川勝知事が知事選を前に政策発表!静岡県の構想に国連の数値目標とトヨタ自動車の構想を丸パクリ???独自性のある構想はないのですか???
静岡県知事選を前に、川勝平太静岡県知事が政策発表会見を行った。
内容は、予想通りリニアと新型コロナに関するものが大半を占めていた。それ以外で驚愕したのが静岡県の将来像だ。
知事として、県の将来像を示すのは責務だ。将来像は地域性も関係してくるので、その土地々々で変化があるものだ。静岡県には静岡県の独自の将来像があると思われるのだが、川勝知事の構想には独自性がなく、あろうことか他人の褌で相撲を取ろうとしているのだ。
学者出身の上に3期も務めておいて、独自の政策すら打ち出すことも出来ないのであれば知事としての能力がないのは明らかだ。
川勝知事、国連の数値目標をまさかの静岡の将来像に持ち込む
川勝知事は、SDGsを念頭に静岡県を作りたいと語っていた。
国際連合が2015年に、2030年までに達成したいと示した17のゴール、これをSDGsというが、これを念頭に静岡県をつくろうということ。国際連合の目指すSDGsのフロントランナー、モデル県になろうと。つまり人類社会の一番の希望が、われわれをみればわかると。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた数値目標だ。
3期も知事を務めておきながら、独自の政策を立てることが出来ず、他人が作った目標に沿った政策を掲げるなど本末転倒だ。川勝知事のような政策なら、ずぶの素人でも思いつく。静岡県には、静岡県に合った将来像があるはず。しかも、3期も知事をやっていれば誰よりも熟知しているはず。
トヨタ自動車の未来都市構想を政治利用するのは止めてください。民間独自のプロジェクトです!!!
川勝知事の他人の褌で相撲を取る姿勢は、さらに続く。
ウーブン・シティ。世界のトヨタが富士山の麓に未来をここから開くという志があるから。SDGsというのは誰ひとり取り残さない、自然と、人間の活動との調和がポイントになっているが、みんなが安全で安心で誰も取り残されない。障害者も外国人もさまざまな宗教の方もいらっしゃるが、どなたも同じように扱うと。静岡県では1人も取り残さない。努力をすれば夢を実現できる。ドリームズ・カム・トゥルー・イン・ジャパンの拠点をつくっていくということで、差別のない社会をつくっていく。
ウーブン・シティは、トヨタの考える未来都市プロジェクトのことで、網の目のように道路が織り込まれる街の姿から「ウーブン(Woven)=織り込んだ」の意味を取って名付けられた。トヨタ自動車の豊田章男社長が発表した未来都市で「あらゆるものがネットワークでつながる街に」をコンセプトにたてられたプロジェクトだ。
トヨタがウーブン・シティを富士山の麓に建設するのは、そこにトヨタの工場があったからだ。工場跡地を有効活用するために、トヨタが建設を決断したのだ。ウーブン・シティの建設を静岡県が誘致したという話は、メディアからは一切聞こえてこない。
つまり、ウーブン・シティと川勝県政には関係性がないのだ。
川勝知事にはオリジナルな政策を打ち立てる能力がないのか?それとも、沖縄県知事が基地反対ばかりに熱心なように、川勝知事はリニア反対だけのために知事であり続けようとしているのか???
どちらにしても、川勝知事が知事であり続ける限り、静岡県の色を活かした構想は生まれてこないのである。