岸田総理が「必要な防衛力強化」を大宣言!!防衛予算も当初予算と補正予算でGDP比1%超を記録!!
我国への嫌がらせを常態化している中国。その中国の脅威は東シナ海、南シナ海だけのものではない。中国の行動は東シナ海、南シナ海を超えて、我国周辺海域・空域へと拡大しているのだ。
岸田総理は、中国首脳との会談の場で、そして林外相は日中外相会談で中国に対して厳しい言葉を常に投げかけていた。
そして岸田総理は、遂に自らの姿勢をより鮮明にし、観閲式の場で「必要な防衛力強化」を宣言したのだ。その岸田総理の言葉を裏付けるように、当初予算と補正予算を合わせると防衛費がGDP比1%を超えたのだ。
岸田総理の対中姿勢の本気度が良くわかる。
岸田総理、観閲式で堂々と宣言!!
中国に対して終始一貫し、厳しい姿勢を貫いている岸田総理。その姿勢が崩れることはない。その岸田総理が踏み込んだ発言を観閲式で行った。
岸田総理は観閲式の訓示で、防衛力強化を宣言したのだ。
岸田総理大臣は自衛隊員およそ800人を前に訓示し、北朝鮮や中国の動向を踏まえ「わが国を取り巻く安全保障環境はこれまでにないスピードで大きな動きを見せていて、国家安全保障戦略や防衛大綱、中期防衛力整備計画の改定を指示した。いわゆる『敵基地攻撃能力』の保有も含めあらゆる選択肢を排除せず検討し、必要な防衛力を強化する」と述べました。
(中略)
このあと、岸田総理大臣は、アフガニスタンからの日本人の退避や大規模接種センターでのワクチン接種、それに静岡県熱海市での土石流の現場で活動した自衛隊員の労をねぎらいました。
中国、そして北朝鮮の脅威に対応する防衛力の構築は、我国にとって喫緊の課題だ。その課題に岸田総理は取り組む決意を自衛隊員の前で示した。
そして国民に代わって、自衛隊に対する感謝の念も伝えてくれている。
岸田総理が宣言した「必要な防衛力強化」だが、この発言には裏付けもあったのだ。
当初予算と補正予算を合わせた防衛費はGDP比1%を超える!
防衛力を強化するのは、自衛隊員の鍛錬も必要だが、当然、装備品や防衛費の規模にも左右される。
岸田総理は、26日に決定した補正予算案に7700億円の防衛関係費を計上した。これで
当初予算と合わせると6.1兆円になり、GDP比1%を超えたのだ。
当初予算と補正予算を単純合算した額がGDP比1%を超えたのは2012年度以降の10年間で8回あった。21年度のGDP比の水準は10年間で最も高い。
哨戒機や輸送機といった装備の取得計画を前倒しし、自衛隊の警戒監視や機動展開の能力向上を急ぐ。日本周辺で活発な軍事活動を続ける中国への対応を念頭に置き、防衛力を強化する。
不審な船舶や潜水艦の監視に使うP1哨戒機の3機の取得に658億円を計上した。自衛隊員や物資の大規模輸送に使うC2輸送機も243億円で1機導入する。
ともに22年度予算の概算要求に盛り込んでいた。前年度の補正予算で発注することで納期を3カ月から半年程度前倒しし、早期に部隊に配備する。
注目すべきは、GDP比1%を超えたことだが、しかもその水準が過去10年間の水準で最も高いという点だ。
補正予算に防衛関係費を組み込むことによって、我国の強い意思を内外に示すことが出来る。しかもGDP比1%超ならなおさらだ。
岸田総理は、中国等を念頭に強烈なメッセージを発信した。これでとりわけ中国の動きに変化がなければ、岸田総理は、中国に対してより一層強硬な姿勢を打ち出すはずだ。
岸田総理の手腕によって、地域の平和と安定を構築されることを期待したい。