【参院代表質問】岸田総理、台湾のWHOオブザーバー参加について「引き続き関係国に働きかける」
岸田総理が参院代表質問で、台湾のWHOオブザーバー参加について「引き続き関係国に働きかける」と述べた。
岸田文雄首相は9日の参院代表質問で、世界保健機関(WHO)への台湾のオブザーバー参加について引き続き関係国に働きかけると述べた。自民党の有村治子議員への答弁。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a23e12d60d360e8f138890d4f3244be4745253bf
昨年の年次総会では中国の反対でWHOは台湾の参加を認められなかった。
今年6月には参院本会議で、WHO総会への台湾のオブザーバー参加を認めるよう関係各国に呼び掛ける決議が採択されたことを受け、台湾外交部(外務省)の欧江安報道官は同日、談話を発表し「心からの歓迎と感謝」の意を表した。(参考)
5月にはブリンケン米国務長官がWHOに対して台湾のオブザーバー参加を要請していた。
アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は7日に発表した声明で、WHO(世界保健機関)の指導者は適切な行動を採取し、今月24日から始まる世界保健機関(WHO)年次総会(WHA)に台湾をオブザーバーとして参加させるべきだと訴えた。ブリンケン国務長官は「台湾がWHAから排除され続ける正当な理由はない」と強調。「台湾はグローバルな公衆衛生問題を解決するため、その貴重な貢献と経験を提供できる存在だ。台湾は頼りがいのある協力のパートナーで、活力に満ちた民主国家であり、世界における善良なパワーだ」と称賛した。中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)は、ブリンケン国務長官が改めて台湾のために発言し、台湾のWHA参加を支持する立場を示したことに深い感謝を示した。
中国が抵抗している限り非常に難しい問題だが、岸田総理には正当性を訴え台湾がWHOに参加できるように働きかけてもらいたい。