岸田総理がベトナム首相と会談し、護衛艦などの武器供与・ワクチン供与を大確約し、サイバー攻撃でも大協力へ!!着実に中国包囲網を形成する岸田総理!!
岸田総理がベトナムの首相と首相官邸で会談した。岸田総理はCOP26への参加や国際会議へのオンライン参加を通じて外交を展開してきたが、我国に海外の首脳を直接迎えるのは今回が初めてだ。
岸田総理が初めて我国で迎えた首脳会談。そこで議題にあがったのは、またしても中国だ。そしてベトナム首相と「深刻な懸念」を共有した。
岸田総理は、「深刻な懸念」を踏まえ、ベトナムに向けて、我国からの艦艇などの装備品の輸出協議を加速することでも一致した。
対中国を意識して、連携大強化!!!
外国首脳と国内で初めての首相会談を開催した岸田総理。ベトナムは中国の南シナ海での動きで直接影響を受けている。2020年に中国が南シナ海に新たな行政区を設置した際にベトナムは猛反発をしていた。(参考)
中国の覇権主義的な動きを警戒する我国とベトナムの首脳会談では、当然、中国が議題にあがった。
岸田総理大臣は24日夜、日本を訪れているベトナムのファム・ミン・チン首相と会談しました。東シナ海や南シナ海への進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けて連携することで一致しました。
中略
このほか安全保障をめぐる協力に関しことし9月に署名した協定を踏まえ、艦艇など防衛装備品の移転に向け協議を加速するとともに、サイバーセキュリティーなどの分野で協力していくことを確認しました。
中国を念頭においた両国の連携強化を図る内容の首脳会談になった。そして注目すべきは防衛装備品の輸出だ。9月に締結した協定を踏まえてのことだが、輸出に向けた協議を加速することは、覇権主義的な動きを強める中国を十分刺激する。
そうしたリスクも勘案した上で岸田総理が、防衛装備品の輸出に向けた協議を加速することは、岸田総理の対中国への基本姿勢の表れだ。
中国を念頭に我国とベトナムの連携強化が図られた今回の首脳会談だが、それ以外にも我国とベトナムとの親密さを窺わせる内容もあった。
ワクチンの無償提供も決定!!
我国は菅前総理のワクチン行政の成果もあり、新型コロナの新規感染者数は大きく減少した。しかし、世界を見てみると我国の現状とは異なる。
岸田総理は、新型コロナと戦うベトナムを支援する為に、更なるワクチンの提供を申し出た。また技能実習生や円借款でも申し合わせ・合意が行われた。
岸田首相は新型コロナウイルスワクチン154万回分を無償供与することを伝えた。25日にベトナムに届く予定だ。これにより、日本が提供したワクチンは計約560万回分となる。両首相はベトナムからの技能実習生の日本での生活改善に向けて協力することも申し合わせた。
両政府は会談に合わせ、ベトナムの下水道整備などのため約108億円を限度とする円借款を供与する書簡を交換した。
岸田総理のもとで、我国とベトナムとの友好関係が深化することは間違いない。岸田総理は、共同記者発表で、ベトナムのことを「自由で開かれたインド太平洋を実現していく上で大切なパートナーだ」と強調した。
中国の覇権主義的な動きを食い止める為にも、我国とベトナムとの関係が一層強化されるが重要だ。
岸田総理がアジアで着々と対中国包囲網を形成している。中国を封じ込める為にも外交経験豊富な岸田総理の手腕が必要不可欠だ。