米中を渡り歩く文政権の二股外交が「綱渡り外交に」そして板挟み状態に!他国のことだと思わぬように!石破氏も「二者択一の選択はとらない」と文政権と同じ考えの持ち主
韓国が、自ら行った二股外交で窮地に立たされようとしている。
文大統領は、安全保障面で米国に依存する一方で、経済面では中国と、完全に二股の立場をあらわしている。
ただ、文大統領に言わせれば「中立的な立場」だそうだ。
ASEAN関連外相会議で、中国包囲網を築こうとする米国
そんな「中立的立場」の韓国も、いよいよ立ち位置が試されることとなった。
東南アジア諸国連合(ASEAN)と、日本、米国、中国などの域外国が参加する関連外相会議が9日からテレビ会議方式で始まった。米中の対立が深まる中、南シナ海情勢や新型コロナウイルス対策などが焦点となる。もちろんその中には韓国の康京和外相もいる。
この会議に先立って、米国のポンペオ国務長官は、中国への牽制を打ち出していた。
米国務省は去る2日(現地時間)、今回のASEAN関連会議でマイク・ポンペオ米国国務長官が「インド太平洋地域での米国の優先順位を扱い、主権と多元主義に立脚した自由で開放的なこの地域を支援するための、米国の努力の詳細内容を共有するだろう」として、中国牽制のための圧力外交を事実上 予告している。
ベトナムやフィリピンなど、直接関係している国は、中国の実行支配している状況に懸念を示しているが、韓国はこの問題についても
韓国政府は南シナ海問題などを巡ってどちらか一方の側につくことはせず、「平和と安全、航行と上空飛行の自由が保障されなければならない。対話を通じた紛争の平和的解決を期待する」との原則的な立場のみ示している。
このように、どっちつかずの立場で押し通そうとしている。
「中立外交」と称した二股外交が「綱渡り外交」に。そして板挟み
しかし、中立と称した二股外交が、外交家の中では「綱渡り外交」と呼ばれ、今後、韓国は米中から試されるのではないだろうかということだ。
このことにより外交家たちの間では、今まで米中両国間で「戦力的曖昧性」を維持してきた韓国の「綱渡り外交」が、本格的に試されることになるのではという見方が出ている。
最近 ポンペオ長官は、中国をけん制している米国の努力に同盟国たちが合流しているとして“韓国”をその事例としてあげている。事実上 “反中戦線構築”に同盟国である韓国も参加対象となっているという認識を滲ませていると解釈される。
このような中、特に習近平中国国家主席の年内訪韓を進めている韓国政府としては、かなりの負担とならざるを得ない。
中国包囲網に加われと要求するアメリカと、おそらく圧力が目的だと思われる習近平国家主席の訪韓。まさに今の韓国は板挟み状態だ。
外交上負担どころではない。このままいけば外交上“破綻”だ。
そして、二股外交により、韓国は8月29日にグアムで行われた、日米韓防衛相会談を欠席した。明らかに中国と北朝鮮の顔色をうかがっての判断だ。
二股外交を露骨に行う韓国は、両国から信用を失い、米国から冷遇、もしくは在韓米軍撤退。そうなれば、中国からは従属を迫られることは明らか。
明るい未来など何もない。
他人事じゃない韓国の二股外交
「お隣韓国の事だから、そんな心配することはない。ほっとけばいいんだよ」と思うかもしれないが、確かにそうかもしれないが、そう言っていられないのだ。
自民党総裁候補として名乗りを上げている、石破茂氏が、韓国の二股外交とそっくりな考えの持ち主だからだ。
自民党の石破茂元幹事長は3日、日経新聞主催のイベントで講演と質疑応答を行い、日本は米国と中国のいずれか二者択一の立場は取らないと述べ、日米同盟を両国の関係が対等なものに見直す必要性を強調するとともに、中国に対して領土の拡張を許さないことが重要と指摘した。
米中二者択一の立場は取らないという石破氏。米中両国と上手く渡り歩く自信があるのだろうか。とてもそうは思えない。いずれにしても、現在、窮地に陥っている韓国の外交と同じ道を辿るつもりのようだ。
むしろ、米中両国にいい顔をする韓国よりも、上記事のように、言いたいことは言うという石破氏の方が危険かもしれない。
現に、石破氏はハチャメチャな政権批判を、立場も考えずにメディアに向けて発信してきた。国民ウケを狙ってだ。しかし、その結果、石破氏は党内で多くの敵を作ってきた。これを外交に置き換えたらと考えたらとても恐ろしい。
万が一、石破政権が誕生したら、同じように、国民ウケを狙って言いたいこと言って、気付いたら周囲は敵だらけ。これは文大統領と同じではないか。
つまり、石破政権が誕生。すなわち、国益を損なうということに他ならない。