韓国副首相、TPP加入に向け「関連手続きを開始する」
イギリス、中国、台湾と次々とTPPの加入申請を行なったが、韓国も手続きを開始するようだ。
韓国の洪楠基・副首相兼企画財政相は13日、経済関連閣僚会議を開催し、環太平洋連携協定(TPP)加入に向けて、「世論集約と社会的議論に着手し、関連手続きを開始する」と明らかにした。
今後政府内での手続きなどを進め、正式に加入を申請するとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a25551302e532d68229dfedf73d64ce5ba0d5163
現状で日本が韓国の参加を承認するとは到底考えられないが、韓国が(中国も)TPPの厳格なルールを守れるだろうか。TPP協定の章ごとの内容にはあらゆるルールが示されていて、特に知的財産については無理だろうとしか思えない。日本の農作物の新品種を探しに来ているようでは絶対無理だ。
TPPでは知的財産の取り扱いについてはWTOを上回る水準と記されている。
TPP協定で対象となる知的財産は、商標、地理的表示、特許、意匠、著作権、開示されていない情報等である。知的財産章は、これらの知的財産につき、WTO協定の一部である「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定」(TRIPS協定)を上回る水準の保護と,知的財産権の行使(民事上及び刑事上の権利行使手続並びに国境措置等)について規定し、もって、知的財産権の保護と利用の推進を図る内容となっている。
https://www.cas.go.jp/jp/tpp/tppinfo/kyotei/tpp_kyotei/pdf/ch18_1.pdf
ただ、考え方を変えると、韓国をTPPに加入させてガチガチなルールで縛り上げて無法をさせないという見方もできる。しかし、やはり様々な条件を満たしていない限り韓国には加入させない方がいいだろう。