与野党政策担当者らがNHK番組で「分配」巡り議論




 与野党の政策担当者らは10日、NHK番組に出演し、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の再生をめぐり議論した。

岸田文雄首相が「分配と成長の好循環」を掲げていることや19日公示の衆院選を意識し、各党とも「分配」の必要性を訴えた。

自民党の高市早苗政調会長は、生活困窮者への給付や持続化給付金の運用改善に取り組む考えを表明。「分配には大方の皆さんに賛成していただける。消費マインドが改善しなければ税収も上がらない」と語った。

公明党の竹内譲政調会長は、18歳以下を対象とする10万円相当の給付に加え、「マイナポイント」数万円分の付与を主張。「分配の新しい手法だ。ポイントは必ず消費され、行政コストが安くなり、デジタル化につながる」と利点を挙げた。

立憲民主党の泉健太政調会長は「分配が足りないから日本経済がうまくいかなかった。勝負は分配の具体策だ」とし、消費税率5%への時限減税などを訴えた。減少する財源の穴埋めとして、赤字国債発行や法人税、金融所得課税の引き上げを提唱した。

共産党の田村智子政策委員長は「アベノミクスで格差が拡大した」と断じ、持続化給付金や家賃支援給付金の再支給を要求。国民民主党の大塚耕平代表代行は、宿泊や旅行といった業種が厳しい状況だとして「固定費の9割くらいまでカバーできる支援策を実施すべきだ」と述べた。

日本維新の会の浅田均政調会長は「2年間程度、消費税を5%に下げるべきだ」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1abebcf1445ae9fdf39b87ebc7f0620308a4b7a

次期衆院選(31日投開票)を控え、与野党の政策責任者が10日のNHK番組で所得分配を巡って議論を繰り広げた。自民党の高市早苗政調会長は、賃金引き上げに積極的な企業の税制を優遇する考えを示した。立憲民主党の泉健太政調会長は所得再分配の拡大に向け、大企業や富裕層への課税を強化し、格差是正を図るべきだと強調した。

高市氏は岸田首相が掲げる「成長と分配の好循環」に関し「安倍元首相は『官製春闘』で分配を目指したが、首相は税制で対応していく」と説明。泉氏は「富裕層や企業にたまっているお金を分配しなければいけない。分配が足りず、日本経済はうまくいかなかった」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce25f8e5edbbb0905cb3b0d8b7b8e59d5a655255

内容はどうあれ、このような議論が与野党間で交わされるのはいい傾向だ。本来、追及に多くの時間を割くのではなく、このような議論を国会で行い、マスコミも取り上げるべきだ。

与野党の各党が、政策をぶつけ合い、共に模索していけば、国民の政治不信も多少は解消され、低迷した野党の支持率も少しは解消されるのではないだろうか。

とはいえ、与野党ともに、「分配」を念頭に議論をしているようなので、この先、どのような形で分配されるのかを注目しなくてはならない。しかし、まずはコロナで受けたダメージを回復させ、どのように経済を回していくかが近々の課題だ。







ネットの反応(引用元
「大変失礼な言い方だ」と緊縮論をぶった官僚に文句を言ったそうですね。いいことです。財務省が緊縮財政を続けて、税金を取りまくった挙句の30年不況じゃないのですか。この値上げの秋に、収入も緊縮じゃやってられません。
どこの層に分配するかを明確にして頂きたかった。シルバー民主主義で高齢者に配慮した分配ではなくて、現役世代への分配がメインとなって欲しいが、
総選挙直前でそれは言えないだろう。
配分の問題よりも逆進性の強い消費税に手をつけてもらった方が、
よっぽど経済は回るのでは無いか。
配分されても消費税でまた吸い上げられたら、意味が薄れる。
自民党も立憲民主党も所得分配が念頭にあるなら、しばらくこの方向で議論されるのだろう。
立憲の法人税の課税強化は、企業側から反発喰らわないかと気になる点ではある。
生産性の向上へ導かれると良いけど。
そもそも給与を上げると言っても業績も上がらないのに給与だけ上げたら逼迫するだけだし、減税分全て上げたとしても消費拡大にも繋がらず貯蓄に廻るだけだろう。それらは全て将来への不安から来るんで、減税と引き換えに見かけ上賃上げしても長続きしないんで、これから日本が発展できる産業に投資して将来に希望がもてるようにしないと意味がないだろう。
やはり予想どうり高市さんの政調会長就任は成功だったね。
高市さん本人にもプラスだし、自民党としても政策アピールがわかりやすくして貰えるからプラスだしさ。
野党の政調にも全く押されない、良い政治家だとあらためて思ったね。
それで肝心な討論の話だけど、財務省事務次官の寄稿を断罪し、現在の状況ではPBは凍結でも良いってくらいの論調、これが自民党の総意であれば分配は可能になるけど、自民党内に巣くう財務省派の抵抗も厳しいだろうことは予想できるな。
野党は目新しい提案が無かったな。
立憲泉の時限的な消費税5%案、これは他の野党も同じスタンス。
分配は野党も賛成なんだろけど、ではどこに重点的にとなると自民党よりも具体性を欠く。
そういった所に国民は信頼できない思いを強くするんだよ、気づかないかなぁ?
公明党は赤ちゃんから18歳まで子供に10万円給付だとさ、なんか不公平感があるのは自分だけか?
賃金引き上げに積極的な企業の税制を優遇する考えを示した。

もうこれすでに安倍さんのときもやってたし、
目新しい政策ではないんだけどね。それ以上に緩和して
優遇するという話ならまた違うけど。そもそも所得分配より
コロナで沈んだ経済をどう上向かせていくかの方が重要。

パイが変わらない状態での再分配は、増える人と減る人が出るのは当たり前です。
自分が増えるか否かが支持する支持しないに直結するような案は問題だと思います。
全員は無理でもある程度納得できる理論建てが必要だと思います。

投票率を上げて、組織票の影響を下げましょう。

こういう場に高市さんが出てくると野党はキツイな。野党は企業がお金持ってるとしきりに言うが、内部留保の内訳とかほんとに分析して言ってるのかな?かつての埋蔵金と同じニオイがしたり。下手に法人税上げても効果は薄いと思うが。
自民の政調は高市さんで期待できる。立憲民主も首脳陣はダメだけど政調のメンバーはまとも。いい論戦になると思う。

でも、自民が勝つでしょう。

理由は論壇。リベラルは学者も緊縮財政派で頭硬いし、ジャーナリストはもりかけ桜かジェンダーくらいしか喋れない。今まで論説とか見ている限り立憲民主国民民主の経済政策を解説できる人がいない。なので経済重視の無党派層には届かない。

立憲民主も悪くない、国民民主は優れている。でも高市岸田で同じレベルのものが出てきたら先の理由で勝てませんね。







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