正論!東大教授が「⾃らがどういう基準で⾃らの成員を選んでいるについて、具体的に何も説明していない!」と日本学術会議を猛批判!政府に説明を求めるのではなく、自らも説明されては??
菅総理の総理就任後、初めての本格論戦が期待された臨時国会。菅総理が掲げる、デジタル化、行政改革を始めたとした政策、そして新型コロナウイルス対策の議論が深まるものと思われた。
しかし、蓋を開けてみたら、野党のいつも通り、日本学術会議の会員任命問題などのくだらない、国民にとってはどうでも良いテーマで、政府を責め立てている。日本学術会議に関する質疑より、生活に関わる質疑をやって欲しいと思っている国民は多いはずだ。つまり野党は国民の生活には興味がないということだ。本当に嘆かわしい。
そんな中、今回の件を契機に日本学術会議の問題点を多くの学者が大告発を始めているが、東大教授の戸谷友則氏が「日本学術会議は、会員の推薦に対して、どのような基準で行っているのか研究者に対して一切説明をしていない。」と暴露した。
政府に対して、6人の「任命」と「任命拒否の理由」を求めている日本学術会議だが、政府に説明を求める前に、推薦基準について、研究者に説明するほうが先ではないのか。
東京大学教授の戸谷友則氏「毎回何の説明もない」
日本学術会議会員は、特別職国家公務員だ。日本学術会議も会員の推薦について、厳格な審査を行っているはずだ。しかし、その推薦基準がどのようなものなのか多くの国民の知るところにない。
選ばれる研究者は、会員になる推薦基準を、当然知っているものと思いきやそうではないようだ。
東京大学の戸谷友則教授は、産経新聞に対して次のように語っている。
学術会議の新会員は会議内で選考され、政府に推薦される。誰がどのような根拠で推薦されたのか、一介の研究者には毎回何の説明も無い。偉い先生の私的なクラブであればそれもよいが、学術会議は全ての研究者の代表とされ、政府の内部機関として存在し、大学や研究者の行動を制限できるほどの力を持っている。その非民主的に選ばれたごく一部の研究者の団体が、全ての研究者に画一的な価値観を押しつけて、自由を縛ることが許されるだろうか。
戸谷教授曰く、毎回何の説明も研究者にはないというのだ。会員の選出方法が、選挙から推薦に変わったとは言え、「学者の国会」と呼ばれていた組織が、なんら研究者に対して説明をせず、会員を推薦している現状は、独善的だ。
同様の主張は戸田教授だけではない。神戸大学大学院の木村幹教授も述べているのだ。
神戸大学教授の木村幹氏「具体的に何も説明していない!」
日本学術会議の不透明な組織運営は、様々な方面から指摘されている。(参考)
不透明さは、会員の推薦においてはなおのこと。先日は、会員選考委員に全く中立性がないことが明らかになった。
選考委員の中立性が欠如しているためか、推薦基準に関しては完全なブラックボックスとなっている。
神戸大学大学院の木村幹教授は、次のように語っている。
例えばその最たるものを挙げるなら、学術会議の構成員を巡る問題がある。学術会議を巡る状況がこれほど⼤きくなる状況下、「研究者の国会」は⾃らがどういう基準で⾃らの成員を選んでいるについて、具体的に何も説明していないのである。
そして実際、多くの研究者は政府の任命拒否の理由と同様に、この影響力ある組織が、自らの成員をどの様にして推薦し、選んでいるのかについての、基準やメカニズムに関わる情報を欲している。
しかしながら実際には、その情報は何も公開されていない。
日本学術会議は、選考基準について、具体的な説明をしていないどころか、情報すら公開していないというのだ。
日本学術会議の会員は、日本学術会議が、推薦名簿を内閣府に提出し、その名簿に基づいて内閣総理大臣が任命する経過をたどる。
その名簿に載る、推薦基準が、研究者たちで共有されていないのは異常事態だ。
日本学術会議は、政府に対して「任命拒否理由」の説明を求めているが、日本学術会議は選考基準について、何一つとして研究者に対して説明をしていない。なんとも滑稽な構図だ。
菅政権には、この稀代の不透明な組織、日本学術会議を徹底に改革していただきたい。