複数の名知事らが「民主的コントロールが及ばないのは問題だ!」「人事は任命者が、その責任において適材適所で選ぶ!」と日本学術会議会員任命拒否の総理判断に理解を示す!!
野党や左派メディアは、相変わらず、日本学術会議を新規会員の任命拒否に対する総理判断の件で、批判のための批判を続けている。そんなことより、今後のあるべき学術会議像を提案するのが、国民の為であろう。
そのような中、現職知事、そして元知事から、政府の任命拒否決断に対して、理解を示す声が上がり始めた。それもいずれも実績豊かな人々からだ。
山梨と宮城県の現職の知事たちから上がる、菅政権の決断への理解!!
野党と左派メディアは、自身の主張を補強するために、自身にとって都合のよい人物から話を聞きだしている。
その最たる例が、広渡清吾元会長や前川喜平氏、そして松宮孝明教授を筆頭とする拒否された当事者のうち3人だ。
これらの人たちからの意見聴取が、公平な意見とでも思っているのか。これらの偏った意見聴取を報道していれば、視聴者は菅政権に対して悪印象しか抱かない。
任命に対して、批判しかない中、現職知事らが声を上げ、菅政権に対して理解を示した。
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長崎氏は「公務員の選定は(憲法上)国民固有の権利。特別職国家公務員である会員の選任が、民主的コントロールの及ばない範囲で継続して行われるのはいかがなものかと思う」と指摘した。
民主的コントロールについて「国会によって選ばれた首相、内閣が制御するのはあり得るべきだ。今までが間違っていた」との見解を示した。
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山梨県の長崎幸太郎知事は、野党や左派メディアが、触れることがない「民主的コントロール」に言及し、菅内閣の決断に理解を示した。
理解を示したのは、山梨県知事だけではない、宮城県の村井嘉浩知事は、持論を展開し理解を示した。
日本学術会議の会員任命拒否問題を巡り、村井嘉浩宮城県知事は19日、「人事は任命者が適任だと思う人を選ぶ」と述べ、菅義偉首相の任命拒否について「やむを得ない」と持論を展開した。
同日の定例記者会見で、村井知事は「人事は任命者が、その責任において適材適所で選ぶ」と説明。「恣意(しい)的」との批判もある菅首相の判断は、あり得る考えだとした。
来春の人事構想を練っている最中だという村井知事。人材配置の難しさをにじませつつ「なぜ選ばれなかったのかを、選ばれなかった側が言っても仕方がないように思う」とも語った。
人事を行うことの難しさを経験している2人の知事の発言には、人事を行ったことがない野党の発言とは違い、説得力がある。
さらに野党からの批判に対して、大阪府知事・大阪市長を歴任した橋下徹氏も言及した。
元大阪府知事の橋下徹氏「政府の組織として対応していたら問題ない」
大阪を大改革しようとしていた橋下氏。橋下氏は、大阪府知事、そして大阪市長を歴任し、数多くの人事を経験してきた。その橋下氏は、日本学術会議の会員任命について、菅政権を批判する野党の唯一の論拠を一刀両断した。
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菅首相は、自身が決裁する前に見た会員候補リストが99人だったことを明かし、学術会議が推薦した105人の名簿について「見ていない」と語った。「推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する」という規定に違反するとの声も上がる中、橋下氏は「『組織対応』ということを知らない人が批判すると思う」とコメント。「総理が名簿を全部見て、105人の名簿を見て1個1個審査したら、それだけで総理の仕事が終わってしまう。政府の組織として対応していたら問題ない」と述べた。
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橋下氏が主張する「組織対応」。ド正論としか言いようがない。菅総理が1から100まで対応していたら、24時間では足りなくなる。
野党、そして左派メディアは、橋下氏のド正論に対して、どのような反論をするのか。
現職・元職の知事が声上げ始めた日本学術会議の会員任命。今回の件は、政府の一機関に対して民主的コントロールを及ぼすという極当たり前の行政活動だ。それを、「学問の自由」といったものを持ち出し、騒ぎ立てる野党、それを報じる左派メディア。
絶望するしかない。
民主的コントロールを否定していた野党、そして左派メディアの猛省を強く望む。