• HOME
  • 海外ニュース
  • 習近平主席「中国共産党は常に人権を尊重、保障してきた」「国情に合った人権発展の道を歩むべきだ」 人権は普遍的では?

習近平主席「中国共産党は常に人権を尊重、保障してきた」「国情に合った人権発展の道を歩むべきだ」 人権は普遍的では?




人権問題を巡り、北京五輪では外交ボイコットと、西側諸国から非難を受けている中国。

その中国の習近平国家主席が、北京で行われた人権フォーラムに「中国共産党は常に人権を尊重、保障してきた」とメッセージを送った。また、外交ボイコットについては「各国人民は自ら選び、国情に合った人権発展の道を歩むべきだ」と主張したということだ。

 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は8日、発展途上国を招いて北京で開いた「人権フォーラム」に祝電を寄せ、「中国共産党は常に人権を尊重、保障してきた」と強調した。北京冬季五輪を前に中国の人権問題に厳しい目が注がれる中、中国独自の人権観をアピールした。

ウイグル族への統制など中国の人権問題は、米国などによる冬季五輪の「外交ボイコット」に発展している。その中で開いたフォーラムに習氏はメッセージを寄せ、「各国人民は自ら選び、国情に合った人権発展の道を歩むべきだ」と主張。人権面でも米欧の基準が絶対ではないとの姿勢を示した。

フォーラムで演説した黄坤明・共産党中央宣伝部長は「人民の幸福な生活を守ることが最大の人権だ」とも強調した。

2017年から中国政府が主にアジアやアフリカ諸国を招いて開いてきたフォーラムで、国営新華社によると、8日はオンラインも含め100を超える国と国際機関の官僚や学者らが参加した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8e2ae8b03870bccfbe50b39fc95e83fdf92ca42

まず、中国が人権を尊重し、保証してきたのならこれほどの問題が起こりうるはずがない。

そして、注目すべきは「各国人民は自ら選び、国情に合った人権発展の道を歩むべきだ」というメッセージだ。人権の認識や価値観は国によって違うと述べている。言い換えると自分ルールということだ。ありえない話だ。

また、中央宣伝部長も「人民の幸福な生活を守ることが最大の人権だ」と述べているが「共産党員の幸福な生活を守ることが最大の人権だ」の間違いではなかろうか。

習主席は1993年に国連ウィーン世界人権会議が「人権の普遍性」を宣言したことをご存知ないのだろうか?

国際連合憲章55条にはこう記されている。

 人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の平和的且つ友好的関係に必要な安定及び福祉の条件を創造するために,国際連合は,次のことを促進しなければならない。

a 一層高い生活水準,完全雇用並びに経済的及び社会的の進歩及び発展の条件

b 経済的,社会的及び保健的国際問題と関係国際問題の解決並ぴに文化的及び教育的国際協力

c 人権,性,言語又は宗教による差別のないすべての者のための人権及び基本的自由の普遍的な尊重及び遵守

http://machidaheiwa.fc2web.com/tokushyuu/2law-intl/un-55-last.html

習主席は普遍的という言葉をご存知ないのだろうか?普遍的とは「全てのことに共通していること、または広く行き渡るさまのこと」とある。つまり、世界共通ということだ。国連に加盟している以上「国情に合った人権」などということはあってはならないのだ。こんな認識を持つ国が常任理事国なのだから国連やWHOが機能していないと思われるのも無理はない。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!