異常な文在寅政権下で正当かつ勇気ある判決をソウル地裁が行う！ → 一部の国家主義者が勇気ある裁判官を弾圧する動き → どうして我国のリベラルは、この裁判官を助けないの？？韓国の民主主義と市民を救う気ないの？？？
韓国の裁判所で国際的な見地で正当な判決が初めてされた。元徴用工が我国の企業を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、ソウル中央地裁が日韓請求権協定等を根拠に却下判決を下したのである。
しかし、一部の偏狭な国家主義者によって、判決を下した裁判官に対し、弾劾を求める動きがあると言うのだ。気に食わないものは徹底的に排除する韓国の一部の国家主義者の動きが垣間見える。
このようなことをしていては、到底、民主主義国家と見られることはない。大統領職を務めた者が退任後に、殆ど逮捕されるのも頷ける。どうして我国のリベラルであり、親韓派を自称する皆さんは動かないのか？？？
異常な政権下での勇気ある正当な大判決！！！
日韓関係では、度々韓国の手によって解決済みの問題が蒸し返されてきた。その１つが元徴用工の問題だ。この問題をめぐっては日韓請求権協定で解決済みであるにも関わらず、韓国の最高裁にあたる大法院が原告の損害賠償請求を認める異常な判決を下していた。
大法院の判決が異常であり、今回それに反してソウル中央地裁は正常な判断を下した。
韓国人「元徴用工（旧朝鮮半島出身労働者）」や遺族ら８５人が日本企業１６社を相手取り、１人当たり１億ウォン（約９８５万円）の損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁は７日、原告の請求を却下した。判決は、日韓の請求権問題を「完全かつ最終的に解決した」とする１９６５年の日韓請求権・経済協力協定により、原告が「訴訟を起こす権利の行使は制限される」と判断した。
（ソウル中央地裁が入る庁舎 出典 産経ニュース）
至極まっとうで、しかし勇気ある大判決を下したソウル中央地裁。しかし、だ。ここからが韓国の一部の偏狭な国家主義者の本領発揮だった。
今、韓国では判決を下した裁判官を弾劾する世論が一部で沸き起こっている。
韓国の民主主義の危機！！
訴えを却下された原告が、裁判官を批判するなら百歩譲って理解はできる。しかし、この判決に激怒しているのは、一部の国家主義者とその支持者どもなのだ。
原告でもない１５もの市民団体が共同論評で「不当」と反発し、ネット上では、裁判官の弾劾を求めるハッシュタグ運動が起きている。（参考）
過激な少数派がネットで多数派のように騒ぐ姿は、我国の左派にそっくりだ。
さらには、裁判官の弾劾を求める大統領府への請願も開始された。
８日、青瓦台（チョンワデ、大統領府）国民請願掲示板には「反国家、反民族的判決を下したキム・ヤンホ判事の弾劾を要求します」と題された請願文も投稿された。請願人は「キム部長判事が却下判決を下した理由を詳しくみると、果たしてこの者が本当に大韓民国国民なのか疑問を感じるほど、反国家的、反歴史的な内容で綴られている」とし「根拠として提示した請求権消滅論は日本極右の立場をそのまま反映した反民族的判決と違わない」と明らかにした。該当の請願はこの日午後３時基準で６万人余りが同意した。
（韓国大統領府 出典 Wikipedia）
気に食わない者は社会から抹殺しようという韓国の一部の国家主義者の恐ろしい一面が良くわかる出来事だ。この請願だが、９日の時点で何と２０万人を超えている。（参考）
２０万人を超えると韓国政府は、何らかの回答をすることになっている。
このように韓国では法の支配が一部の国家主義者によって大ピンチなのである。気に食わないことは全力で否定する韓国の一部の国家主義者の風潮は、大統領を務めた者が漏れなく逮捕されるという過去の歴史的事実からも理解できる。
このような状況にもかかわらず、口先だけの日韓友好を主張する我国の自称リベラルからは、何ら危惧する声が聞こえてこない。どうして韓国の司法の独立性と民主主義の危機を守ろうとしないのか？？？
本当の日韓市民の友好を考えているのが現政権であり、反政府運動でつながっているのが我国のリベラルだと思えてならない。我国のリベラルは、この裁判官を救うべきではないのか。