中国、安倍元首相の「中国が台湾に武力攻撃すれば日米同盟の有事」に猛反論「台湾問題で公然とでたらめを言った」
日本の政府や関係者が中国に対して意見を述べると即座に反論する中国政府。今回は安倍晋三元首相が台湾のシンクタンクが主催するフォーラムで「中国が台湾に武力攻撃すれば日米同盟の有事になる」(参考)と述べたことに対して、汪文斌報道官が「台湾問題で公然とでたらめを言った」と非難した。
安倍晋三元首相が、台湾のシンクタンクの招きに応じてオンラインで講演し「台湾有事は日本有事だ」などと発言したことに対し、中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は1日の記者会見で「台湾問題で公然とでたらめを言った」と非難した。「強烈な不満と断固とした反対」も表明し、外交ルートを通じて日本側に厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。
習近平政権は、日本が台湾問題への関与を深めることを強く警戒。日本の政界で影響力を保っている安倍氏の発言に神経をとがらせているとみられる。
汪氏は、台湾について「中国の神聖な領土だ。第三者が勝手に手を出すことを絶対に許さない」と主張。その上で「軍国主義の道へ再び向かい、中国人民の譲れない一線に挑む者は誰であれ、必ず頭をぶつけ血を流すだろう」と猛反発した。
https://www.sankei.com/article/20211201-3WYH2YWCNFLKVD6FLHHO74WRQA/
やはり中国は安倍氏の国際的な場での発言を相当警戒しているようだ。記事では「日本の政界で影響力を保っている」とあるが、国際的にも影響力は健在と中国は見ているのだろう。
これは安倍氏の発言は効き目があると中国が白状しているのと同じだ。どんどん発信していくべきだろう。
ただ中国のこういった反論も日本は見習うべきだ。日本は中国や韓国に対して遺憾の意を表明はするのだが、中国のような強い言葉で非難をしない。時にはこういった強い言葉で相手国を非難し、圧力をかけることも必要だろう。