ハーバード大学・ラムザイヤー教授の論文を批判する批判の根拠は自身の著書を守るため!そしてまさかの「誤読」!?
今年に入ってから、韓国の一部の偏狭な反日主義者らを最も激怒させたのは、ハーバード大学のラムザイヤー教授が執筆した論文だろう。
この論文は韓国が長年に渡って信じてきた従軍慰安婦の虚像を打ち砕くのに十分だったからである。要するに図星だったのである。
当然だが、韓国の一部の人間は自分たちにとっての不都合さを抹殺するために、この論文を弾圧や圧力や誹謗中傷で攻撃してきた。
しかし、その批判には「誤読」の可能性があるとデイリー新潮が報じたのだ。都合の良い意見は、事実かどうかを問わない韓国の一部の連中の姿勢がよくわかる。
ラムザイヤー教授の論文を抹殺しようとしている韓国の一部の反日主義者ども!!
ラムザイヤー教授が発表した論文は、第二次大戦時における慰安婦に関するもの。発表されたのは2月の下旬だ。この論文が発表され、時間は経過したが、慰安婦に言及された韓国の怒りは、まだ続いている。
4月5日には、日中韓の一部の左派団体が、論文の撤回を求める声明を発表している。
声明は韓国の「アジアの平和と歴史教育連帯」、日本の「子どもと教科書全国ネット21」、中国の 「上海師範大学中国『慰安婦』問題研究中心」の3団体が作成し、36団体(韓国17、日本15、中国4)が賛同した。
これら団体は、同日のオンライン記者会見で発表した「ラムザイヤー教授は『人種主義・植民地主義』主張を撤回すべき」と題した共同声明で、「ラムザイヤー教授の論文は、(慰安婦の)強制動員や人権蹂躙(じゅうりん)の事実を証明する多くの証拠・証言を無視している」と批判。同氏の主張は新しいものではないとしながら、「日本軍『慰安婦』は性売買女性であったという分析や主張は、すでにだいぶ前から日本の戦争責任否定論者らが主張してきたことと一致している」と指摘した。
未だに論文の撤回を求めていることには、呆れるばかりだ。学問の自由をこれこそ無視している。
そうまでして論文の撤回を迫るなら、それ相応の論拠があるはずだ。しかし、こうした論文反対派の論拠には疑念があることをデイリー新潮が報じている。
ラムザイヤー論文否定派は誤読していた?!
論争を巻き起こしているラムザイヤー教授の論文。しかし、デイリー新潮が、批判の内容を検討すると文献の誤読の可能性が浮上したのだ。
デイリー新潮によれば論文を批判する人の多くにとって、ラムザイヤー教授の論文が自身の論文や著作にとって不都合になると言う。その代表例は、ラムザイヤー教授の同僚であるハーバード大学の教授だ。
同僚であり、批判の声を上げたゴードン教授には次のような過去があると言うのだ。
かつて日本の外務省が米マグロウヒル社の歴史教科書(アメリカの高校生向け)の慰安婦についての記述の削除を求めたことがあった。このとき、極めて強い反対声明を出したのがゴードン教授である。
その教科書には、次のような記述があった。
「日本軍は14~20歳の女性を、20万人も強制的に徴用し、軍属させ、『慰安所』と呼ぶ軍の売春宿で働かせた」
「日本軍はその活動を隠ぺいするため、多数の慰安婦を虐殺した」
ここで述べているのは、現在では否定されている「慰安婦20万人説」「慰安婦強制連行説」「慰安婦性奴隷説」「朝鮮人慰安婦虐殺説」である。いずれもそれを示す証拠は現在に至るまで提示されていないからだ。アメリカの同盟国である日本の公式見解も、こうした説には根拠がないというものだ。
いわば、曰くつきの人物だ。
このゴードン教授とエッカート教授が、ラムザイヤー教授の論文の批判の急先鋒なのだ。この2人の論拠について、デイリー新潮は次のようにまとめている。
(1)朝鮮人女性あるいは彼女の親が署名した契約書の実物の提示がない。したがって、どんな契約をしたのかわからない。
(2)したがって、女性あるいは親が契約に自発的に同意したのかわからない。おそらく、周旋業者は嘘、あるいは不明瞭な言葉を使って騙したに違いない。だから、自発的同意がないのだからラムザイヤー論文は根底から覆る可能性がある。
2人の教授は、ラムザイヤー教授の論文が、「騙された」ことを考慮していないと言っているのだ。
しかしデイリー新潮がラムザイヤー教授の論文の論文を翻訳すると次のような箇所があるのだ。
前の記事でも書いたように、ラムザイヤー教授は女性や親が騙されたことを把握しているので、女性が騙されることも想定している。もう一度引用しよう。
「朝鮮は日本とは違った問題を抱えていた。それは、職業的周旋業者の一団で、彼らは長年騙しのテクニックを用いてきた。1935年朝鮮の警察の記録では日本人が247人、朝鮮人が2720人検挙された。(中略)1930年代後半に朝鮮の新聞は11人の周旋業者のグループが50人以上の若い女性を売春所に売り飛ばしたと報道した」
ここでは明確に「職業的周旋業者の一団」が騙しのテクニックを用いてきたと書いている。だから、そもそも彼らの思い込みは間違っているのだ。
つまりデイリー新潮の報道が本当ならば、ラムザイヤー教授の論文を批判している連中は、赤っ恥以外の何物でもないのだ。
さらには驚愕的なことに、「教授」ありながら、批判論者は専門用語の理解に欠けているのだ。
「慰安婦」の契約を示す文書だと言いながら、実際は「酌婦」(bar maid)に関する文書を註にあげているではないか、これはゴマカシで研究上の不正行為だ、という論理である。
しかし、そもそも彼らの間違いは、「慰安婦」と「酌婦」をまったく別物だと考えている点だ。
彼らは「酌婦」の意味を理解できていない。論文の註にあげられている「上海領事館警察署報告書」は、次のように、「酌婦」とは文脈によって公娼、私娼、慰安婦のどれにでもなる売春婦の総称であったことを示している。
大学の教授、しかも名門ハーバード大学の教授が、専門用語の理解に欠けているとは、誰も想像つかない。
今回のラムザイヤー教授の論文が、明らかにしたことは2つある。1つはラムザイヤー教授が慰安婦の実像を明らかにしたことだ。もう一つは真実が明らかになることを恐れる連中が多くいると言うこと。
不都合な事実には蓋をする、それが左派のやり口に違いない。
昨秋、日本学術会議で騒ぎ立てた人達には、是非ともラムザイヤー教授の「学問の自由」が不当に侵害されていることに声を上げていただきたい。