文書通信交通滞在費の問題に蓮舫氏も参戦するも、吉村知事や音喜多氏のような過去の姿勢に関する言及や説明は見られず
日本維新の会の新人議員の問題提起によって、注目されることになった文書通信交通滞在費。以前から問題提起をしていた国会議員はいたが、いつもいつの間にか沈静化してしまっていた。
しかし、だ。今回は大躍進した日本維新の会の代表、副代表も言及していることから、法改正まで行われそうな勢いだ。
注目が集まっていると判断したのか、立憲民主党の蓮舫氏もこの問題について発言したが、SNSでは批判が集まっている。
蓮舫氏、注目課題に参戦!!!
新人議員の問題提起によって世間的に関心が高まった文書通信交通滞在費。関心が高まった為か、蓮舫氏も文書通信交通滞在費について発言をした。
しかし、その発言の内容に批判が集中していると報じられた。
この日、蓮舫氏は「1日で100万。あり得ません」とバッサリ。そして、「国会議員歳費が就任した日からの日割り支給となっているのに合わせ、文通費も同じく日割り支給とする法改正案を早急に提案します。今回、既に支給された文通費は与野党各会派の衆議院議運で協議、早急に結論を得ることを執行役員会で確認しました」と、つぶやいた。
この投稿に「まるで初めて知ったかのような反応。なにを今さら」「なぜ今言うの?話題になったから?」「あんた達のことやん なんで他人事みたいに言うかな。既に半月たってるし、橋下さんに乗っかって言ってるだけじゃないか」などの声が寄せられている。
国会議員全員に当てはまる問題に対して「あり得ません」とは、他人事とでも思っているのだろうか???
蓮舫氏が参議院議員に初当選し、在任期間がスタートしたのは2004年7月26日。つまり蓮舫氏も、わずか数日で満額の文書通信交通滞在費をもらう資格があったと言うことになる。
もし、蓮舫氏が初当選当時に、文書通信交通滞在費の受け取りを拒否していたと言うのであれば、今回の「あり得ません」は大正論と評価できるが、そうでなければ、理解に苦しむ発言であることに違いない。
わずか数日でもらっていた人達は反省の弁を述べる!
もちろん数日の在任で満額の文書通信交通滞在費を受け取った国会議員は数多いる。その一人が2019年の参議院選挙で当選した音喜多氏だ。
その音喜多氏は、次のように文書通信交通滞在費について語っている。
音喜多議員は、大阪府の吉村洋文知事のツイッターをリツイート。そこには吉村知事自身が6年前の10月1日に議員辞職した際に文通費を受けたことから「今回の文通費のおかしさを僕自身が取り上げています。ケジメがつきませんから、6年前のことですが、満額寄付をいたします」との考えを示している。
このツイートをリツイートした音喜多議員は「2019年に初当選した私たち参議院議員も投開票日が7月21日で、正式な任期は7月29日からでした」と説明。「この文通費についても現在、対処するべく党内で協議中です」とした。
そして「当時から議員立法などで問題提起はしてきましたが、寄付や供託はしなかったことを反省しています」ともつぶやき「正すべきを正しながら、改革を前へ」との決意もつづった。
今回の問題提起から、自身の対応を精査し、説明した音喜多氏だが、これをまずするべきであろう。
蓮舫氏は初当選時の2004年7月の文書通信交通滞在費をどのように対応したのか。「あり得ない」と語る前にご自身の対応がどうだったか説明するべきではないだろうか。既に返金しているなら返金したと説明するべきであろう。もし返金していないなら、その点を反省すればよいだけだ。
そうした姿勢があれば、メディアに批判が集まったと書かれることもなかっただろう。