東電が福島第一原発の処理水放出計画を規制委に申請⇒中韓が反発
東京電力は21日、福島第一原発で準備を進める処理水の海洋放出について、新設する設備の設計や海底トンネルの掘削計画などをまとめた計画書を原子力規制委員会に提出した。2023年春の放出開始に向け、来年6月にも工事を始めるとしている。(参考)
だが、予想通り韓国と中国が反発した。
東京電力が21日、原子力規制委員会に福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画変更認可申請書を提出したことが伝えられ、中国と韓国は強く反発している。
韓国政府は緊急関係次官会議を開き、「我々が継続的に放出撤回を要求しているにもかかわらず、日本が一方的に汚染水を海洋放流推進のための手続きを踏んでいることに再度深刻な懸念を表明し、外交経路でこのような立場を伝達する予定」と明らかにした。
韓国原子力安全委員会も、日本の原子力規制委員会に遺憾の意を表明し、独立的で透明な審査を訴える書簡を送った。ユ・グクヒ原子力安全委員長はオンラインブリーフィングで「安全性の検討を通じて海洋放流に関する設備の健全性、汚染水内の放射性同位体分析方法の適切性、異常状況に備えた緊急遮断設備の適合性を見るつもりだ」と説明した。韓国政府は安全性の検討後、関係部処のタスクフォースを中心に必要な措置をしていく予定だという。
中国も、日中外交当局の局長級実務会議で「海洋環境と周辺国の健康に関連する問題」だとして日本に放出計画撤回を訴えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dfc6b83fe15a73ded586162b7c48059f8c088b0
一時は韓国政府も「放出による影響はない」とする専門家の意見を含む報告書をまとめていた。
海洋水産省や原子力安全委員会などで作る韓国政府のタスクフォースは去年10月、原発処理水を巡る報告書を作成しました。
この報告書では海洋放出の影響について、専門家メンバーが「数年後に韓国近海に到達しても海流で拡散・希釈されて有意な影響はない」とする考えを示していたことが分かりました。
これは韓国の原子力安全委員会が7回実施した専門家懇談会での発言を記載したもので、処理水に含まれるトリチウムについても「体内で濃縮・蓄積されにくく、水産物による被ばくの可能性は非常に低い」としています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000213057.html
しかし、その報告書をまとめた研究者も韓国に都合の悪い報告書を書いたため懲戒処分。
福島第一原発の処理水海洋放出について、韓国への影響はほぼないとの報告書を書いた韓国原子力研究院の研究者が、懲戒処分を受けました。海洋放出に強く反発している韓国政府にとって、報告書は不都合なものです。
国費で運営されている原子力研究院は「資料公開手続きに違反があったから」と説明していますが、原子力学会は韓国メディアの取材に対し「政府の立場に反する報告書を書いたためで、明白に学術活動の自立を侵害している」と強く批判しています。
しかも、自分たちが垂れ流す放射性物質には知らぬ存ぜぬだ。
後は、地元の理解だ。朝日新聞が「処理水放出計画、地元の理解得られぬまま 「関係者の感情を逆なで」」と報じたが、政府は地元の理解を得るのと風評被害対策に集中して、中韓の抗議は無視して良い!