フェイク!共同通信、ロシアのナワリヌイ氏を野党指導者であるかのように報道 → ナワリヌイ氏“不”支持率は56%の上に、カムチャッカでのデモはたったの30人!!これのどこが野党指導者??
共同通信は4月20日、ロシアの反体制派のナワリヌイ氏についてのニュースを報じた。
しかしナワリヌイ氏を野党指導者であるかのように報じているが、実は彼は人気が全くないのである。しかも最大野党の党首でもない。支持率ではなく、彼の不支持率は56%であり、それはロシアのプロパガンダ組織であるスプートニクではなく、米国の大メディアでロシアに厳しいウォール・ストリート・ジャーナルが報じている数字である。
少なくとも人気のある野党の党首ではないのだ。これは現地に赴任している日本人を取材するとすぐわかる事実だ。つまり共同は何も取材も裏どりもせずに流している。少なくとも我々は現地の日本人複数人に確認はしている。
フェイク!共同通信、ロシアのナワリヌイ氏を野党指導者であるかのように報道!!!
共同通信は4月20日の配信で、以下のように報じた。
政権批判の急先鋒、ナワリヌイ氏を敵視するプーチン大統領の意向を受け、司法当局が反体制派の組織や支持者を「過激派」と認定し、9月の下院選を前に壊滅に追い込むのが狙いとみられる。
ナワリヌイ氏陣営は、刑務所で健康が悪化している同氏の救出を要求し、プーチン氏が年次報告演説を行う21日に全国規模の抗議行動を計画。政権側は各地で事務所を捜索し、関係者を拘束、激しい弾圧に動いている。
まるでプーチン大統領VSナワリヌイ氏であり、ナワリヌイ氏があたかも野党指導者であるかのように報じる共同通信。
ナワリヌイ氏“不”支持率は56%の上に、カムチャッカでのデモはたったの30人!!これのどこが野党支持者??
しかもこの人は野党の党首でもない。ロシアの最大野党は別にあり、そこに党首がいるのだから少なくとも彼は野党の指導者ではない。つまりこの共同の報道は相変わらずの酷いフェイクニュースなのである。
その証拠として、ロシアと緊張状態にある米国の一流新聞であるウォール・ストリート・ジャーナルの記事を見てみよう。
生活水準の落ち込みや西側諸国による経済制裁に加え、ロシア当局はツイッターなど欧米のソーシャルネットワークを遮断する構えを見せているが、プーチン人気に陰りは見られない。社会学者らはプーチン氏を強く支持している国民は限られるものの、政権は60%前後の支持率を維持できると分析する。
このようにプーチン大統領は今もなお高い支持率であり、今後も維持されるとみなされているのである。
しかもナワリヌイ氏の支持率は壊滅的だ。
独立の世論調査機関、レバダ・センターのレフ・グドコフ所長は「国民の支持率には、これ以上下がらない水準が存在する」と話す。「ロシアは2つに分かれたが、プーチン政権はなお国民の間に広い支持があると分かっている。近年では低下傾向にあってもだ」
さらにロシア国民の多くは、ナワリヌイ氏について、プーチン氏と互角に戦える相手だとは考えていない。
(中略)
レバダ・センターの調査によると、ナワリヌイ氏のロシア帰国と当局による拘束、その後に発生した最初のデモ以降、同氏に対する不信感は50%から56%に上昇した。ロシア国民の半分近くはナワリヌイ氏は収監されて当然と考えており、48%は判決は正当な内容だと回答した。
ロシア国民の56%がナワリヌイ氏を支持せず、48%は彼の刑務所送りは当然だと考えているのである。
いったいこれのどこが野党支持者で国民の支持を受けているのか???しかも、くどいが彼は最大野党の党首ではない。
また以下はBBC記者がカムチャッカで撮影したデモの様子だが、数える限りでは30人程度しかいない。記者も「どうやら30〜40人が参加した」とコメントしている。
It's 8pm in Kamchatka, in Russia's Far East. The pro-Navalny protest there has already taken place. A local news website shared this image of it. Apparently 30-40 people took part… pic.twitter.com/jESw38toef
— Will Vernon (@BBCWillVernon) April 21, 2021
いくらカムチャッカが田舎とはいえ、地方都市のデモで30人程度とはお寒い限りだ。我国におけるれいわ新選組よりも人気がない。
確かにプーチン大統領は問題も多く、特に我国からすれば北方領土を返還しようともしない。安倍総理とも親密だ。
だからといってメディアが好き放題に適当な取材と印象操作を行なってよいはずがない。共同通信は猛省すべきだ。少なくとも現地の日本人のインタビューぐらいして事実関係を確認すべきではないか???