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大ブーメラン!20年前の赤松広隆議員ら立民議員「中村喜四郎議員は辞職しろ!」と大合唱!菅直人氏も大批判! → 中村議員を大絶賛し、立民に入党させ、よりにもよって最高顧問を打診!!まさに野合!それとも金権政治が立民の理念?

「帰ってきた民主党」である、新・立憲民主党。

相変わらず、政策も一貫性も理念もない野合が大好きだが、そうした特徴を証明するかのようなトンデモない人事を発動した。

過去に民主党が、それも立憲民主党の大幹部の赤松広隆議員が発案者となって、「実刑判決により衆議院の名誉を傷つけた」と辞職勧告案まで提出した中村喜四郎議員を入党させ、あまつさえ最高顧問を打診したのである。

日本共産党で講演する中村議員。

大ブーメラン!20年前の赤松広隆議員ら立民議員「中村喜四郎議員は辞職しろ!」と大合唱!菅直人氏も大批判!

今回、新・立憲民主党に参加した、中村喜四郎議員は14回当選のスーパーベテラン議員である。しかし、彼は25年以上も無所属であった。

かつては竹下派のエースとして、建設大臣まで上り詰めた彼であったが、1994年、ゼネコン汚職事件に関連し、あっせん収賄罪容疑で現職議員にもかかわらず、しかも、国会開会中にもかかわらず、逮捕されたのである。

逮捕される中村議員。

中村議員は、豪気にも完全黙秘を貫いたため、供述調書が1通も作成されず、検察官の雑談や挨拶などにも一切応じず、140日後に保釈された。自民党を逮捕直前に離党していた彼は、無所属になったが、選挙では連戦連勝した。

しかし、2003年、最高裁が中村議員の上告を拒否し、懲役1年6ヶ月、追徴金1000万円の実刑判決が確定した。現職議員に対し、重い判決である。

当然、当時の民主党は、中村喜四郎議員に対する議員辞職勧告案を国会に提出するなど、ぼろくそに中村議員を批判した。当時の民主党には、現在立民の枝野代表、福山幹事長、菅直人最高顧問も所属していたのである。

例えば、立民の最高顧問であり、悪夢の菅直人元首相は、平成9年当時、こんな風に言っていた。

○菅直人君 私は、民主党を代表し、橋本首相の所信表明演説に対して、第二次橋本改造内閣の政治姿勢と当面する諸課題について質問をいたします。

本日、東京地裁において、中村喜四郎代議士に対し、あっせん収賄罪の罪で一年六カ月の実刑判決が言い渡されました。これは中村被告が自民党代議士であった当時、自民党内での影響力を使って公取委に働きかけを行い、それに対してわいろを受け取っていたとして有罪と判断されたもので、自民党としても極めて重大な責任があると考えますが、自民党総裁でもある総理は、その責任についてどうお考えですか。

また、中村代議士は、一審で有罪判決を受けた以上、議員辞職すべきと考えます。もし自発的な議員辞職が行われない場合、本院としても議員辞職を働きかけるべきと考えます

(中略)

私たちは、政治腐敗の土壌を根本から直すためにも、また、今回の中村喜四郎代議士の事件の教訓からも、職務権限の有無を問わず、政治的地位を悪用した犯罪について厳しく処罰する刑法改正案を、各党の賛同を得ながらこの国会に提出していきたいと考えています。(拍手)

引用元 第141回国会 衆議院 本会議 第2号 平成9年10月1日

ボロクソである。中村議員の辞職を政治腐敗の象徴であり、議員辞職すべきであるとしているのだ。

また平成15年には、立憲民主党群馬県連最高顧問の角田義一氏が「これらの事件は、自民党が政官業癒着の旧態依然とした体質であることの証左であり、自民党政権では真の政治改革ができない根源的な理由と言えます。」などと国会で中村議員を批判した。

極めつけは、立憲民主党の旧社会党グループのドンである赤松広隆議員だ。彼は小沢一郎氏の子分らと民主党などを代表し、平成13年に「議員中村喜四郎君の議員辞職勧告に関する決議案」なるものを国会に提出した。

以下、見てみよう。

本院は、議員中村喜四郎君の議員辞職を勧告する。

右決議する。

理 由

(中略)

しかるに、中村喜四郎議員は四月二十五日、いわゆる「ゼネコン汚職事件」に関して東京高裁判決においても「あっせん収賄罪」として、懲役一年六月、追徴金一千万円の実刑判決を受けた。

このことはまさに国民の厳粛なる負託を裏切るだけでなく、本院の名誉と権威を著しく傷つけ、またしても国民の政治不信を一段と増幅させることとなった。中村喜四郎議員が真摯にこの点に思いをいたすならば自ら議員を辞職すべきである。

しかしながら、中村喜四郎議員は、本日に至るも何ら反省の意を表しておらず、看過できない事態である。

よって本院は、中村喜四郎議員が速やかに議員の職を辞し、国民に陳謝し、その政治的道義的責任を明らかにするよう勧告する。

これが、本決議案を提出する理由である。

引用元 議員中村喜四郎君の議員辞職勧告に関する決議案(第一五一回国会、決議第四号)

なるほど、中村喜四郎議員は、とんでもない議員ということになる。そして、彼は現在に至るも無罪を主張し、当時の民主党の理屈では「何ら反省をしていない」ことになる。そして、赤松議員らによれば「実刑判決自体が衆議院の名誉を傷つけた」ということになる。

まさか、この中村議員と新政党を結成し、あまつさえ最高顧問を打診するようなことを同じ人たちがするわけがないと思うのが素朴な感想だ。

しかし、そんな大義も一貫性も理念もない野合を平気でやらかすのが、民主党の皆さんだ。

中村議員を大絶賛し、立民に入党させ、よりにもよって最高顧問を打診!!まさに野合!それとも金権政治が立民の理念?

立憲民主党は、これまで各選挙戦で中村喜四郎議員を選挙戦に動員し、「軍師」として活用してきた。その挙句、枝野代表が直々に面談し、合流新党に参加させたのである。(参考

枝野代表らが、過去の発言を総括したとは聞かない。もし、中村喜四郎議員を入党させるのであれば、赤松議員や菅直人元首相は、中村議員に謝罪し、彼の無罪を訴えるべきである。もしくは正直に前科者でもなんでも選挙に勝ちたいというべきである。

しかし、枝野代表以下は、卑怯にも中村議員の前科はおろか、過去の自分たちの中村議員へのボロクソな発言や態度すらノーコメント出なかったことにしているのだ。これでは選挙に勝ちたいから前科者でもなんでもいいので、「軍師」にしたいとしか思えない。

勝てば何でもよかろうなのだ!前科がないとダメ!が立憲民主党の党是なのだろう。

しかも、立憲民主党執行部は、中村喜四郎議員に対し、同じく金権政治の代名詞の小沢一郎議員とともに、最高顧問を打診したのである。唖然として何も言えない。(参考

さすがに中村議員も小沢議員も最高顧問を固辞したそうだが、枝野代表らの無節操には呆れるしかない。(参考

おまけに、立憲民主党応援団の皆さんも中村議員を絶賛するありさまだ。いつも自民党の汚職容疑の議員に対する態度はどこへ飛んで行ったのか?


要するに、新立憲民主党は腐敗した野合集団でしかないということだ。彼らは正義感ではなく、その時の都合で他者を批判し、自身の権力維持のためには使えるものは何でも使う、腐敗した権力者集団なのだ。

こうした人々から議席を奪還することが求められている。帰ってきた民主党は国会から即刻退場いただきたい。

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