毅然!林芳正外務大臣、日豪外相電話会談で中国に対して強い姿勢を示す!!
岸田総理が新たに外相に据えた林芳正氏。林氏が外相に就任する際に、一部で懸念されていたのが、中国とどのように向き合うことができるのかと言うことだった。
林外相は、超党派の「日中友好議員連盟」の会長を務めていた。その会長職は外相就任時に辞任することを表明した。だが、中国は尖閣諸島周辺海域で海警船による挑発行為をエスカレートさせており、林外相が中国に対して強い姿勢を示せるのか疑問があった。
しかし、だ。その疑問もあっさり消し去るくらい、日豪外相電話会談で示した林外相の対中姿勢は強いものだった。
岸田総理が示し続ける対中国の強い姿勢。林外相にも同様の対応を期待したい。
誤解を避ける為に辞任した日中友好議員連盟の会長職!!
総選挙後発足した第二次岸田内閣で、唯一新たに閣僚になったのが林外相だ。日中友好議員連盟の会長を務めていた林外相がどのような対中国姿勢を取るのかに注目が集まった。
林外相は就任会見で、無用な誤解を避ける為に、日中友好議員連盟の会長を辞任したことを明らかにした。
林氏は2017年12月から議連会長を務めていた。翌年5月には訪中し、中国共産党幹部と会談するなど、議員外交を重ねてきた。関係者によると、今月10日に辞任を申し出たという。
自民党の保守派などからは、林氏の外相就任に「中国に甘くなるのでは」との声が出ている。林氏は「中国に責任ある行動を求めることは、知中派であっても私はできると思っている」との見方も示した。「対話を続けて共通の諸課題について協力を遂行していく上では、全く見も知らないよりは、相手のことをよく知っている方がいいのではないか」と語った。
林外相は、国民がどのように中国を見ているかを十分理解しているようだ。自民党の保守派から声が上がっているように「中国に甘くなる」ことは決して看過できることではない。
中国が覇権主義的な動き、そして人権問題を踏まえれば当然だ。
林外相は、オーストラリアのペイン外相とテレビ電話会談を実施したが、そこで見せた姿勢は岸田総理と一致し、心強いものだった。
林外相のデビュー戦。オーストラリアと中国に対する認識で一致!
外相に就任した林氏は、16日にオーストラリアのペイン外相との初のテレビ電話会談に臨んだ。当然、議題には中国が上がったが林外相は期待通りの成果を残した。
林芳正外相は16日、オーストラリアのペイン外相とテレビ電話形式で会談を行った。両氏は中国を念頭に東・南シナ海での力による一方的な現状変更の試みや、経済的威圧に「強く反対」することで一致した。早期に対面形式の会談を行うことでも合意した。
林氏は会談で「ペイン外相と手を携え、両国の『特別な戦略的パートナーシップ』をさらなる高みに引き上げるとともに、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて協力していきたい」と強調した。
経済的威圧に強く反対する姿勢を示した林外相。無論この姿勢は岸田総理と同様だ。そして中国の経済的威圧に晒されているオーストラリアにとってこの一致は心強かったに違いない。
我国とオーストラリアは互いにクアッドの枠組みでも共に行動している。林外相の対中国姿勢が判明した以上、林外相にはクアッドの更なる深化や、南シナ海で中国の脅威に晒されている国との連携を強めていってもらいたい。
対中国姿勢で強い姿勢を示す岸田総理と林外相。両者に国民、そしてアジア諸国が期待している。