やっぱり有観客は素晴らしい!観客の声援に「なでしこ」たちが感謝のメッセージ!ネットでは宮城県知事の判断を「英断」と評価!!!
東京五輪が開催されるか否か、少数派が「中止すべき」と訴えていたにもかかわらず、開催してみればメダルラッシュで国民も大いに盛り上がっている。
五輪開幕前は「五輪開催、国民の理解得られるのか」(参考)と、中止もしくは延期を訴えていた立憲民主党の安住淳国対委員長も、五輪中止は「現実的でない」(参考)と、主張を変えざるを得なかった。
それでも共産党のように、中止を訴えている勢力は残ってはいるが、五輪フィーバーでその声もほとんどかき消されている。そうなると心残りなのは無観客開催だ。
バッハ会長は菅総理との面会時に「改善すれば有観客」と要請した。この発言に一部の心ない批判の意見も飛び交ったが、選手の健闘と観客の声援が一つとなってこその真の五輪の姿だとバッハ会長は感じていたからだ。
宮城県での競技を、村井知事が有観客に!ネット上では「英断」と高評価!!!
ほとんどの地区で無観客開催となった中、有観客を決意したのが宮城県の村井嘉浩知事だ。
村井知事は、二つの理由から有観客開催を決断した。
理由はふたつあるという。
〈何よりも、今回のオリンピックの大命題が〝復興五輪〟であるという点です。1年延期になったことで、ちょうど東日本大震災から10年という節目(中略)。五輪が成功すれば、世界に感謝のメッセージを伝えられる〉
もうひとつの理由は、
〈行政はすべての人々を平等に扱わなければならないという点にあります。宮城県内ではプロ野球やJリーグの試合、その他の様々なイベントが制限こそあれ、観客を入れて行われています。(中略)また、プロ野球やJリーグの有観客試合では、これまでクラスターは起きていません〉
村井知事は、フジテレビの日曜報道 THE PRIMEでも、ダブルスタンダードはダメだと主張。
村井宮城県知事
「仙台の中心部で1万5千人が集まりお酒も飲めるオールスターゲームがあった。これは良いのに、仙台から離れた場所で5万人の会場に3~4千人しか入らず、お酒が出ないのが”ダメだ”はとても納得が出来ない。野球も五輪も平等に扱うべき。コアで動いている方達は政治運動のように感じる」 pic.twitter.com/Xvmh8aHyMF— ピーチ太郎2nd (@PeachTjapan2) July 24, 2021
村井知事の勇気ある決断で、宮城県での競技は有観客の中行われ、ジャーナリストの門田隆将氏も次のようにコメントを残した。
ネット上でも一般ユーザーが村井知事の判断を英断と評価していた。
選手と観客が一体となれる環境は素晴らしい。そして、そう感じられるのは観客だけではなかった。選手からも感謝の声があがったのだ。
なでしこ「有観客ありがとう」!!
宮城スタジアムで27日に行われた、東京五輪のサッカー女子1次リーグで、チリと対戦した日本代表「なでしこジャパン」は、試合後に有観客の中で試合が出来たことに感謝し、ロッカールームのホワイトボードに感謝のメッセージを綴った。
関係者によると、試合終了後の27日深夜、清掃員が見つけた。ホワイトボードに「様々(さまざま)な制限がある中、有観客という素晴らしい舞台を準備して下(くだ)さり、本当にありがとうございました! なでしこジャパン一同」と、ユニホームを思わせる青のペンで記されていた。
宮スタには約1300人が来場し、大きな拍手でホームの雰囲気を演出した。両親が応援に駆け付けたという主将のDF熊谷紗希(宮城・常盤木学園高出)は「生の応援が選手の後押しになると改めて感じた。宮城で試合ができて幸せだった」と感謝した。
県幹部は「選手にとって応援は相当な力になったはずだ。このようなメッセージは素直にうれしい」と話した。
代表の岩渕真奈選手も予選通過の喜びと共に、有観客への感謝の思いをTWITTERに記している。
おもわず脱字をするほど興奮している様子がうかがえる。本当にうれしかったのだろう。
有観客開催は、選手が競技をする上でこの上ない後押しになることに疑いの余地はない。そして観客にとっても一生に一度あるかないかの自国での五輪開催だ。
より多くの人に感動を共有してもらう為にも、東京五輪は有観客でやるべきだった。選手達や観客にとって、東京五輪の無形のレガシーが一部の開催反対派、そして無観客派によって奪われてしまったことが残念でならない。