大物気取り？小泉進次郎環境相の河野大臣支持理由は「最大派閥」の動き？？政策で選ばないことを宣言した小泉環境相！！
菅総理に最後の一撃をしておきながら、忠臣のような振る舞いを見せていた小泉進次郎環境相。菅総理が退陣することを受けて、総裁選が公示されていない段階で、そそくさと河野行革相を支持することを表明した。
しかし、だ。政策ベースで支持を表明したのかと思いきや、「最大派閥が支持しない」ことが理由らしい。
要するに、小泉環境相は、政策ではなく、従来通りの「権力闘争」を行っているのだ。
小泉環境相は、河野行革相の「良い」ところしか見えていないのだ。河野行革相は二階幹事長と会談もしている。改革を訴えていながら旧態依然とした行動をしていることにはダンマリなのだ。
権力闘争に勤しみ、支持表明のタイミングを伺っていた小泉環境相
菅内閣の一員として、閣僚は閣僚としての責務に専念すべきだと考える国民は多いはずだ。菅内閣を支える閣僚でありながら、総裁選への出馬を表明した河野行革相、そしてわざわざ地元横須賀で河野支持を表明した小泉環境相には違和感しかない。
河野行革相への支持を表明した小泉環境相だが、相変わらず、支持の理由が意味不明なのだ。
小泉氏はこの日、党内最大派閥の細田派（９６人）が岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相を支持対象にし、河野氏については各議員の判断に委ねるとしたことに言及。「最大派閥の方から高市さんと岸田さん支持すると発言があったと聞き及んでいる。これは言い換えれば河野太郎は絶対だめだということ。そのこと１点をもってしてもだれが自民党、日本を変えられる新しいリーダーかは明らかだ」と述べた。
最大派閥が河野行革相を支持しないということが理由のようだ。そして「自民党、日本を変えられる新しいリーダーかは明らかだ」と言っているが全くもって意味不明だ。
最大派閥が支持しないことが支持の理由になるのであれば、「〇〇派」が応援しないから「△△候補」を応援するという従来の総裁選の構図が見事に当てはまるのだ。
従来の総裁選と同じやり方をしている人物が「自民党、日本を変えられる新しいリーダーかは明らかだ」と発言しても、その信頼性はゼロだ。
最大派閥が河野行革相への支持を表明していないのは、派閥が掲げる政策と河野行革相が掲げる政策が一致しないからに他ならない。
政策よりも人気や「印象」で投票先が決まる方が国民からしたら理解できない。
小泉環境相、河野行革担当相がやっていること、従来と変わりありますか？
小泉環境相が推す河野行革相。その河野行革相は、出馬表明に先立って二階幹事長の元を訪問している。
自民党総裁選（17日告示、29日投開票）に立候補する意向の河野太郎行政改革担当相（58）＝麻生派＝は10日午後、党本部で二階俊博幹事長と会談した。河野氏は同日夕に記者会見を開いて出馬を正式表明する予定で、自身の判断について二階氏に説明した模様だ。
（出典 サンケイビズ）
小泉環境相は、自民党、そして我国を変えられる人物は河野行革相しかいないと思っているようだが、河野行革相の取った行動は従来の自民党と変わらない。
政策よりも「人気」「印象」で支持を表明した小泉環境相。他の閣僚は閣僚会見で態度を表明している中、わざわざ地元で表明するとは、コロナ禍で苦しむ国民のことより、自身の映り方を気にしているように思えてならない。
小泉環境相に対しての国民の期待は大きいものがあった。だがそれは「印象論」に過ぎなかった。「印象論」で総理総裁が決まってしまったら、なにも出来ず混乱しか残さなかった「悪夢の民主党政権」と大差がない。
国難の中、求められるリーダーは「印象論」ではなく、きちんとした政策を立案し実行できる人物に他ならない。