辻元清美氏、野党合同ヒアリングの見直しに言及した泉代表に「やめるなんて言ったらあかん。あったほうがいい」
立憲民主党の泉健太代表が「野党合同ヒアリング」の見直しに言及した。
立憲民主党の泉健太代表の党運営に、早くも綱渡りの姿勢が目立っている。感情的な役人たたきの場とも批判される「野党合同ヒアリング」の見直しに言及し、対決型からの転換を求める層にアピールしたかと思えば、自民党が掲げる憲法改正4項目を糾弾し、護憲勢力の離反も防ごうとしている。幅広く支持層を取り込む狙いが透けるが、どちらにもいい顔をすれば「あぶはち取らず」となる危険もはらんでいる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46644a13a3157a7a7bfd1e48cf738f9a33200d1f
このヒアリングで矢面に立っていた官僚たちは大喜びの様子。
泉氏は2日の記者会見で、これまでのヒアリングについて「(省庁の)担当者に何度も質問をする仕組みなどがある」と問題点に重ねて言及した。ヒアリングで厳しく追及された経験を持つ官僚は「朗報だ。本当に大変だった。素晴らしい決断だ」と歓迎する。
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だが、衆院選で落選した辻元清美氏が泉代表に向かって「やめるなんて言ったらあかん。あったほうがいい」と訴えた。
10月の衆院選で落選した立憲民主党の辻元清美・前副代表(61)が2日、朝日新聞のインタビューに応じた。同党の泉健太新代表が見直しを表明し、官僚を追及する場となってきた「野党合同ヒアリング」について「国会の開会要求をしても(政権が)開かない。『やめる』なんて言ったらあかん。あったほうがいい」と述べた。(中略)
辻元氏はこれまでの野党ヒアリングについて「国会を開かず、(開いても)虚偽答弁をする。疑惑のオンパレード政権で、きちっと解明していく上で意味があった」と強調し、「国民の国会への『窓』だったと思う」と表した。ただ、「官僚を責めても仕方がない。事実関係の確認を淡々とやるなど、やり方はいろいろ工夫したほうがいい」とも述べた。
辻元氏は泉氏らの新執行部に対し「批判されても腰を据えてほしい」と要望。その上で、泉氏が掲げる「政策立案型政党」への転換に関しても、「対決型も提案型も両方の路線が党に必要だ」と指摘。「立法府の役割は行政のチェックも大事だ。虚偽答弁を許していたら政治は成り立たない」と重ねて強調した。
辻元氏は、「(泉新代表を)党の外からというか、議員じゃない立場でサポートしていきたい」(参考)と語っていたが、これが辻元流のサポートなのだろうか?