珍説!野党「感染拡大の原因は五輪のせいだゾォ!!」 → 専門家「五輪関係者の生活から直接影響を及ぼすようなことはなかった」「一つの成功と言って良い」
新型コロナの感染拡大を受け、政権に批判的な野党やメディアは感染拡大の原因を東京五輪にしようとしている。
科学的な根拠に基づいて、東京五輪が原因だと言っているのではない。野党やメディアは、「感覚」で大成功だった東京五輪の価値を下げようとしているのだ。
普段は「科学的な根拠を!」と言っている連中に限って、このような「感覚」で物事を語るのには呆れるしかない。
東京五輪が、新型コロナの感染拡大に繋がった否かについては、専門家の意見は分かれている。しかも、肯定する専門家も「直接的」な原因とは言っていないのである。
野党やメディアは、不毛な議論をする時間があるなら、変異株にも対応した新型コロナ対策を提案したらどうだ???
東京五輪を「悪者」に仕立て上げたい野党!!!
史上最も困難な状況下で行われた東京五輪。その東京五輪が大成功だったことに疑いの余地はない。
しかし、だ。大成功だった東京五輪のイメージ悪化、そして政権批判の道具にしているのが野党だ。
5日の衆院議院運営委員会で、立憲民主党の小川淳也氏が開催中の東京五輪を「大運動会」と表現し、国内で新型コロナウイルスの感染拡大を招いた一因だと指摘した。政府新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長が五輪開催が国民の感染拡大につながる可能性があると指摘したことなどを踏まえ、「(感染拡大の中で)かたや大運動会をやっている。自粛要請が響くはずがない」と述べた。
立憲民主党の小川氏の発言内容を見れば、東京五輪、そして政権を目の敵にしたい魂胆が良くわかる。
五輪を、「大運動会」と言ってのける小川氏の見識を疑わざるを得ない。この質疑で小川氏が、政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身会長の言葉を、都合よく「切り取り」し、使っていることが良くわかる。
小川氏は五輪すなわち感染拡大の一因との主張を譲らないようだが、専門家の意見はどうなっているのか。
専門家は感染拡大の原因ではないと指摘!!少なくとも直接的な影響は否定!!
立憲民主党を始めとする野党、そしてメディアは常日頃から専門家の意見を重用してきた。その専門家の東京五輪が感染拡大に繋がったか否かについては、意見が分かれているのだ。
組織委で感染症対策に当たる専門家らの円卓会議で座長を務める岡部信彦・川崎市健康安全研究所長はブルームバーグの取材に「関係者の生活から直接影響を及ぼすようなことはなかった」とした上で、ほぼ無観客ながらもクラスター(集団感染)を招かずに大会を開催できたことは「一つの成功と言って良い」と総括した。
(中略)
北里大学の中山哲夫特任教授(ウイルス感染制御学)は、「一番の原因は五輪前の連休で人々が自粛疲れであちこちに出ていたこと。そこから感染が爆発してさらに五輪が輪を掛けて感染を増長した」と振り返る。「自粛しながら五輪をやるというのは、論理的に破綻している」と指摘した。
東京五輪が新型コロナの感染拡大に繋がったか否かで重要なのは、直接の要因になったか否かだ。
専門家の意見で直接的な原因として東京五輪を捉えるものはないのだ。原因として肯定しているものは、どれも間接的なものだ。
間接的なもので良いのであれば、それは東京五輪に留まらず、鉄道や航空機といった移動を促進するすべてのものが感染拡大の間接的な要因になる。フジロックなどもそうであろう。
更に言えば、感染対策を施して実施されている全てのイベントが、間接的な感染拡大の要因になり得るのだ。
このような暴論が許される訳がない。
東京五輪が大成功に終わった事実を、捻じ曲げようとする連中の主張に騙されてはいけない。