二枚舌!枝野代表、共産候補の応援に苦言 → 共産党との一本化で議席獲得 →共産党に「票だけください」と素直に言ってはいかが???
言行不一致という言葉が似合う立憲民主党。
国会で数々の迷走劇を繰り広げてきた立憲民主党だが、その迷走は都議選でも同様であった。共産党からのラブコールを無碍にしたと思えば、都議選では候補者を1本化した選挙区があった。
そして何と都議選が始まると、枝野代表は共産党候補の応援に立憲民主党国会議員が行くことに不快感を示したのだ。
都議選を見てもわかること、それは、枝野代表は、ただただ共産党の「票」が欲しいだけと言うことだ。共産党も流石に可哀想だ。
共産党候補の応援に駆け付ける立憲民主党国会議員を一喝した枝野代表!!!
都議選が始まる前、ようやく枝野代表は共産党と連立政権はあり得ないと明言した。これで野党共闘という茶番に終止符が打たれるものと思っていたが、現実は違った。
枝野代表が名言したにも関わらず、立憲民主党の所属国会議員はこぞって共産党の応援に駆け付けていたのだ。その現状に対して、枝野代表は記者会見で一喝した。
立憲民主党議員が東京都議選(7月4日投開票)で共産党候補を応援するケースがあり、立民の枝野幸男代表は6月30日の記者会見で苦言を呈した。「わが党の公認・推薦候補の当選のために全力で仕事をするのが当然。それをやっていない議員らがいるとすれば信じられないし、許されない」と述べた。
立民候補不在の選挙区での共産候補への応援についても、枝野氏は「そうはいっても都内各地で仲間が必死の戦いをしている」と否定的な考えを示し、立民候補がいる選挙区への応援入りを求めた。
立民の石川大我参院議員は29日、豊島区の共産候補の応援に入り、一緒に商店街を練り歩いたり街頭演説したりする様子の写真をツイッターに投稿した。共産候補もブログで、石川氏や立民の豊島区議の来援を報告し「一緒に都政も国政も変えていきましょう」と記した。
一時期は草の根民主主義を標榜していた枝野代表。だが、現場レベルの連携も枝野代表からしてみれば許せないものだった。
枝野代表が怒った共産党との連携だが、共産党との連携がなければ立憲民主党が議席を得られなかったケースもあるはずだ。
浮かれる福山幹事長。共産党とはどう組むの???
選挙結果を受けて浮かれているのが福山幹事長だ。この都議選の結果を受けて福山幹事長は「自信」を持ったようだ。
立憲民主党は、東京都議選で1、2人区を中心に共産党と候補者を一本化したことで議席を伸ばした。選挙協力は一定の成果を挙げたといえるが、秋までの次期衆院選に向けて立民には共産との距離感が課題として残る。
「都議選で一定の支持をいただけたとの自信と期待を持って、衆院選に臨んでいきたい」。立民の福山哲郎幹事長は4日夜のNHK番組で、次期衆院選への期待感を示した。
福山幹事長は上機嫌だが、産経新聞の指摘しているように、共産党と候補者を1本化した結果ということでしかない。別に支持率が伸びたわけではない。
そして更に、確かに立憲民主党が議席を伸ばしたことは事実だが、過去の選挙結果をお忘れではないか。
2009年の都議選の議席を見てみれば、無論公認候補者数に差があるとは言え、立憲民主党の前身組織、悪夢の民主党の半分にも及んでいない。
「一定の支持」と福山幹事長は語っているが、「自前の支持」は一体どのくらいだったのか考えるべきだ。
今回の都議選で、立憲民主党は公明党、共産党よりも獲得議席が少ない。そんな政党が「政権交代の選択肢」になるなど恥ずかし気もなくよく言えたものだ。
枝野代表、福山幹事長。都議選の結果を見て、夢を見続けるのはやめては如何ですか?