「コシヒカリ発言」めぐり川勝知事に不信任決議案　造反議員が出れば可決も

静岡県御殿場市をやゆすような、いわゆる「コシヒカリ発言」をめぐって、県議会の自民党会派は12日、知事に対する不信任決議案を提出する方針を固めました。

県議会の最大会派・自民改革会議は12日午前に役員会と議員総会を開き、川勝知事の問題発言への対応について協議しました。

知事は10月参院静岡補選の応援演説で、対立候補が市長を務めていた御殿場市について「コシヒカリしかない」「観光しかない」などと発言しました。

当初は対立候補に向けた発言と主張していましたが、その後御殿場市に謝罪し発言を撤回しています。

12日の会議では、川勝知事に対し不信任決議案を提出する方針が固まりました。

不信任決議案の可決には出席議員の4分の3以上の賛成が必要です。

自民の保有議席は約6割で、今後、他の会派や無所属の議員の動向が注目されることになります。

https://www.fnn.jp/articles/-/268991

川勝平太静岡県知事が参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説で御殿場市をやゆしたかのような発言をしたことを巡り、県政が揺れている。県議会最大会派の自民改革会議が12日、知事の不信任決議案を提出する方針を決めたことを受け、県議会各会派は議案の取り扱いを巡った駆け引きを活発化させた。法的拘束力のある不信任決議案可決のハードルは高く、出席議員の4分の3以上の賛成が必要になる。現在、全県議は67人で、全県議出席を想定した可決ラインは「51」。可決を目指す自民は他会派への説得に乗り出し、知事に近い会派は引き締めに躍起になっている。

■48年ぶり

県議会事務局によると、知事の不信任決議案が提出されれば、1973年の竹山祐太郎知事（当時）に対して以来、48年ぶり。可決すれば県政史上初となる。川勝知事の発言を巡り、たびたび衝突してきた自民改革会議は、19年に知事が「県議会にはやくざ、ごろつきもいる」と発言したことが明らかになった際は提出を見送った。

今回の不信任案提出の動きについて県議の1人は「人口の多い少ないで地域を分断した明確な差別発言。これまでの失言とは質が違う」と解説する。同会派が同日開いた議員総会では、執行部の方針に異論は一切出なかったという。川勝知事が再度謝罪したこの日の知事会見後に取材に応じた同会派の野崎正蔵代表は「今の知事の姿勢は県民のためになっているのか。しっかり正す場面を作らないと同じことが繰り返される」と語気を強めた。

■あと2人？

自民関係者からは不信任案可決に向け「あと2人だ」との声が漏れる。基準になっているのが、9日に問題発言を巡り知事に提出した抗議文に名を連ねた県議49人だ。自民改革会議（40人）と公明党県議団（5人）と無所属の県議4人が署名した。49人が仮に不信任案に賛成すれば、あと2人の賛成で可決することになる。関係者によると、17人が所属する知事与党のふじのくに県民クラブや無所属の県議に対し、自民の県議による引き剝がしの動きが始まっているという。

一方、ふじのくに県民クラブが同日開いた議員総会で幹部が「結束すれば（不信任案可決は）止められる。17人には結束してもらう」と呼び掛けるなど、「造反」に対する引き締めが始まっている。抗議文に名を連ねた公明党や無所属議員も不信任案に対する態度は明確にしておらず、月内にも予定される臨時会や12月定例会の開会まで自民の多数派工作は続きそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d3d0aa5f1ad98d4449c32f5f3ff7e306fdaeede7

まずは、4分の3以上の賛成で可決されない限りは、何も起きないに等しいわけですね。実際、可決される可能性はあるのでしょうか。

＜松木翼記者＞「それがかなり難しいところで、こちらが県議会の会派ごとの議席数です。この青い「ふじのくに県民クラブ」が知事を支援するいわゆる「知事与党」で、それ以外は知事にとっては野党といえます。67人いる全議員が不信任決議の議会に出席した場合、4分の3は51人ですから、自民改革会議と公明、無所属の野党全てが賛成したとしても50なので1人足りません。ということは、知事与党であるふじのくに県民クラブから造反議員が1人2人と出ない限り、可決はできない計算です。自民改革会議の野崎代表は「川勝知事のままではいけないと考える議員の良心に訴えかけていく」と話し、造反議員を引き出す狙いを示唆しました。静岡県知事への不信任決議案は、提出自体が48年前のたった1度しかなく、自民党会派にとってはまさに未体験ゾーンです。コシヒカリ発言をきっかけに、結果が予想できないような戦いが始まろうとしていると言えます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e831d00719338c7b09f7de9d94f6ecda7030295

ネットの反応(引用元）

知事選で川勝氏に投票した人も、今回の件では相当数裏切られたと感じているんではないでしょうか。
とにかくあまりに発言内容が許せないし、その後の言い訳も、公務じゃない政務だし、選挙だからって…許していいんでしょうか？

知事選と県議会議員選挙賛成。当選直後の不祥事議員は当選無効でお金使っても再選挙してほしい。詐欺と言ってもいいくらいに感じる。

静岡県政、面白くなって来ました。多くの人が関心を持つのは素晴らしい事だと思います。
以前からの熱烈な川勝支持者は変わらない数だと思いますが、今回の件で県政に関心を持って声を挙げた人は増えたと思います。私もその一人です。
思うに、なんか、リニアだけの人だよね。だから、あんな言葉が平気で出て来るんだよね。静岡県知事じゃなくて、静岡県中部地区担当知事でいいんじゃない。

言い訳が、心にも無いこと言っちゃいました。
でもそれを選挙応援でやっちゃったら、有権者に嘘ついて騙したってことですぜ、知事さん…

川勝知事も山崎議員も「同じ穴のむじな」、「ふじのくに」も同じなのかな？他党に厳しく、身内に甘い。

政局になりそうですね。自民改革会議の水面下での激しい切り崩し工作が展開されそうですね。山崎議員所属だったふじの国県民クラブ（知事与党）も不倫議員がいたことで印象的には相当悪い！ふじの国県民クラブは自民党の草刈り場になりそうな予感！

万が一可決されちゃった場合、川勝氏のプライドを考えると議会解散ではなく、辞職し引退する事も想定されます。その場合、元々自民とも交流がある難波副知事が、自民、ふじのくに（旧民主系）相乗り推薦で立候補する事になると思います。それがいちばん静岡っぽくて座りが良いです。

可決されても予断は禁物です！川勝は鬼滅の刃の鬼の様にネガティブを自身にリサイクルします！
そうやって今までも罵詈雑言を繰り返してきたのだから！今がチャンスです

ふじのくに県民クラブには東部の議員もいる。
その方たちがどう出るのか？
知事を支えると言うことはどう言うことか良く考えて頂きたい。