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国連とWHOが南アフリカへの渡航制限をする国に懸念 テドロス氏に至っては各国の水際対策は南アへの罰と、ありえない発言




新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」が欧州にまで広がりを見せる中、各国はアフリカ南部を中心に入国禁止や渡航禁止の措置を図る中、国連とWHOはこうした措置をとる国に対して懸念を表明した。

新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大に警戒感が広がる中、米国のバイデン大統領は記者会見を開き、国民に冷静な対応を呼びかけた。世界保健機関(WHO)などからは、アフリカ諸国に対する渡航制限について懸念の声が上がっている。一方、感染は欧州を中心にさらに拡大し、既存ワクチンの追加接種の対象を拡大する動きも出ている。

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一方、WHOのテドロス・アダノム事務局長は29日の総会特別会合で「この株を検出した南アフリカとボツワナは感謝されるべきであり、罰せられるべきではない」と述べ、南アなどアフリカ南部に対し渡航を制限している各国を暗に批判した。

オミクロン株についてWHOは、加盟国向け資料で「さらに拡散する可能性が高い」と警告しているが、感染力や重症化の程度については「不確定要素が多い」との記述にとどめている。

国連のアントニオ・グテレス事務総長も声明で、南アフリカなどに対する渡航制限について懸念を示した上で、「ワクチン接種率の低さが変異株の出現につながる」とし、ワクチンの公平な普及を訴えた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/33ac450965fe5b10e688057c2328852cd362be4e

WHOのテドロス事務局長に至っては、各国の水際対策を強化(=渡航制限)することが、まるで南アフリカへの罰と述べている。世界保健機関としてありえない発言だ。感染症は封じ込めることが対策として最も有効で、そのために海外では都市封鎖さえする国もあり、日本では緊急事態宣言を出していた。テドロス氏の考えだと、こういった都市封鎖もその都市への罰だということになる。

各国は変異株が自国に入らないように懸命に対策している中で、あまりにも思慮が足りない発言だ。

国連のグテレス事務総長は、渡航制限についての懸念を示したうえ、ワクチンの公平な普及を訴えているが、アフリカにワクチンが届いていないわけではない。

アフリカのナミビアでは、政府が信用されていないため、新型コロナウイルスワクチン約26万8000回分を廃棄処分されることになったと、読売新聞が報じた。

アフリカ南部のナミビア政府は、各国から提供された新型コロナウイルスワクチン約26万8000回分を近く廃棄処分する。使用期限を迎えるためで、アフリカで接種が進まない実態が改めて示された。

保健当局者が25日付の政府系紙で明らかにした。来年2月までに使用期限を迎えるアストラゼネカ製約5万2000回分とファイザー製21万6000回分が廃棄対象だ。ワクチン供給の枠組み「COVAX(コバックス)」提供分も含むとみられる。

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隣国の南アフリカなどで新たな変異株「オミクロン株」が検出され、ナミビア政府は改めて国民に接種の重要性を強調している。しかし、首都ウィントフークのジャーナリストは「政府への信頼が低く、陰謀論がはびこっている」と述べ、接種の大幅な推進は難しいとの見方を示した。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20211128-OYT1T50133/

また、5月にはアフリカ南部のマラウイで約2万回分のワクチンが廃棄処分されていたことが報じられていた。

アフリカ南部マラウイの政府は19日、アフリカ連合(AU)などを通じて入手した英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン1万9610回分を、使用期限が切れたとして廃棄した。ロイター通信が伝えた。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/567845

グテレス事務総長は「ワクチン接種率の低さが変異株の出現につながる」と述べているが、政府が信用されないことでワクチンの接種が進まず、期限が切れて廃棄されているのだから、各国の水際対策を非難するよりも、国際機関が乗り出して、アフリカの人達にワクチンを接種させたらどうか。

今回の両名の発言は、仕事もしないくせに文句しか言わないことと同じだ。







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