大正論!岸田総理「賃上げを通じた分配は、コストではなく、未来への投資です。きちんと賃金を支払うことは、企業の持続的な価値創造の基盤になります。」と大発言!!
岸田総理は、12月21日、補正予算案が成立したことを受けて、記者会見を開いた。そこでは賃上げの意義を語り、国民や企業の認識を変えるべく力説した。
安くて良い商品と言う、低賃金労働やデフレの原因にもなった間違った考えを一変させたい岸田総理の考えが滲み出た演説だった。しかし、だ。例によってメディアは殆ど報じていないのでご紹介しよう。
岸田総理、賃上げの為にあらゆる手段を講じると国民に改めて約束!!まずは介護、保育、幼児教育、看護の賃金を引き上げる!!
岸田総理は記者会見で、“賃上げ”を実現する決意を語り、まず意義と熱意を国民に直接訴えた。
新しい資本主義の大きな特徴は、分配を成長への道筋としてど真ん中に位置づけるということです。分配を行うことで、成長を支える新たな需要を創出し、次の成長につなげます。
分配政策の重要な柱の一つは、企業による賃上げです。あらゆる手段を講じて企業が賃上げをしようと思える雰囲気を醸成することが重要です。
そのためにも、国が率先して公的価格の引上げを行います。介護、保育、幼児教育などの現場で働く方の給与を来年2月から恒久的に3パーセント引き上げます。看護は、来年2月から1パーセント、10月から恒久的に3パーセント引き上げます。
引用元 岸田内閣総理大臣記者会見
まだまだ所得倍増には不足だが、こうした形での公的価格の引上げは岸田政権が初だ。大事な仕事なのに賃金が低かった介護、保育、幼児教育、看護の賃金を恒久的に3%引上げるのは画期的なことだ。
無論、3%では足りない。岸田総理の目的である“雰囲気の変化”を実現するには、最終的に所得倍増するように引上げていくべきであろう。最低でも毎年10%ずつぐらいはやってもらわなければならない。
しかし、だ。それでも最初の一歩として評価されるべきだ。
岸田総理、中小企業の賃上げを商品に価格転嫁出来るような施策を1月から実行すると宣言!!
以前も紹介したが、我国が韓国以下の低賃金になったのは、牛丼に代表される安くて良いものを追究する価値観だ。全国民が安くて良いものを目指すから、人件費は抑え込まれ、労働者もそれを受け入れてしまい、賃金も上がらなかったのである。
しかし、だ。岸田総理は、それを賃金と価格の両方が上昇する好循環へと変えようとしているのである。
加えて、中小企業が賃上げをした場合に、その分を適切に価格転嫁できるよう、私から産業界に広く協力を要請するとともに、そのための施策パッケージを12月27日に取りまとめます。来年1月から3月を集中取組期間とし、政府を挙げて取り組みます。
公正取引委員会と中小企業庁が事業所管官庁と連携し、問題となる事例を幅広く把握するための仕組みを作ってまいります。問題が多い業界に対しては、立入調査や要請を行い、価格転嫁を行いやすくしてまいります。多くの中小企業が直面する急速な原材料費とエネルギーコストの上昇についても、同様に価格転嫁対策を進めてまいります。
引用元 岸田内閣総理大臣記者会見
中小企業の賃上げと価格転嫁を政府が全力で支援すると言うのである。これほど心強いものはない。岸田総理の覚悟が伝わってくる。
大正論!岸田総理「賃上げを通じた分配は、コストではなく、未来への投資です。きちんと賃金を支払うことは、企業の持続的な価値創造の基盤になります。」と大発言!!
特に、だ。岸田総理の覚悟が分かるのは、これまで強調してきた“賃上げ”の意義と熱意を国民に直接訴えている部分だ。
賃上げを通じた分配は、コストではなく、未来への投資です。きちんと賃金を支払うことは、企業の持続的な価値創造の基盤になります。この点を企業の株主にも理解してもらうことが必要です。人の価値を企業開示の中で可視化するため、来年度、非財務情報の見える化のルールを策定いたします。
引用元 岸田内閣総理大臣記者会見
その通りだ!賃上げとはコストではないのだ。未来への投資なのである。労働者の活躍に見合った賃上げを継続することは企業の持続的な価値創造にもなるのである。
これは是非とも岸田総理を応援したい。