世代交代!西村大臣の大暴走に対し、自民党の薗浦健太郎議員ら中堅議員が打倒すべしと立ち上がる!!今必要なのは政権交代ではなく、世代交代!!与野党ともに世代交代を急げ!!
自民党や公明党に問題はあるが、立憲民主党や共産党に比べればマシだ、そう信じてきた政治知新だが、最近の政府の動きには流石に動揺してしまう。
西村大臣による陰湿な恫喝によって地獄の苦しみにある飲食店を追い詰めようとする施策、そして、それをいの一番に二階幹事長に詫びて、国民にはTWITTERで遅まきながら詫びるだけと言う行動は特に、だ。
そんな中、麻生派に所属する自民党の薗浦健太郎議員ら各派閥の中堅議員らがこの西村大臣の暴走を止めるべく動いた!!
今こそ世代交代が与党には必要だ。野党にもだ。
ショック!西村大臣と官僚たちの大暴走!!
統制官僚気取りの愚かな官僚どもにそそのかされたとしか思えない西村大臣の大暴走。菅総理が「承知していない」と述べたように勝手に進められてしまったのである。
それは恐ろしい大暴走で、飲食店に経済制裁を脅していると批判されても仕方がないトンデモだった。
8日、酒類の提供を続ける飲食店に対して「金融機関への働きかけを要請する」と発言した西村康稔経済再生担当大臣。
要するに西村大臣とその手下の官僚どもは、酒類を提供する飲食店に対し金を貸すなと忖度しろと金融機関に要請をしようとしたのである。
この問題点を玉木代表が見事に説明している。
「西村大臣の発言は、要は『うまく脅しておいて』ということだろう。私も金融行政をやっていたが、いわゆる金融機関はお金を貸している立場。優越的地位と言って、やはり貸している側がどうしても強くなる。貸している立場からセット販売で『融資するからこれも買え』といった指示は禁止されている。同じように金融機関が持っている優越的地位を逆に政府が利用して、言うことを聞かせようとした。極めて筋が悪いやり方だ」
その通りだ。
そもそも、今までのやり方には疑問符がある。
政府は堂々と法整備を行い、その法律に基づいて強制と補償を行えばよい。そして違憲訴訟が起きれば堂々と立ち向かえばいい。もしそれで負けるならば、憲法改正を堂々と訴えて衆院選に出ればよい。
それなのに野党やメディアにひるんで法整備を怠り、行政指導や要請でお茶を濁そうとしてきた。これはコロナ禍が始まって以降の政府が反省すべき点だ。もちろん、野党は反省どころか政界から退場すべきなのだが。
他にも酒屋に酒を提供する飲食店の取引を見直すように求めたり、西村大臣と官僚らは疑問ばかりだ。酒を買ってくれる飲食店に酒を売らねば、今後の取引はなくなり、酒屋は潰れるのに、だ。
しかも西村大臣はいち早く二階幹事長に詫びたが、国民にはTWITTERで昨晩になってからわびた。それも趣旨は正しいと主張しているのだからショックだ。
飲食店の皆様には、新型コロナ対策にご協力頂き感謝申し上げます。この度は、私の発言で、混乱を招き、特に飲食店の皆様に不安を与えることになってしまいました。何とか感染拡大を抑えたい、多くの皆様にご協力頂きたいとの強い思いからではありますが、趣旨を十分に伝えられず反省しております。
— 西村やすとし #不要不急の外出自粛 NISHIMURA Yasutoshi (@nishy03) July 11, 2021
本当に残念だ。
世代交代!西村大臣の大暴走に対し、自民党の薗浦健太郎議員ら中堅議員が打倒すべしと立ち上がる!!
しかし、だ。救いはある。
枝野・安住・福山体制に文句も言えない立憲民主党の腰砕け議員とは違い、堂々と自民党の中堅議員らが西村大臣に反旗を翻した。
もっとも激怒したのは、麻生派のエースである薗浦健太郎衆議院議員だ。「金融機関を使ってプレッシャーをかけるなんて論外だ!」とし、やるべきは支援の拡大だとすぐに訴えた。
飲食店の皆様には、新型コロナ対策にご協力頂き感謝申し上げます。この度は、私の発言で、混乱を招き、特に飲食店の皆様に不安を与えることになってしまいました。何とか感染拡大を抑えたい、多くの皆様にご協力頂きたいとの強い思いからではありますが、趣旨を十分に伝えられず反省しております。
— 西村やすとし #不要不急の外出自粛 NISHIMURA Yasutoshi (@nishy03) July 11, 2021
しかもこの薗浦議員の呼びかけに対し、Facebookでは派閥の垣根を越えて、複数の中堅議員が賛同を示したのである。薗浦議員の人望とリーダー性がよくわかる。
竹下派の若宮健嗣衆議院議員、原田憲治衆議院議員、麻生派の船橋利実衆議院議員も薗浦議員の書き込みに賛同し、一斉に動き出したのだ。
また石破派のエースである平将明衆議院議員も「働きかけは行政がやるべきで、金融機関を使ってプレッシャーをかけることは止めるべきだ。党にも働きかける」とした。石破氏は、もはや平氏に派閥オーナーを譲るべきであろう。
働きかけは行政がやるべきで、金融機関を使ってプレッシャーをかけることは止めるべきだ。資金繰りの苦労をしたことのない官僚ばかりが集まって施策を決めているのではないか。党にも働きかける。
酒規制 金融機関にも協力求める#Yahooニュース
https://t.co/BQCMhMaD5H— 平将明 (@TAIRAMASAAKI) July 9, 2021
これには二階派の小倉まさのぶ衆議院議員も賛同を示した。
私も同感です。金融機関にとって「優越的な地位の濫用」は一番やってはいけないこと。本来は、その疑いすら持たれてはいけないものです。政府自身がその一線を越えさせるのは、残念ながら悪手にしか思えません。 https://t.co/G8ZlaVPKcv
— 小倉まさのぶ(衆議院議員) (@masanobu_ogura) July 9, 2021
このように政府の過ちを正そうと自民党の次世代議員が決起しつつあるのだ。
これは枝野代表・福山幹事長・安住国対委員長に何らモノ申せない立憲民主党とは大きな違いだ。
この意味で、やはり自民党を信じたい。次期総理候補ナンバーワンの岸田氏が大沈黙なのは残念ではあるが…
今回の件は、一線を越えてしまった。
西村大臣は酒屋への圧力は撤回していないが、こちらも撤回し、記者会見でしっかりと国民に詫びるべきだ。
そして改めて自民党の世代交代が必要だと言うこともわかった。中堅を抜擢し、上の世代はバックアップに回るべきだ。
今必要なのは野党もそうだが、政権交代ではなく、政界全体の世代交代ではないか???