静岡新聞が「JRの非公表資料」を一面に取り扱う!県がリーク? → 川勝知事、資料の存在と「非公表資料」だったことを知らなかったように憤る!→ 実は知ってた!記憶喪失ですか?
国家的プロジェクトとも言っていい、リニア中央新幹線。そして中国が我国を追い越そうとしているのがリニア技術でもある。
この我国のリニアプロジェクト反対の旗振り役が、静岡の川勝平太知事だと認識している国民も多いはずだ。
これまでも川勝知事とJR東海は何度も衝突してきたが、静岡県庁が「非公開資料」を勝手に公開し、両者の信頼関係を壊していたのだ。
なりふり構わない川勝知事一派の姿勢は、県トップ、川勝知事が心酔する中国の習近平と通じるものがある。
「非公表資料」なのに静岡新聞が情報入手?
ことの発端は、昨年の静岡新聞9月10日「大井川直下『大量湧水の懸念』JRの非公表資料に明記」という記事だ。
タイトルにあるような「JRの非公表資料」を、なぜ静岡新聞が入手できたかである。
しかし、問題は「非公表資料」を誰が静岡新聞にリークしたかだ。この資料は第三者に譲渡・提供はしないという条件でJR東海が県に貸し出したものだ。
事の経緯は2020年10月2日付記事(静岡リニア「JR非公表資料」リークしたのは誰だ)で詳細に説明しているが、筆者が改めて「非公表資料」を誰がリークしたか県に問い合わせたところ、難波喬司副知事は「全面公開されていたから、新聞報道されることは何ら問題ない」という見解を明らかにした。非公表資料のはずが、全面公開された資料にすりかわってしまった。
記事にあるように、川勝知事の手先である静岡県庁が勝手に非公開資料を公開資料にしてしまったのだ。ありえない話である。
資料を貸し出す際、借用書を作成し、第三者への提供等の3つの条件が課せられていたにも関わらずだ。(参考)
静岡県庁の資料管理の杜撰さが垣間見れる大問題だ。
ありえない杜撰さ!「非公表資料」を新聞社も出入りする会議で、堂々とホワイトボードに掲載?
非公開資料が川勝知事の御用新聞である静岡新聞に渡ったことも大問題だが、静岡県庁の呆れる管理実態が浮き彫りになった。
難波副知事が10月30日に「新聞報道により掲載された資料の公開についての県の見解」という文書を公表した。
副知事の文書によれば、「本資料は2018年11月21日に全面公開で開催された県の会議で誰もが見えることができる状態で、ホワイトボートに掲載された。全面公開の会議の場で一時的に公開された資料であることから、この資料が報道されることに何ら問題はない」との見解が示された。
この説明は新聞掲載はホワイトボードの資料を写真撮影したことを示唆しており、県関係者からリークしたものではないと受け取れる。
つまり、報道陣も出入りする会議で、非公開資料を堂々とホワイトボードに貼り付け、撮ってくださいと言わんばかりの状態だったことになる。そして、「静岡新聞が勝手に写真撮影したものだから県関係者がリークしたものではない」というのが見解らしい。
開いた口が塞がらないとはこのことだ。
記憶喪失?川勝知事、知っているはずの情報を知らなかったかのように振舞う!
こういった静岡県庁が壊したJRとの信頼関係だが、その最高責任者の川勝知事はJRとの信頼関係を壊したことについて、反省の弁を述べるのかと思いきや、まさかの開き直りだ。
静岡県 川勝平太知事:「リニア関係のものはすべからく見ております。ですから、こうした事実があったのかと、資料があったのかということを知って驚いた。それを隠していたのかというように取れますね。ですから非常に不愉快で…」
川勝知事は、まるでこの資料の存在と「非公開資料」だったことを知らなかったかのような発言だ。
借用書を交わしたにもかかわらず、約束事を破った県庁を叱責するのではなく、自分は知らぬ存ぜぬを通そうとする姿勢に、責任感の欠片も感じられない。それどころか、JRを悪者に仕立てるような印象操作も行っているのだから、呆れるばかりだ。
「非常に不愉快で」と語った川勝知事。JRを含め、多くの静岡県民が、川勝知事の横柄な態度を「非常に不愉快」と思っているに違いない。