小泉環境相、温室効果ガス削減の菅総理の偉業を霞めたことへの反省は??

菅総理が総裁選への立候補を断念した。その中で、存在感を必死に出そうとしているのが小泉進次郎環境相だ。

まるでいかにも菅総理の「相談役」のような振る舞いを見せている小泉環境相だが、過去の言動についての反省はないのか。

菅総理は、在任が1年ではあるが、その間多くの業績を残してきた。地球規模の喫緊の課題である温暖化防止対策について具体的な目標を設定したのも、業績の1つだ。

この温暖化防止対策が、世間から注目されなかったのには明確な理由がある。それは発表直後の小泉環境相の発言が原因だ。

菅総理を支える姿勢を小泉環境相は見せているが、閣僚なら当然のこと。不足しているどころか菅政権にとってはその存在は結局迷惑でしかなかった。そして過去の言動についても反省を求めたい。

菅総理が表明した温室効果ガス削減目標!!

菅総理は、昨年総理に就任して以降、温暖化防止対策に力を注いできた。初の対面で実施された日米首脳会談では、菅総理はバイデン大統領と共に「日米で世界の脱炭素化をリードする」という認識で一致していた。(参考

温暖化防止対策に力を入れる菅総理は、温室効果ガス削減目標も設定した。

政府は、22日夜、総理大臣官邸で、地球温暖化対策推進本部の会合を開き、菅総理大臣のほか、梶山経済産業大臣や小泉環境大臣らが出席しました。

この中で、菅総理大臣は「集中豪雨、森林火災、大雪など、世界各地で異常気象が発生する中、脱炭素化は待ったなしの課題だ。同時に、気候変動への対応は、わが国経済を力強く成長させる原動力になるという思いで『2050年カーボンニュートラル』を宣言し、成長戦略の柱として取り組みを進めてきた」と述べました。

そして、菅総理大臣は、2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、2013年度に比べて46%削減することを目指すと表明し「さらに50%の高みに向けて挑戦を続けていく」と述べました。

(出典 NHK)

 

 

 

 

 

 

引用元 菅首相 2030年の温室効果ガス目標 2013年度比46%削減を表明

この設定された目標は、これまでの目標を7割以上も引き上げるもの。決して容易ではない目標を掲げ菅総理は、温暖化防止対策を進めようとしていたのだ。

しかし、だ。この菅総理が掲げた目標に、水を差した人物、それが小泉環境相なのだ。ひどい振る舞いであり、発言であった。

温室効果ガス削減目標が霞んだ小泉環境相の失言

国内から大注目されるはずだった温室効果ガス削減目標。しかし、1人の発言で違う方向に注目が行ってしまった。その発言の主は小泉環境相だ。

聞き手の小川彩佳アナウンサー(36)が「46%に設定した根拠」を問うと、小泉大臣は両手で“浮かび上がる”輪郭を描きながらこう語ったのだ。

「くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです」

あまりにも高い数値に経産省からは、「現実的には、どれだけ積み上げても30%台後半が限界だった。それ以上の数字は、環境省と小泉環境相が背負っている」と“苦言”も出ているという。

しかし小泉大臣は、「意欲的な目標を設定したことを評価せず、いっぽうで現実的なものを出すと『何かそれって低いね』って(言われる)」と真剣な眼差しでコメント。さらにオリンピックになぞらえて、「『金メダル目指します』と言って、その結果、銅メダルだったとき非難しますかね?」と目標設定の重要性を訴えた。

(出典 JNN)

 

 

 

 

 

 

引用元 「数字が浮かんできた」小泉大臣“46%削減の根拠”に呆れ声

聞き手は、その数字の根拠を求めたにも関わらず、小泉環境相は「浮かんできた」と意味不明なコメント。

菅内閣の一員として、小泉環境相には真摯に説明することが求められたにも関わらず、この回答だ。

菅総理が容易ではない目標を設定し、我国を構造から変えようとしていたのだ。別に何となく決めたわけではない。だが、小泉環境相の意味不明な回答によって、その雰囲気は一気に消し飛んだ。

小泉環境相は、菅総理を支えるとは言っているが、過去の言動によって足を引っ張ったことを忘れているのか。

その時々によってキャラクターを変える政治家は、我国には不要だ。小泉環境相には総裁選で活動する前に猛省を求める。

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