岸田総理、衆院本会議で「辺野古移設が唯一の解決策だ」
岸田総理が衆院本会議の代表質問で米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について「辺野古移設が唯一の解決策だ」という考えを示した。
第2次岸田政権発足後初となる衆院本会議での代表質問が8日、始まった。立憲民主党の西村智奈美幹事長が米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について、軟弱地盤の改良工事は難しいとの専門家意見があるとして、中止も含めた「現実的検討」を促し、「米国との協議を行うべきだ」とした。岸田文雄首相は現行計画を推進するとし「辺野古移設が唯一の解決策だ」と強調した。
立民の泉健太代表も質問に立ったが、新基地問題に言及しなかった。
西村氏は、辺野古新基地の建設工事について工費の膨張と工期の長期化を問題視し、「技術的に本当に完成は可能なのか疑問視する声さえある」と指摘。国際情勢の変化を理由に、「大規模な新基地建設によらずとも抑止力を維持することは可能ではないか」と代替案について米国との再協議を求めた。
岸田氏は「米海兵隊が駐留し、そのプレゼンスを維持することが日米同盟の抑止力を構成する重要な要素だ」とし、新基地の必要性を訴えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6fe1f7ed36900126f79351a50dc9c9bbd07ae2b
一方、沖縄では玉城デニー沖縄県知事が名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で反対市民を前に抗議演説を行っていた。
米軍普天間飛行場の移設作業が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前には7日、新基地建設に反対する市民ら約30人が集まり、辺野古新基地建設に抗議した。玉城デニー知事が沖縄防衛局による工事の設計変更申請を「不承認」としたことに対し、防衛局が国土交通省に7日、審査請求を出したことを巡り、市民からは「軟弱地盤など都合の悪いことを隠そうとしてまでまた強引に工事を進めようとしている」「知事を支える」など、反発する声が上がった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6495a907686a42e451513482da432b36f83e2f42
辺野古移設までどれだけ紆余曲折があっただろうか。いったんは沖縄も容認したはずだが、鳩山由紀夫元首相が「最低でも県外」などと言い出したから話がこじれたのだ。だが、結局辺野古移設でアメリカと合意文書をかわした。これも鳩山氏であり民主党政権だ。
社民党あたりが蒸し返すのならば話は分かるが、立憲民主党がいまさら「中止も含めた「現実的検討」を促し、「米国との協議を行うべきだ」」などと言い出すのは違和感しかない。