大矛盾!今年の逢坂誠二氏「外交・安保は現在の政府がやっていることを引き継ぎつつ、必要な微修正を加える」 → 6年前の逢坂さんは、安保法制の廃止を訴えていたのに転向したの???
立憲民主党の代表選が行われているが、奇妙なことがあった。西村智奈美候補以外は、現政権の外交・安保を微修正するだけと言い出したのだ。
あんなに平和安全法制を戦争法案だの廃案にするだの騒ぎ、TPPも特定秘密保護法も廃案にすべきと叫んでいたのに、「微修正」とは何事か!!どう考えても彼らの今までの主張は「微修正」ではなかっただろう。
彼らの主張を実行すれば、安保法制やTPPや秘密保護法によって可能になっている今の外交・安保政策は不可能だからだ。
転向するならするで、今まで間違っていたと総括し、反省を述べていただきたい。していないのならば、微修正などと言うべきではない。
大矛盾!今年の逢坂誠二氏「外交・安保は現在の政府がやっていることを引き継ぎつつ、必要な微修正を加える」 → 6年前の逢坂さんは、安保法制や特定秘密保護法の廃止を訴えていたのに転向したの???
立憲民主党は、11月23日に福岡市内で代表候補らの討論会行ったが、その際に逢坂誠二候補は衝撃的な発言を行った!!!
討論会の冒頭、各候補に6分の発言時間が与えられ、逢坂誠二元首相補佐官は「外交・安保は現在の政府がやっていることを引き継ぎつつ、必要な微修正を加える」と述べ、政権が代わっても大幅に方針を変えない考えを示した。
衝撃だ!逢坂氏の過去の発言と明らかに大きく矛盾していると思えてしまうからだ。
ここで6年前の逢坂氏の主張を改めて見てみよう。
赤信号で止まった車のフロントガラスに赤トンボが飛んできた。赤トンボは安保法制が成立したことを知っているだろうか。赤トンボは何を考えているのだろう。赤トンボには、武器を輸出し、軍事的存在感を高める日本の将来が見えているのだろうか。
— 逢坂誠二 立憲民主党 (@seiji_ohsaka) September 20, 2015
2012年末以降、安倍内閣の危うさを訴えて来たが、安保法制が成立し、その狂気を止められなかったのですね。色々な意味で、私たちの責任は大きい。その責任を明確にし、再出発するために私達は、解党的出直し、再度の下野をする必要がある。
— 逢坂誠二 立憲民主党 (@seiji_ohsaka) September 19, 2015
江差、上ノ国、函館の、安保法制廃案を訴える今日の街宣活動を終了。各地域で、多くの方から共感と激励の言葉を頂いた。「逢坂さん、絶対に廃案」との強いメッセージもあり、安保法制の課題が地域の皆さんにいかに理解されているかが分かる。明日は街宣をしながら太平洋側を長万部まで北上する予定。
— 逢坂誠二 立憲民主党 (@seiji_ohsaka) August 12, 2015
12、13、14日の三日間、安保法制の廃案を訴える街宣を渡島・桧山の各地で実施する。残暑の中だが、多くの皆さんと安保法制の問題点を共有し、廃案に追い込みたい。
— 逢坂誠二 立憲民主党 (@seiji_ohsaka) August 11, 2015
赤信号で止まった車のフロントガラスの赤トンボを持ち出してまで、熱く激しく安保法制廃案を語っていたのに、今更になって微修正を主張するのは大矛盾であろう。
昨年と一昨年にもこんなことを言っていた逢坂氏。
違憲の安保法制を前提に憲法9条改正の議論は絶対に行ってはならない。違憲の法律を先に成立させ、その後に憲法を法律に合致させることは、全くアベコベなこと。憲法によって、政治権力の独裁化や一部の人たちの恣意的な支配を抑制するという立憲主義を破壊し、憲法の存在意義を失わせてしまう。
— 逢坂誠二 立憲民主党 (@seiji_ohsaka) July 19, 2019
3日午後、いつも定期的に活動されているレッドアクションの皆さんと一緒に街頭に立ちました。特定秘密保護法、安保法制、共謀罪、さらに安倍内閣の公文書の廃棄、隠蔽、改竄、捏造がいかに民主主義を阻害している等の話をしております。今後も可能であれば、街頭活動をご一緒する機会もありそうです。 pic.twitter.com/jr40MczxN8
— 逢坂誠二 立憲民主党 (@seiji_ohsaka) August 3, 2020
「外交・安保は現在の政府がやっていることを引き継ぎつつ、必要な微修正を加える」などと言う前に今までの主張を総括し、反省の弁を潔く述べるべきではないのか????
また、逢坂氏は「(安保法制の)違憲部分を見直すのは原則」などとこの討論会で述べたそうだが、彼らの主張する安保法制の違憲部分を見直せば、ほとんど外交・安保政策は変更になってしまう。一体これのどこが外交・安保政策の微修正なのか???安保法制だから出来る外交・安保政策が出来なくなるのは大変更ではないのか???
西村候補以外も微修正路線!!!
そして実は西村候補以外の候補者も逢坂氏と同様だったのである。
小川淳也元総務政務官も「日米関係を基軸として安定した現実的な対応をしていく」と強調。泉健太政調会長は経済安全保障対策として「中国市場という権益を守りながら、米国の圧力には物を申して日本市場を守っていく」と訴えた。
西村智奈美元厚生労働副大臣は「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設中止を明確に打ちたて、総選挙での勝利をテコに米国と強力に交渉する」と主張した。
(中略)
小川氏は「違憲部分を見直すのは公式見解で大事にするが、現実の政治日程に載せるには極めて慎重に行う必要がある」、泉氏は「さまざまな政策を考え直すことはやっていく。その結果、もう一度同じ形になる可能性もある」と述べ、いずれも明言を避けた。
意味不明だ。首尾一貫した主張なのは西村氏ぐらいで、これはこれで立派な態度だ。
小川氏も泉氏もこれまでの立憲民主党の政策や彼らの主張と矛盾しているのではないか???
やはりこうした代表候補ばかりでは、政権交代を狙う政党の代表どころか、野党第一党すら担うべきではない。立憲民主党は、結党時から拘ってきた「安保法制廃止」すら撤回するのか???
修正するなら修正するで構わないが、過ちを認めなかったり、率直な発言なくしては、永久に国民の信を得ることはできないだろう。それではあの悪夢の民主党政権の時と何ら変わりない。