メディア、安倍前総理の重要な説明を報じず!全ては会計責任者の引継ぎミスと東京の事務所と地元の事務所の連携ミスによるものだった!同時に安倍前総理も他人をもう少し疑うべき!
安倍前総理が「桜を見る会」前日の夕食会の費用を補填した問題をめぐり記者会見を開き、潔く反省すべき点を語った。
しかしメディアはまたしても、安倍総理の主張した論点や説明の重要な点を全く報じなかったのである。批判するにせよ、否定するにせよ、まずは安倍前総理の説明を紹介するべきなのに、一方的な決めつけや罵倒ばかりメディアはやっているのだ。
そこで、今回はメディアが報じなかった安倍前総理の説明を整理して紹介しよう。それによれば、全ては会計責任者の引継ぎミスと東京の事務所と地元の事務所の連携ミスによるものだったのである。同時に、安倍前総理も部下を疑うと言うことをした方が良いことも明らかになったのである。
安倍総理、率直にメディアも含む全国民、野党議員も含めた全議員に対し謝罪!!
本論に入る前にまず特筆すべきは、安倍前総理が率直に、それもあんなにボロクソに言いたい放題してきた野党議員やメディアも含めた全国民に謝罪したことである。安倍総理の器の大きさがよく分かる。
このような事態を招いてしまったことに対し、当時の行政府の長として、また政治資金については本来、率先して襟を正さなければいけない自民党の総裁として、そして何より国民を代表する一国会議員として、国民の皆さまに、そして野党全ての国会議員の皆さまに対し、深く深くおわび申し上げたいと思います。
(中略)
国会においても、事実関係を説明し、答弁を正し、おわび申し上げなければならないと考えています。
今般の事態を招いた私の政治責任は極めて重いと自覚しており、真摯(しんし)に受け止めております。国民からの信頼を回復するためにあらゆる努力を行っていきたいと考えています。
(中略)
そして、深い反省の上に立って、国民の皆さまに本当の意味で信頼され、そして政治家として、国家、国民の期待に心に応えることができるよう、初心に立ち返って、研鑽(けんさん)を重ね、その責任を果たしてまいりたいと考えております。
改めまして国民の皆さまに、そして全ての国会議員の皆さまに深くおわび申し上げます。
安倍前総理は、国民、そして野党議員を含むとわざわざ述べて全議員に潔く謝罪したのである。
過去に同様の問題を起こした議員は、鳩山元首相に小沢一郎議員とあまた多いがここまで謙虚に率直にお詫びし、しかも国会での説明や自身の管理見直しまでやると断言した政治家がいただろうか?
そして安倍前総理は今回の問題がなぜ起きたのかについて、説得力のある説明を行ったのである。
メディア、安倍前総理の重要な説明を報じず!全ては会計責任者の引継ぎミスと東京の事務所と地元の事務所の連携ミスによるものだった!
安倍前総理の説明を整理しよう。
少し説明がわかりにくいので政治知新が整理すると、前夜祭の会計やホテルとのやり取りや支払いや政治資金収支報告書の原文作成は東京事務所の秘書が行っていた。しかし政治資金収支報告書の最終的な責任者は地元秘書だった。
ここで、東京事務所の歴代の秘書が、預かっていた安倍前総理の私用に支出すべきお金から不足を立て替えてしまったが、地元秘書はそれを把握しておらず記載しない報告書が出来上がったというのである。
また安倍前総理は私的な食費、会合費、交通費、宿泊費の支払いや管理も含めて、あらかじめ私費を預けた上で秘書に丸投げしていたが、ここが立て替えの原資になってしまったのである。
そして、この処理に対し安倍前総理は、「前日の夕食会の運営、設定等については総理大臣としての職務に専念をしているので、これには全くかかわっておりませんでした。父親からの代から長年ずっと私の事務所の運用、運営、あるいは選挙も含めて、間違いがなかった責任者に任せていた」と言う趣旨を発言しているように関与していなかったのである。
これはトランプ大統領、プーチン大統領、習近平、そして大企業のオーナー経営者がパーティーの細かな管理をしているとは思えないこと、そもそも安倍前総理と言う現職の総理が買収する動機があるとは思えないことからも真実であろう。
ただ、安倍前総理にもご自身も指摘されていたが、反省すべき点はある。私費の処理まで政治事務所の秘書に任せてしまったことや、何よりも部下を全く疑わない点である。確かに安倍前総理の器が大きく、度量の大きい人物なのは確かだが、これは鷹揚過ぎであろう。
ご自身が述べていたように、きっちり事務所の管理を今後はしていただきたい。
しかしながら、このことは安倍前総理が意図的に虚偽答弁をしたものでもないし、買収をしようとしたものでもないことがよくわかる。安倍前総理の管理能力を批判するならばともかく、野党や一部メディアの批判が全くの的外れだとよくわかると言うものだ。
このように幽霊の正体見たり枯れ尾花でしかなかったのが、桜騒動の結末だ。たかが一つのパーティーの会場費を大会社の社長や大統領が会場費のチェックをいちいちしていると思っている方がおかしい。
コロナ禍の今、もっと重要な国政課題はある。