我儘な子供!メディア「森を解任しろ!」→菅総理「権限がない」→森会長「皆に迷惑はかけられないので辞任する!川淵さん頼んだぞ!」→メディア「川淵はネトウヨ!」→菅総理「(仕方ない。根回しよう)」→メディア「不当介入だ!」
GoToトラベルでもそうだったが、メディアが我儘な子供と化している。すでに国民に百害あって一理なしの状況だ。そしてこうした悪質なメディアにあいも変わらず振り回される我々国民にも残念でならない。
菅総理に権限がないのに、公益財団法人東京五輪組織委員会の森会長をクビにしろと騒ぎ、それを見かねた森会長が辞職し、川淵三郎氏を後任に提案したところ、今度はネトウヨだの老人だのと思想や属性でメディアは差別した。
しかも海外にまでが国内メディアの影響で川淵氏を極右の差別主義者であるかのように広まり始めてしまった。
東京五輪がこのままでは潰れると危惧した菅総理は、川淵氏以外に出来ないかと“相談”を持ち掛けた。そうすると、今度は玉川徹氏らが不当な政治介入だと騒ぐ。
まるで我儘な子供のようなメディアは、一体何がしたいのか。
今回の件で、一貫した立場なのは二宮清純氏ぐらいで、メディアは批判するなら二宮氏を見習うべきであろう。
「森を解任しろ!」と言う世論を煽りまくったメディア!!
メディアは森会長の発言を曲解した上に総攻撃し、菅総理に解任を求める世論を煽った。
森会長の辞任を促すよう政府に求める方針で一致 野党 #nhk_news https://t.co/NpV8Nc1AVr
— NHKニュース (@nhk_news) February 10, 2021
例えばNHKはこういう報道をした。まず指摘すべきは菅総理には学術会議と異なり、解任権がないことなのにしない。森会長は学術会議と違い、国家公務員ではない。あくまでも民間の公益財団法人である。
他のメディアも煽りまくった。
あんなに学術会議の時は正当な介入を不当介入だと騒いだのに、今度は不当介入を煽るのである。わけがわからない。
菅総理「権限がない」→森会長「皆に迷惑はかけられないので辞任する!川淵さん頼んだぞ!」→メディア「川淵はネトウヨ!」
こうした中、菅総理も東京五輪も潰れてしまい、これまで協力してくれた人々やアスリート、そして国民に迷惑を考えると考えた、森会長は一人で泥をかぶることを決意し、辞職するとした。
東京五輪を実現するために、各種競技団体やスポンサーや各国の錯綜する複雑な利害を調整することに対し、森会長は川淵氏を希望した。これを“後継指名”などと煽る向きもあるが、あくまでも命令ではなく、希望しただけである。
しかし今度は川淵氏がHanadaや日本国記を読んでいるだけでメディア関係者が大騒ぎで、ボロクソに叩いた。
待って、森会長の辞任の後、後任は川淵三郎氏で調整…?月刊Hanadaの愛読を公言し、我那覇選手をドーピング冤罪事件で苦しめた、あの川淵氏…?https://t.co/zhukLSZYX6
— 安田菜津紀 Dialogue for People (@NatsukiYasuda) February 11, 2021
森会長の後任か、といわれる川淵三郎氏。
月刊Hanadaの愛読者だそうですが
近隣諸国の人たちへの差別とヘイトに満ちた
この雑誌の掲載記事を
どんな思いで読んでるんでしょうか? https://t.co/EpC3e4YXdT— 東京新聞労働組合 (@danketsu_rentai) February 11, 2021
川淵氏……うーーーーむ。。。これは。。。
→ 百田尚樹「日本国紀」絶賛、「月刊hanada」愛読、体罰肯定などなど、五輪組織委次期会長に「内定」した川淵三郎氏のツイートをご覧くださいhttps://t.co/KKPmWCDmIQ— 伊丹和弘@マリサポ兼記者 (@itami_k) February 11, 2021
別にリテラだろうが、月刊日本だろうが、ムーだろうが、WiLLだろうが、世界だろうが、週刊金曜日だろうが、何を読むのは本人の自由である。
こんなことを言い出したら、誰も公職に付けない。
「月刊Hanada」のある記事が面白いとツイートしただけで、「川淵三郎は嫌韓レイシストの差別主義者」というレッテルは、いくら何でも常軌を逸している。
その結果、親日派のアメリカ人まで極右の次期会長候補と批判しだした。
Here's Kawabuchi Saburo, Mori's choice to succeed him, sharing his taste in right-wing magazines. https://t.co/D61q7H2SBg
— Tobias Harris (@observingjapan) February 11, 2021
菅総理「(仕方ない。根回しよう)」→メディア「不当介入だ!」→何がしたいの??
菅総理は菅総理で五輪中止となれば、我国経済が大惨事になることは目に見えている。そこで、菅総理は“人事介入”にならない範囲で要望を伝えたのである。
森喜朗氏・東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会長の進退問題に積極的に関与してこなかった菅政権が、新たな会長人事に“介入”するような動きを見せ始めた。
森氏が11日に辞意を固め、自身に近い川淵三郎氏を後継指名したと報じられると、SNS上で批判が拡大。
約20年前、森氏の首相就任時にも起きた「密室裁定」の再来に加え、森氏に近い人物がトップでは「院政」にもつながりかねず、大会開催に向けた国民の支持獲得や、機運醸成に水を差しかねないと判断した官邸の危機感があるようだ。
これはギリギリ合法である。実は菅総理は組織委員会顧問会議の最高顧問議長であり、定款38条には、顧問会議には法人の運営に関し助言する事が出来るとあり、顧問会議議長として運営に対し“助言”自体は出来るのである。
しかし問題なのはメディア側がこれに対し、ダンマリだったり、批判したりしていることだ。
ダンマリしている人々はこれまで散々不当介入だと言っていたのにおかしい。
また、玉川徹氏らのように「官邸は森さんではダメで、川淵さんだったら介入できるんだ」などと批判する人間もおかしい。(参考) 一体どうすればいいのか。何をやっても批判したいだけとしか思えない。
まともなのは二宮清純氏ぐらいだ!!メディア関係者は見習うべし!!
そんな中、スポーツジャーナリストの二宮清純氏だけが、唯一まともな批判をしている。彼は2月12日の日本テレビ「news every.」に出演し、以下のような批判をした。
二宮氏は、「公益財団法人に対して、政府が政治が簡単に口を出していいものだろうか?実際、菅首相は介入しないとおっしゃってましたよね?このへんの中途半端さ加減が非常に気になる点」と、政府がいち公益財団法人の人事に介入してきた点を問題視した。
(中略)
二宮氏は「スピード感を持って決めないと間に合わなくなってしまう。そういった意味合いにおいても、透明感とスピード感を実行してもらいたい」とも語った。
二宮氏は当初から森会長の解任を菅総理が行うべきではないとの立場を継続し、その上で批判している。また、彼の視点は五輪を実施するにはどうすればよいかという視点で一貫している。
なのに他のメディアはその場その場で批判し、五輪が中止になろうがどうでもよく、中には公然と中止を主張する人物までいる。
二宮氏を見習うべきであろう。
そして我々自身がもう少し賢くなって、こうしたつまらないメディアの連中に振り回されないようにしなければならない。でないと最終的に損をするのは我々国民である。