珍説!坂上忍氏が「(菅総理の特措法改正案に対し)これ野党出してた。飲んでいれば、既に成立している話」と主張 → バラマキだけの野党案と飴&鞭の与党案の違いわかっていますか?野党が会期末に出したことは無視なの??
感染症も政治もわからぬ芸人でしかないのに、偉そうな珍説をテレビで繰り返す坂上忍氏。
その坂上忍氏は、菅政権が策定中の特措法改正案に対し、「野党が出していた案を飲んでいれば既に成立していた!」などと年末に恐ろしい珍説を述べていたのである。
しかし坂上氏にとっては残念なことに、バラマキだけの大雑把な野党案と、ちゃんと飴と鞭を織り込んだ政府案では似て非なるものなのである。しかもその野党案ですら学術会議だなんだと騒ぎまくった挙句の国会会期末に出したものだったのである。
こうしたことを無視して一方的に与党叩きを行うのが、過去に飲酒運転の挙句にパトカーと20分間も大カーチェイスを展開し、逮捕されたご経験をお持ちの坂上忍氏なのである。
珍説!坂上忍氏が「(菅総理の特措法改正案に対し)これ野党出してた。飲んでいれば、既に成立している話」と主張
昨年のクリスマスに放送された、フジテレビ「バイキング」で坂上忍氏は、一方的に政府与党を批判し、野党を持ち上げた。しかも事実に反する前提で物を言っていたのだ。
首相は改正案について「時間短縮の規制、罰則、給付金、そうしたものをセットで必要ではないかと私自身は思っている」と述べ、営業時間短縮・休業の要請に応じない店舗への罰則の創設に前向きな考えも示した。
スタジオでMCの坂上忍は、菅首相が明かした「罰則と給付金がセットで必要」との方針に「これさ、野党出してたでしょ?」と政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏に尋ねた。
これに鈴木氏は「野党出しました」とうなずくと坂上は「別に自分の言っていることなじゃくて、野党の(案を)飲んでいれば、この間の国会で成立している話じゃん」と指摘していた。
まるで政府与党が会期末に野党が出した特措法案を今頃になって検討しているかのように主張する坂上氏。だが、これが恐るべき間違いだらけの発言だ。
坂上さん、バラマキだけの野党案と飴&鞭の与党案の違いわかっていますか??
まず菅総理が提出をしようとしている「罰則と給付金がセット」の特措法案と、野党が昨年の会期末に滑り込み提出した特措法案は根本的に異なるものなのである。
まず立憲民主党らが昨年の国会末に提出した改正案は以下の内容である。
一目瞭然だが立憲民主党らの案は、どう贔屓目に見ても感染防止に役立っていない各都道府県の知事の権限を強化し、しかも財源も考えずに自治体の借金を使って給付金をばらまけと言うのである。
しかも要請に応じなかった場合の罰則は皆無。こんなのは要請に応じた損害よりも給付金の額が下回れば、全く効果がないのは明らかだ。そしてどう考えても休業による損害を給付金が上回るとは思えない。実際、小池知事の時短要請に応じた事業者も国民も少なく、どう考えても春先からの各種要請に事業者や国民がウンザリしているとしか思えない。
そこで菅総理と政府与党は、休業や営業時間短縮の要請に応じれば給付金、応じない事業者には罰則という案を出そうとしているのだ。
この時点で坂上氏が事実に反する主張をしているのは明らかだ。
「罰則と給付金がセットで必要」との方針に「これさ、野党出してたでしょ?」という坂上氏の主張のは、まったくのデタラメなのだ!!
坂上さん、野党が会期末に出したことは無視なの??
しかも坂上氏は野党が先の国会の冒頭でさんざん日本学術会議だの何だので時間を浪費した挙句、国会末になってアリバイ作りのように俄作りの珍法案を出したことを無視している。
【11/2~6 予算委員会の各政党の主な質問】
自:コロナ(65分/19%)
公:コロナ(57分/37%)
立:学術会議(6時間32分/50%)
共:学術会議(2時間6分/75%)
維:行政改革(38分/36%)
国:コロナ(65分/39%) pic.twitter.com/6m9btbM0ah— Dappi (@dappi2019) November 18, 2020
坂上氏は、コロナ禍をほとんど無視しているかのように、6人の学者の名誉職への就活問題でしかない日本学術会議で時間を浪費し、会期末に慌てて粗末な法案を出した野党をこそ批判するべきである。
政府与党を批判するのであれば、その点も批判しなければおかしい。
このように昨年も最初から最後までメディアは不公平で不公正な存在であり、世の中の混乱と不満を煽るだけのトンデモな存在であることを坂上氏は年末に図らずも明らかにしてくれたのである。
こういうタレントに社会問題を語らせる恥ずかしい悪癖を我国から一掃すべきだ。