対中姿勢が明確に違う岸田前政調会長と河野行革相!中国の脅威に対応できるのは岸田前政調会長だ!!
終盤に差し掛かった自民党総裁選。出馬を表明して以降、メディアが作り上げた人気がハリボテであることが明らかになった河野行革相。一方で、出馬会見以降、安定した考え方を披露しているのが岸田前政調会長だ。
この両者、我国にとって脅威である中国への対応を見れば、どちらが今の我国の総理に相応しいか明白だ。
対中非難決議にも賛同の意向を示し、「言うべきことは言う」とする岸田前政調会長。河野行革相は対中非難決議にも中々態度を表明することすらできなかった。
我国の置かれた状況を見てみても、今の総理に相応しいのは岸田前政調会長だ。
防衛相経験者対談で明らかにした対中姿勢
新型コロナ対策に始まり、経済政策等を順次発表してきた岸田前政調会長。林芳正氏、中谷元氏といった防衛相経験者との対談で、岸田前政調会長自身の対中姿勢を示した。
自民党総裁選(29日投開票)に出馬した岸田文雄前政調会長は22日夜、林芳正元文部科学相と中谷元(げん)元防衛相とともにユーチューブ番組に出演した。3人はいずれも防衛相経験者。岸田氏は海洋進出を強める中国の脅威について「権威主義的な体制を世界に広げようという野心を持っている。隣国としての関係は考えなければならないが、言うべきことはしっかり言わなければならない」と訴えた。
「言うべきことは言う」、一見当たり前のように思えるが、昨年の習近平国家主席の訪日問題でもわかるように、我国にいる親中の政治家にとってこれほど難しいことはないのだ。
南シナ海をはじめ、東シナ海でも現状変更を試みる中国。このような国への対応には、岸田前政調会長のように是々非々で臨める政治家が必要だ。
岸田前政調会長が対中姿勢を示したのは、この対談の場だけではない。
対中非難決議で明らかになった岸田前政調会長と河野行革相の対応の違い!!!
中国による問題は、南シナ海、東シナ海をめぐる現状変更の動きだけではない。新疆ウイグル自治区の人権問題もあるのだ。この人権問題をめぐって岸田前政調会長は採決するべきとしている。
日本ウイグル協会など国内13の民族団体などで構成する「インド太平洋人権問題連絡協議会」が候補者アンケートを実施し、結果を公表した。河野太郎ワクチン担当相から回答はなかった。
(中略)
岸田氏は「時期は分からないが、採択すべきだ」とした。岸田氏は、岸田政権でウイグルや香港での人権弾圧に対応する人権問題担当の首相補佐官を設置すると表明している。同協議会によれば、河野氏の事務所は「回答しない」と連絡してきたという。
我国が西側諸国と共有している基本的価値観を踏まえれば、人権侵害行為を非難するのは当然だ。しかし、だ。岸田前政調会長と同様に外相を経験している河野行革相は回答しなかったのだ。
河野行革相の「回答しない」という回答は、明らかに誤ったメッセージを中国に送ることになる。河野行革相は世論からの反発を恐れたのか後日次のような回答をしている。
自民党総裁選(29日投開票)に立候補した河野太郎ワクチン担当相は23日、中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区や香港などでの人権弾圧を非難する国会決議について、民間団体のアンケートで「時期は分からないが、採択すべきだ」と回答した。総裁選に出馬した4氏全員が決議採択に前向きな考えを明らかにした形となる。
河野氏は決議について「国会において、議論されるべき」とした上で「基本的人権の尊重や法の支配等は、大切な価値観で、同様の認識を持つ各国と連携しながら、人権侵害等の問題に対処すべき」と回答した。
河野行革相は「採択すべきだ」としたが、その一方で「国会において、議論されるべき」ともしている。国会での議論の在り方を聞いているのではない。河野行革相自身の考え方を聞いているのだ。
討論会を見ていても、都合の悪い場合には河野行革相は「議論されるべき」等の言葉を使って、玉虫色にする傾向がある。仮に中国による人権侵害についても玉虫色にしようとしたのであれば、我国の総理に相応しくないことは明白だ。
河野行革相の対応は、場当たり的なものが散見される。実績を作り、確固たる信念を持つに至った時、改めて総裁選に出るべきだ。