始動!岸田外交!外務・防衛閣僚は再任!そしてバイデン大統領とモリソン首相とも早速会談を実施!
岸田総理が早くも外交を始動した。
閣僚は、茂木外相、岸防衛相が再任され、外交防衛担当者の継続性は確保された。そして岸田総理は早速、外交を開始した。
総理就任の翌日には、アメリカのバイデン大統領と電話会談を実施し、更にオーストラリアのモリソン首相の電話会談を実施した。岸田総理が推進する「自由で開かれたインド太平洋」に深く関わる両国。
その両国との首脳会談をいち早く行ったことは、岸田総理の強い決意の現れだ。
総理就任会見で語った岸田外交
両議院での首班指名、皇居での認証式を経て、岸田新内閣が本格始動した。夜に開かれた総理就任記者会見で、岸田総理は外交について次のように語っている。
外交・安全保障は第3の重点政策です。日米同盟を基軸にし、世界の我が国への信頼の下、3つの覚悟を持って、毅然(きぜん)とした外交・安全保障を展開してまいります。
第1に、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的な価値を守り抜く覚悟です。同盟国、同志国と連携し、自由で開かれたインド太平洋を強力に推進してまいります。
第2に、我が国の平和と安定を守り抜く覚悟です。我が国の領土、領海、領空、そして国民の生命と財産を断固として守るために、ミサイル防衛能力を含む、防衛力や海上保安能力の強化に取り組んでまいります。
拉致問題は最重要課題です。全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、総力を挙げて取り組みます。私自身、条件を付けずに、金正恩(キムジョンウン)委員長と直接向き合う覚悟です。
第3に、地球規模の課題に向き合い、人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟です。被爆地広島出身の総理大臣として、核兵器のない世界に向けて全力を尽くしてまいります。また、地球温暖化対策の推進や、信頼性ある自由なデータ流通、DFFTなど、新たなルールづくりに向けて世界をリードしていきます。
引用元 岸田内閣総理大臣記者会見
岸田総理は、安倍政権で長きにわたって外相の重責を担ってきた。岸田外交はゼロからのスタートではないのだ。
岸田総理が推進すると力強く語った「自由で開かれたインド太平洋」。安倍総理が推進してきた我国の外交方針を岸田総理も堅持したのだ。
そして、岸田総理は早速動きを見せ、バイデン大統領、モリソン首相と相次いで電話会談を実施した。
就任翌日に電話会談を実施する岸田総理
就任から一夜明け、岸田外交は早速スタートを切った。最初の会談相手は、バイデン大統領だ。
電話会談は、5日午前8時すぎから、およそ20分間行われました。
この中で、岸田総理大臣が「自分の内閣のもとでも、日米同盟が日本外交・安全保障の基軸であることに変わりはない」と述べたのに対し、バイデン大統領からは、就任と政権発足への祝意が示されました。
そのうえで、両首脳は、日米同盟をいっそう強化し「自由で開かれたインド太平洋」の実現を通じて地域と国際社会の平和と安定に取り組んでいくことで一致しました。
また、厳しさを増す地域の安全保障環境に対応するため、日米同盟の抑止力と対処力をいっそう強化していくことを確認し、バイデン大統領からは日米安全保障条約第5条の沖縄県の尖閣諸島への適用を含む対日防衛コミットメントについて力強い発言があったということです。
岸田総理は、初の日米首脳電話会談であったにも関わらず、尖閣諸島への日米安全保障条約第5条適用の言質をバイデン大統領から取ったのだ。これは歴史的に民主党政権の米国では難しいネゴなのだが、初日とは、岸田外交の面目躍如だろう。
更に岸田総理は、モリソン首相ともテレビ電話方式で会談を実施し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のために連携していくことで一致した。(参考)
総理に就任した直後から外交を開始した岸田総理。
岸田総理の手によって、我国の国際的な地位をより一層高めてもらいたい。