名演説！岸田前政調会長が相次ぐ与党議員の会食に怒りの喝！そして、国民が年度末を越えるための経済対策が必要と大強調！！そして菅総理を全面支援しようと自派のオンライン会議で呼び掛け！
年明け以降の岸田文雄前政調会長の行動が神がかってきた。岸田前政調会長と言えば、昨年の給付金の際には気迫と調整力不足を感じさせることもあったが、どうやらそのイメージは間違いだったようだ。もしくは挽回する努力をされたのか？いずれにしても今の岸田氏は随分と変わられたようだ。
それでは、頼もしい彼の２月４日の宏池会における演説を紹介しよう。
岸田前政調会長、オンライン会議で菅総理の緊急事態宣言を全面支持！感染症対策なくして、景気回復も五輪もないと発言！！
岸田氏は以下の発言から派閥での挨拶を始めた。
皆さんこんにちは。
今週も宏池会例会のオンラインでの開催にご協力をいただきまして本当に有難うございます。
緊急事態宣言の延長が確定致しました。
総理の方からは、感染者の減少傾向を確かなものにするためという言葉や、今一度国民の皆さんにご協力をお願いしたいという言葉があり、こうした説明があったわけです。今回の総理の判断につきましては、全面的に支持をしたいと思います。
感染症対策、手を緩めることなくしっかりと続けることによって、必ずやこの先に経済の復活、そしてオリンピックも見えてくるということだと思います。
まずきちんと派閥の集まりをオンラインで開催し、ライバルであったにも関わらず、菅総理の判断を全面的に肯定し、全力で支援するとした点は賞賛されるべきであろう。最近まで後ろから撃つと批判されたどこかの方とは大違いだ。
そして岸田氏が、感染症対策にまず全力を尽くすことで、その先に景気回復と五輪が見えてくると言う指摘は自民党内でもっとも真っ当な見識だ。まず五輪、まず景気回復であるかのような意見をメディアに話す向きもあるが、安倍前総理に菅総理、そして岸田氏が指摘するように、まずは感染症対策が最優先なのである。
そしてそれが景気回復と五輪への最短ルートなのである。急がば回れと言う訳だ。
岸田前政調会長、今こそ国民が年度末を越えるための経済対策をやるべき！！林芳正氏に期待大と指摘！！
続いて岸田氏は、今こそ経済対策が必要であり、その具体策を派閥内でも経済通の林芳正参議院議員に策定を命じた。
しかしそれだからこそ、年度末を前にしまして、しっかりとした経済対策を用意しておかなければならないのではないかと思います。
感染症対策を引き続き続けるというのならば、分野ですとか、あるいは地域をさらに深堀をし、そして生活や事業や雇用を守っていく、年度末を越えるための経済対策が必要なのではないかと強く思います。
これにつきましては、先週申し上げた通りですので今週は繰り返しませんが、ぜひ林座長の党経済戦略本部でも引き続きしっかりと検討していただきたいと思っています。
年度末を越えるための経済対策、これが全てだ。岸田氏が先日もテレビで述べていたように、今の補正予算は緊急事態宣言を前提としていない。だからこそ、この年度末を多くの国民が乗り越えるためにも、景気対策が必要なのである。
そして、その具体策を経済通の林芳正参議院議員に策定するように命じたのである。
岸田前政調会長が相次ぐ与党議員の会食に怒りの喝！！
岸田氏は最後に、相次ぐ与党議員の会食の不祥事に静かな怒りを向け、率直に反省も述べられた。
いずれにしましても、国民の皆様方、そして事業者の皆様方、そして医療福祉関係者の皆様方に、さらに大変なご努力をお願いすることになります。
その中で、政治の側からこうした国民の皆さんが力を合わせ、心を合わせ頑張ろうという雰囲気に、この冷や水を浴びせるような行動が出たということについては、誠に残念なことだと思います。
今一度私たちは気持ちを引き締めなければなりません。
今、これほどまでに国民に寄り添った、政治家がいるだろうか。素朴で迫力不足が何となく頼りなさを醸し出していたが、裏返せば非常に誠実な次期首相候補であると言うことだ。どこぞの緊急事態宣言中にフグを集団で食べに行った人間とは違う。国民に寄り添い、そして菅政権を支える岸田氏に今後も要注目だ。
岸田氏はこれまで無難な発信が相次いでいたが、自信をもって自分の中身をもっと打ち出していただきたい。こんなにも素晴らしい政治家であることに少し感動させられた。コロナのような時はこうした人物こそ必要なのかもしれない。