4選出馬の川勝知事「(多選批判に対し)さすがに一般論としていいのかな」「新陳代謝によって多選を防ぐことができないのは残念」と珍説連発!!どうして出馬辞退しないの??
静岡県が誇る迷知事が川勝平太知事だ。川勝知事はリニア工事の着工阻止や、暴言、明言で世間を騒がせてきた。
そんな川勝知事が、4選目を目指して知事選に出馬する意向を表明した。
しかし、さすが川勝知事だ。出馬表明でも、意味不明なことを言い放った。川勝知事の再選は、静岡にとってプラスになるのか。有権者は慎重に見極めてもらいたい。
4選出馬の川勝知事「リニアとコロナを党利党略にしてはいけない」→ 私利私欲にしているのは貴方でしょ???
川勝知事は知事選出馬について、会見で以下のように述べていた。
静岡県 川勝平太知事:「私はこの4期目にむけて出馬を決心いたしました。各界からリニア、水の問題は極めて重要な問題だから決して譲らないで続けてほしい、と。どうするんだと。それならば出馬表明してくださいということで、電話ももらうし、手紙をもらうし、これは決めなくちゃいけないということで、先週決めまして、きょう出馬表明をしたということ。この問題は、コロナもそうだが、選挙の場合には、政策を議論する。県をよくするにはどうしたらいいかとか。だが、コロナは政策ではなく人々命にかかわる。党派・政策を超えている。(リニアの)水の問題も一緒。これは命に関わる問題ですから。党利党略などとは違う」
リニアを「党利党略にしてはいけない」と語る川勝知事。リニア反対を選挙に利用して、県民を煽っている川勝知事に党利党略を語る資格があるのだろうか?
また、「政策論争をするべき時期ではない」といいながら、選挙公約にする気満々で、いかにも矛盾が好きな川勝知事らしい言葉だ。
4選目を目指すことに対する批判に、川勝知事も「さすがに一般論としていいのかな」
しかし、問題視すべきは4選目という多選だ。先日勇退した森田健作前千葉県知事は「多選はよくない」と、4選目に出馬しなかった。
森田氏は「多選はよくない。(前回知事選で)3期目は集大成だと県民にお願いした考え通り、今ここで終止符を打つべきだと決めた」と述べた。
これまでも多選禁止条例・多選自粛条例などが各自治体で取り上げられ、過去に国会にも提出されている。
実際に2007年に神奈川県で、恒久的に連続3期12年までとする「神奈川県知事の在任の期数に関する条例」が神奈川県議会において可決・成立した。(参考)
このように多選禁止や自粛の動きが広まりつつある。川勝知事も多選については以下のように述べている。
4期目を目指すことに多選批判があることについては。
川勝知事:「今、私も12年も経つと、さすがに一般論としていいのかなとありますが、継続することのほうが今は、とりあえず3つの課題、オリパラとコロナとリニア、政策を超えているのでこれまでチームとしてやってきた。これをしっかり継承しながら解決にむけてやらねばならない。新陳代謝によって多選を防ぐことができないのは残念だが、現状はそういうこと」
さすがに川勝知事でも4選目は多選で、一般的にもいかがなものかと感じているようだ。
しかしながら、それは言葉だけ。一般論として多選に疑問を提示しておきながら、自身にとってはまるで関係ないような言いぶり。
そして、「これから」を語る川勝知事。「これまで」のことには中々触れようとしない。
政策を遂行するために、出馬するのは頷ける。しかし、川勝知事は、今3期も静岡県知事を務めているのだ。自身が3期12年に渡って積み上げてきた実績を、有権者が判断する貴重な機会だ。
有権者には、川勝知事の「これからの話」ではなく、「今までの実績」について、審判を下してもらいたい。