迷走!立憲民主党、当初は「学問の自由の侵害だぁぁぁ!!」と主張していたのに、今は「任命プロセスを説明しろ!」と当初の方針から大後退!!
政府に対して噛みつくことだけは、リニア新幹線やサラマンダーより、ずっと早い野党。しかも、思い付きで批判する為に幾度も迷走する。これはいつものお決まりのパターンだ。本当に学習しない皆さんだ、と言いたくなる。
そしていつものように迷走し、振り上げた拳を下ろすことができず、1日3億円以上とも言われる国会の時間を無駄にしてきたのである。しかも彼らの目的であるはずの政権打倒すらおぼつかない有様。もはや何の意味があるのか不明だ。
その典型例が「花見」だ。新型コロナの脅威に晒されていた3月、「時間があったらコロナ」と言い、花見の質問をしていたのが、福山哲郎幹事長だ。
その彼が今また、学術会議の任命をめぐる騒動で同じ愚を繰り返している。「学問の自由の侵害だぁぁぁ」と騒ぎ始めたと思いきや、いつの間にか、「学問の自由」というパワーワードは消え失せ、今では「任命プロセスが違法だぁぁぁ」と言っているのだ。
当初の福山幹事長、「学問の自由の侵害だぁあああ」と騒ぎまくる!!
日本学術会議の新規会員の任命をめぐり、6人が政府によって任命拒否された。このネタを手にした野党は、菅総理に対して、攻撃するネタができたと舞い上がった。そして、国民に印象に残る強烈なパワーワードを使い、煽動を始めた。そのパワーワードが「学問の自由」だ。
実際に、日本学術会議の件が浮上した直後、立憲民主党の福山哲郎幹事長は、次のように記者団に対して語った。
福山哲郎幹事長は2日、日本学術会議の会員の一部候補の任命を菅総理が見送ったことを受け、記者団からの取材に応じました。
福山幹事長はこの問題について、「学問の自由に対する国家権力の介入であり、到底看過できるものではない」と強調しました。
(略)
さらに福山幹事長は「学問の自由は社会の発展を促し、自由な発展に新たな発見や人類の進歩が生まれる」との考えを示し、「このことにふたをするような菅内閣の行為は、この内閣が極めて閉鎖的で学問の自由に理解がなく、立憲主義に理解がないことを如実に表している。強く抗議をし文書での理由の明確化を求めていきたい」と述べました。
(略)
ご覧の通り、福山幹事長は、声高に「学問の自由」を強調した。しかし、この後、福山幹事長ら野党が想定していなかったことが起こった。
日本学術会議が以前発表した「軍事研究」についての声明をめぐり、北海道大学に対して、事実上の圧力を課していたこと、さらには、日本学術会議の不透明かつ閉鎖的な組織体質・運営が発覚し、野党が叫んでいた「学問の自由の侵害だぁぁぁ」という主張は、フェードアウトすることになった。
しかし、振り上げた拳を下ろすことができない野党が、次に出したのが、任命プロセスだ。
しれっとひっそり主張を変える野党の姑息さ
日本学術会議がどういう組織なのかわかるにつれて、当初の主張ではまずいと思った野党。そんな野党が次に持ち出したのが、任命プロセスだ。
「学問の自由」を強調していた福山幹事長も、10月13日に行った記者会見で、次のように話し、「学問の自由」という言葉は見事なまでに消え失せた。
(略)
まずは、菅総理が105名のリストを見ていないと言われたことで波紋が広がっています。見ていないのに、どうして選任をしたのかと。形式とは言いながら任命権者は総理大臣ですが、見ていないとしたら、その105名のうち6名のものは誰が排除したのか。巷間言われている杉田副長官が排除したのだとしたら、そんな権限は杉田さんにはないはずですし、総理は任命をしなければならない責務があります。
(略)
福山幹事長の会見の一部を抜粋したが、このように福山幹事長は、今では「学問の自由」という言葉は使わず、任命プロセスに焦点を当てている。
菅総理が任命しなければならないのに、杉田官房副長官が絡んでいると言いたげな福山幹事長。しかし、菅総理が1から100まで精査して、自身で仕切るわけではないし、そんな訳が無い。
元大阪府知事の橋下徹氏は、次のように組織としての対応について語った。
(略)
菅首相は、自身が決裁する前に見た会員候補リストが99人だったことを明かし、学術会議が推薦した105人の名簿について「見ていない」と語った。「推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する」という規定に違反するとの声も上がる中、橋下氏は「『組織対応』ということを知らない人が批判すると思う」とコメント。「総理が名簿を全部見て、105人の名簿を見て1個1個審査したら、それだけで総理の仕事が終わってしまう。政府の組織として対応していたら問題ない」と述べた。
(略)
総理と府知事の違いがあるとは言え、組織のトップを務めた橋下氏の説明には説得力がある。確かに、こんなのをいちいち総理が精査していたら何もできない。
150人規模に人数が増えたものの、組織として脆弱な立憲民主党には、「組織対応」というものがわからないのだろう。
ぜひ、「組織対応」について、悪夢の民主党政権の歴代総理には、語って頂きたい。
政府を攻撃できるネタに、即座に反応してしまう立憲民主党をはじめとする野党。ネタに飛びつきとんでもない結末になった永田メール事件の反省はないのか。
ネタに飛びつき、しれっと方針変更。そのような野党が国民に信用されるわけがない。そして何をやっても結果は手詰まり。
野党のみなさん、何一つ成果ないなら、議員辞職という形で責任を取ってください。