ぶと書いてあるでしょ。国会議員の7割から8割が菅さんでいいと言っているんでしょ。だったら菅さんでいけばいいじゃないですか、別に」と主張した。
いささか極端だが、正論ではある。党員投票は大事であるが、外野が過大評価するほどのものでもないということだ。
繰り返しになるが、自民党は、各県連のほとんどで党員による党員投票を行い、その結果を県連の投票内容としている。
しかし、野党の立憲民主党と玉木代表らを除く国民民主党を中核とする合流新党は、準備時間もたっぷりあったのに、党員やパートナーの投票も、おまけに各県連の投票すらない。国会議員だけで全てを決めるのである。
野党第一党が、国会議員、それも比例当選ばかりの連中だけで、勝手に合流を決めて、その挙句に、党員やパートナーや県連すら無視して代表を決めようとしているのだ。
これこそ、恐るべき専制と独裁であろう。なぜ、こちらには安藤優子氏らは文句をつけないのか?その時点で彼らの恣意性は明らかだ。