安倍総理が実現した奇跡の「オバマ広島訪問」!平和安全法制を実現し、日米関係を再建し、あえて直接の謝罪を求めないことで実現!民主党には不可能だった、大きな成功!!
数多くの成果を残した、安倍外交。TPPやEPAのような有形の外交成果ばかりではなく、無形の、しかし、意義深い成果も上げている。
2016年5月27日、米国のバラク・オバマ大統領が現職の米国大統領として、初めて広島の原爆ドームと原爆資料館を訪れた。
日本のメディアはあまり伝えていないが、これは大きな、それも実現困難だった成果であったのである。
ノーベル平和賞を受賞した大統領でさえ、実現困難だった広島訪問
オバマ大統領は、2009年4月のプラハ演説で「核兵器を使用したことのある唯一の核保有国として、合衆国には行動する道義的責任がある」とし、「米国は、核兵器のない世界の平和と安全を追求する」と明言した。(プラハ演説)この演説は、オバマ大統領のノーベル平和賞受賞の大きな要因のひとつだ。
しかし、米国の大統領の広島訪問は、我々が思っているほど容易ではない。むしろ最大のタブーである。
何故ならば、米国にとっては原爆投下は正当なものであり、むしろ、そうではないと認めた瞬間に、ただの大量虐殺となるからだ。その為、核廃絶を訴えたオバマ大統領でさえ、1期目には叶わず、2期目になってからの訪問となった。
しかし、それでもなお、次の大統領選挙を考えれば、リスクであった。
オバマ大統領を動かしたのは、日本政府による「謝罪」を要求しない英断
オバマ大統領の広島訪問が実現できたのには、2つの理由がある。
ひとつ目は、広島市民が「謝罪」を求めず、それを安倍政権が後押ししたからである。
71年間も大統領の広島訪問が実現しなかったのは、「原爆投下は、その後の日本本土上陸作戦で失われる多くの米兵の命を救った」という論が今もアメリカで大勢だからである。つまり、米社会では、原爆投下に対する“謝罪”など許されない。どんなかたちであれ、広島を訪問することは、「謝罪」と受け取られかねないため、それは「実現するはずのない」出来事だったのである。
(中略)
「広島では、米兵も原爆犠牲者として追悼の対象になっています。彼らを含めた全犠牲者の追悼の意味でも、核廃絶への祈りを広島から発信してください」
(中略)
「私たちは大統領に謝罪を求めているわけではありません」
広島市民の訴えを後押しするように安倍政権も動いた。
2015年夏、翌年のG7外務大臣会合の開催地に広島が決定し、岸田文雄外務大臣と斎木昭隆外務事務次官はケネディとの面談で、オバマらが広島を訪問した場合でも日本は謝罪を求めない考えや、現職のアメリカ合衆国大統領が被爆地を訪問することは核廃絶を世界に強くアピールすることに繋がるであろうという見解を伝えた。アメリカ合衆国大統領の広島訪問を実現させる上で、日本による謝罪要求がアメリカ側の最大の懸念点であると認識していた日本側は、まずこの点を払拭することに務めた。
引用元 バラク・オバマの広島訪問
政府と広島市民の訴えにより、米国の最大の懸念だった「謝罪」の必要がなくなり、その想いがオバマ大統領を動かした。これは中国や韓国との歴史戦においても有意義なものであったことは間違いない。
そして、形式的な謝罪がなくとも、オバマ大統領が広島を訪問したことは、謝罪したに等しい行為だったのである。
安倍総理による平和安全法制を始めとする日米同盟強化がオバマ訪問をもたらした!
そして、ふたつ目が日米関係の強化の結果だ。
広島で取材するBBCのジョン・サドワース記者は、オバマ氏の広島訪問について、中国の軍事的台頭を懸念するアジア地域で、米国と日本の同盟関係強化という戦略的な意味合いもあるだろうと指摘する。
岩国基地でオバマ氏はこの点について、「私は大統領として、米国が再びアジア太平洋地域で主導的立場を確実に担うように努めた。なぜならこの地域は必要不可欠だからだ」と述べた。
「謝罪必要は要らない」が直接的な要因ならば、「日米関係の強化」は大きな背景だ。
オバマ大統領は、2009年11月に初来日を果たしていた。「核なき世界」を訴えたプラハ演説の後であり、この時に広島を訪問していてもおかしくなかった。
だが、この時は悪夢のルーピー鳩山政権だ。オバマ大統領は、鳩山氏が選挙中に「沖縄からすべての米海兵隊を撤退させる」と宣言していた。そして、鳩山政権は米国から距離を置き、中国側に近づいていった。すなわち、日米同盟に亀裂が入りかけたのだ。そんな状態で、大統領の広島訪問などされるはずもなかった。
そして、民主党政権で冷え込んだ日米関係を、安倍政権が解きほぐし、2015年に平和安全法制を成立させ、上記事でオバマ大統領が「この地域は必要不可欠だからだ」と述べるまで、日米関係は改善された。
安倍政権が日米関係の強化という背景を作り出したがために、オバマ大統領の広島訪問が叶ったのだ。そして、これは日米間の歴史問題の解決、高齢化が進んでいた被爆者への癒しと慰め、対中韓歴史問題への対抗策という素晴らしい成果となったのである。
まさに安倍総理は、未来の日本人への遺産を残してくれたのである。