石垣市議会が「尖閣諸島に新字名標柱の設置を求める意見書」を賛成多数で可決 改めて上陸許可を求める




八重山日報が、石垣市議会が「尖閣諸島に新字名標柱の設置を求める意見書」を賛成多数で可決したことを報じた。

標柱設置意見書を可決 市議会、上陸許可要請

石垣市議会は20日の12月定例会最終本会議で、議員提案の「尖閣諸島に新字名標柱の設置を求める意見書」を与党と中立会派の賛成多数で可決した。政府は9月、標柱設置のための市の上陸申請を不許可としたが、市議会として改めて上陸許可を求めた。
意見書は友寄永三氏が提案。議会運営委員会に提案された原案では、政府が市当局の上陸を認めない場合、政府関係者が上陸して標柱を設置するよう求める内容だった。
しかし仲間均委員長の要求で「石垣市議会はじめ石垣市当局の手で標柱設置を行うのが当然の行政手続き」という文言に変更された。
野党は反対に回り、花谷史郎氏は「外交問題に発展する可能性がある事案なので、慎重の上に慎重を期さなければならない。提案者の意見がぶれているのを危惧する」と述べた。
長浜信夫氏も「あえてわざわざ荒波を立てる必要はない。政府の対応と、海保の頑張りを静観すべきだ」と主張した。
仲間氏が賛成討論し「外交で中国と決着しろというのは現場を知らない発言で、平和ボケと言っても過言ではない。中国に加担しているとしか言いようがなく残念だ。これで日本を守れるのか」と野党を批判。砥板芳行氏も「ぜひ標柱設置の実現に取り組んでほしい」と訴えた。
意見書のあて先は首相、官房長官、外相など。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3038ee603a7fa890f67eecb69d0da6b6aa799a57

9月には石垣市が尖閣諸島に字名を記した目印(標柱)を設置するために政府に上陸許可を申請していたが、政府からは「尖閣諸島の安定的な維持・管理のため、原則として政府関係者を除き、尖閣諸島への上陸を認めない方針をとっている」と通知があり、認められなかった。(参考

石垣市としては、標柱が設置できればそれが市議会であろうが政府であろうが構わないという意向のようだ。

「「外交で中国と決着しろというのは現場を知らない発言で、平和ボケと言っても過言ではない。中国に加担しているとしか言いようがなく残念だ。これで日本を守れるのか」と野党を批判」とあるが、それだけ現地では危機感を感じているのだろう。

自民党議員の中にも危機感を感じている議員がいて、「尖閣諸島への公務員常駐実現に向けた勉強会」を立ち上げている。

尖閣諸島(沖縄県石垣市)への公務員常駐の実現を目指す自民党有志による勉強会の初会合が20日、国会内で開かれた。中国公船による尖閣周辺の領海侵入が常態化する中、勉強会では実効支配の強化策を議論し、政府への提言をまとめる。

呼びかけ人代表の原田義昭元環境相は会合で「公務員常駐を、ただちに実行して内外に国の行政組織の整備を明確にすることは大事だ」と強調した。勉強会では尖閣周辺の海上警備活動や生態調査の実施拠点としての活用も検討し、議連への改組も含めて考える。

https://www.sankei.com/article/20210420-QXI26Y226NJEJAQVYYN7OS3FBE/

日本をはじめ、各国が中国の人権問題や香港問題などを言及しても「内政問題だ」と聞く耳を持たない中国に配慮する必要はないと思うので、政府は石垣市の意見に耳を傾けてはいかがだろうか。







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