茶番!菅総理との会談では「未来志向」と語った梶田会長。その後、左派の批判を気にしたのか、今度は井上科技担当相に直談判! → 井上担当相「自分は任命権者ではない」と正論で相手にせず!! → 面談後の梶田会長「未来志向!」
臨時国会が始まり、菅総理がカーボンニュートラルの実現等、目指す国家像を改めて、所信表明演説で述べた。菅総理が誕生し、初めての国会論戦が始まるわけだが、野党はというと相変わらず、政策論争をする気がないようだ。
日本学術会議の会員任命問題で、国会閉会中も政府を批判していた野党。政府批判のみが自身の仕事と思っている人達だけのことはあって、自身の意に反する行動をした者にも手厳しい。
野党の洗礼を受けたのは日本学術会議の現会長、梶田隆章氏だ。梶田会長は、菅総理との会談で「未来志向」と極当然のことを語っただけで、左派から批判を受けた(参考)。
その批判を気にしてか、梶田会長は、井上科学技術担当相との会談で、会員任命を議題にしようと画策したが、井上担当相に一蹴され、結局、菅総理との会談の時と同様に、「未来志向」の会談になった。
梶田会長、「任命問題の速やかな解決を」。井上担当相「自分は任命権者ではない」
菅総理と会談した梶田会長の姿は、誰の目に見ても「完敗」と映ったはずだ。しかし、梶田会長は、井上科学技術担当相との会談で、内部から突き上げられたのか、任命問題の解決を求めた。
この梶田会長からの主張に対して、井上担当相は、冷静にド正論で一蹴した。
井上科学技術担当大臣は、日本学術会議の梶田会長と会談しました。梶田会長は、これからの学術会議の在り方をめぐって年内に報告書を提出する考えを示しました。
会談で梶田会長は6人の任命が見送られた問題の速やかな解決を求めましたが、井上大臣は“自分は任命権者ではないので、この場では学術会議の在り方について検討していきたい”などと応じたということです。会談後、梶田会長は外部機関の評価なども踏まえて、学術会議の提言機能や情報発信力などの検討を進めていく考えを示し、年末をメドに報告すると井上大臣に伝えたことを明らかにしました。
(略)
井上担当相は、「自分は任命権者ではない」とド正論だ。梶田会長は、任命権者ではない人物に、任命問題の解決を求めるという珍行動にでたのだ。しかも、任命権者である菅総理に面談した後にだ。
梶田会長は、2015年にノーベル物理学賞を受賞した聡明な研究者だ。このような珍行動に出たのは、内部からの圧力があったのではないか?
結局会談は、菅総理との会談時と同様に、未来志向の話に終始した。
井上担当相と梶田会長との会談、結局「未来志向」の会談に
任命問題の解決を求めた梶田会長の主張を、ド正論で一蹴した井上担当相。その後の会談では、日本学術会議の在り方について話し合いが行われるなど、未来志向の会談になった。これは本当に良いことだった。
つまり、菅総理・梶田会長会談の時と同様に、左派が最も嫌う展開になったのだ。
日本学術会議を所管する井上科学技術担当大臣と学術会議の梶田会長が面会し、井上大臣が、未来志向で今後の学術会議の在り方を検討したいと伝えたのに対し、梶田会長は、学術会議の提言機能などを検討し、年末をめどに報告する考えを示しました。
2人の面会は、23日午前、東京 千代田区の合同庁舎で行われました。
井上大臣は「学術会議が、国の予算を投じる機関として、本来発揮すべき役割をより適切に果たし、国民に理解される存在であるべきだ」と指摘しました。
(中略)
会談のあと日本学術会議の梶田会長は、記者団に学術会議の在り方について、「今後、外部評価委員会による評価などを踏まえて、提言機能や情報発信力、国際活動などを検討すべきだという話をして、年末をメドに状況を報告したいと説明した。他のメンバーと相談し、未来志向でしっかりと検討していきたい」と述べました。
そして、注目すべきポイントは、菅総理との会談で使われた「未来志向」という言葉が、井上担当相との会談でも使われ、梶田会長の口から出たことだ。
井上担当相と会談した梶田会長は、年末をめどに学術会議の在り方について報告したいと述べたことからも、梶田会長も、日本学術会議の在り方について問題があると認識しているようだ。
この梶田会長の発言が、政府批判をしたい野党、そして左派論人から、批判の対象になることは間違いない。梶田会長には、内部、そして左派からの圧力に屈することなく、「未来志向」で日本学術会議の在り方を検討して頂きたい。