菅政権、薬価改定を2年に1度から毎年の実施へと大改革!!「非効率や不公平は、正していきます」と語った所信表明演説での約束を守る!!
参議院で審議されている来年度予算案。新型コロナとの闘いもあり、一般会計の総額は106兆6097億円に上り、過去最大の予算規模だ。
歳出が大幅に膨らんだのは、社会保障費。今年度と比較しても、1507億円増加し、過去最大の35兆8421億円を計上している。
高齢化等、様々の要因があるにせよ、伸び続ける社会保障費。改革を掲げる菅総理は、社会保障費について、大改革を実施した。
それが薬価改定だ。従来、薬価改定は2年に1度改定されてきたが、毎年改定をと言う大改革を断行したのだ。
3月5日に告示された薬価改定では、4300億円の医療費削減が見込まれている。将来を見据え、大改革を断行した菅総理。このような大改革をできるのは菅総理をおいて他にはいない。
所信表明演説でも語れていた菅総理の強い決意!!
毎年薬価改定が実行できた背景には、菅総理の強い意志があったからだ。総理就任後に行われた所信表明演説で、菅総理は、自身の看板政策と並んで、次のように発言していた。
人生百年時代を迎え、予防や健康づくりを通じて健康寿命を延ばす取組を進めるとともに、介護人材の確保や介護現場の生産性向上を進めます。
一方で、各制度の非効率や不公平は、正していきます。毎年薬価改定の実現に取り組むとともに、デジタル化による利便性の向上のため、オンライン診療の恒久化を推進します。
二〇二二年には、いわゆる団塊の世代が七十五歳以上の高齢者となります。これまでの方針に基づいて、高齢者医療の見直しを進めます。
全ての世代の方々が安心できる社会保障制度を構築し、次の世代に引き継いでまいります。
この国に住む人々にとって、持続可能な社会保障制度の構築は喫緊の課題だ。菅総理は、その構築に向けて、非効率、不公平を是正していくと高らかに宣言していた。
この菅総理の強い決意を受けて、実現したのが、毎年薬価改定だ。
抵抗も排して実現させた毎年薬価改定!!!
改革を実施する際、既存の団体から猛反発を食らうことは、容易に想像できる。菅総理の決意表明によって、次のような報道もあった。
「毎年薬価改定の実現に取り組むとともに、デジタル化による利便性の向上のためオンライン診療の恒久化を推進する」―。10月26日召集の臨時国会の所信表明演説に臨んだ菅義偉首相は、こう強調した。日薬連、製薬協はこの臨時国会に照準を合わせて、毎年薬価改定(薬価中間年改定)の実施阻止に向けた活動の準備を進めていただけに、首相の決意表明の前に出鼻を挫かれた格好だ。
このような抵抗を排して実現させた毎年薬価改定。薬価改定については、次のようなグラフがある。
このグラフは薬価改定率の推移を反映したものだが、薬価改定は、長年に渡って2年おきに行われてきたのだ。
これを毎年改定に変更することは、大改革以外の何ものでもない。そして今回の改定では4300億円の削減が見込まれている。
厚生労働省は3月5日、今年4月1日に行う2021年度薬価改定を官報告示しました。改定の対象は、昨年9月取引分を対象に行われた薬価調査で乖離率が平均(8.0%)の0.625倍にあたる5.0%を超えた品目で、薬価収載されている全医薬品の69%に相当する1万2180品目が対象となりました。
厚生労働省は改定率を明らかにしていませんが、政府は今回の改定で4300億円の医療費削減を見込んでいます。直近の国民医療費は約43.4兆円(18年度)で、これにあてはめると医療費ベースで1%程度の薬価引き下げとなる計算です。
非効率を是正すると言う菅総理の強い決意の下、実施された毎年薬価改定と言う大改革。この大改革によって市場価格を適切に薬価に反映できることが期待される。
今、国民の注目を集めているのは、言わずもがな新型コロナ対策だ。またそれ以外に目を向けても、菅総理の看板政策、デジタル庁の新設や不妊治療への保険適用に注目が集まる。
しかし、菅総理は、それ以外の分野でも、確実に大改革を実現させているのだ。
このような、我国の将来を見据えた大改革は、枝野代表率いる極左政党・立憲民主党には真似すらできない代物だ。
この国の将来をしっかり見据え、それに向かい確実に手を打つ。そのような菅総理には今後も期待しかない。