伊藤敦夫氏「岸田氏、枝野氏、この二人を見て、この人の党だから投票しますという人が一体どれだけいたか?」 → 選挙後の岸田総理の支持率上昇を見てますか???
伊藤敦夫氏が奇妙な主張をした。何でも「岸田氏、枝野氏、この二人を見て、この人の党だから投票しますという人が一体どれだけいたか?」と言うのだ。
しかし、だ。
選挙後の岸田総理の支持率は各社で急上昇しており、これは岸田総理の人柄や所得倍増計画に期待して投票したことを如実に示している。
伊藤敦夫氏「岸田氏、枝野氏、この二人を見て、この人の党だから投票しますという人が一体どれだけいたか?」 → 選挙後の岸田総理の支持率上昇を見てますか???
伊藤敦夫氏は、11月4日の文化放送「くにまるジャパン」に出演し、衆議院議員選挙の結果について語った。
伊藤氏「今回の総選挙は、自民党にも立憲民主党にも風が吹かなかった。岸田氏、枝野氏、この二人を見て、この人の党だから投票しますという人が一体どれだけいたか? かつての小泉純一郎氏、安倍晋三氏の時代は、党のリーダーの顔が全面に出てましたよね。今回はほとんど顔も見えなかったし、風も吹かなかった。唯一、顔が見えたのが吉村洋文氏の維新だった」
本当にそうなのか???
立憲民主党は敗北したものの枝野代表だから投票した有権者が多いだろう。
そして何よりも岸田総理だから投票した有権者は、それよりもはるかに多いはずだ。これは根拠のないことではない。岸田総理が選ばれるまで自民党は50減だの70減だのと大敗北がささやかれていた。それが微減に留まったのである。これもやはり総裁選での討論、党首討論等で岸田氏の人柄が伝わったことが多いだろう。
(今年8月には自民党は70減との報道も出ていた。 出典 日本テレビ)
しかも、だ。岸田総理の選挙後の支持率は、読売新聞の調査では56%へと前回よりも4ポイントも伸ばした。共同通信の調査でも58.1%と選挙前より2.4ポイント増えているのである。
もし岸田総理が、顔が見えない総理であるならば、選挙後に支持率が増えることはないだろう。岸田総理は選挙戦を通じて、国民の支持を広げたと見るべきであろう。
しかも、だ。JNNの最新の調査では自民党の支持率は5.6ポイント下がっており、つまり自民党としては支持されておらず、しかし岸田内閣が支持率を上げていることから総合的に判断すると岸田総理が支持された面が強いと言うことを示しているのである。
こうして見ると、むしろ自民党の信用は落ちていたが、岸田総理の人柄や所得倍増と言った政策に対して投票した人が多かったと見るのが順当であろう。少なくとも伊藤氏の主張は、根拠が示されておらず、全くの印象論である。