立民・泉代表、伊勢神宮の参拝後に参院選に向け国民民主党と選挙協力の協議を進める考えを明かす
立憲民主党の泉健太代表が、伊勢神宮参拝後、夏の参院選挙で国民民主党と選挙協力の協議を進める考えを明かした。
なお、泉代表の伊勢神宮参拝については、支持者方面から批判を受けているようだ。
立憲民主党の泉健太代表は4日、伊勢神宮を参拝後、伊勢市宇治中之切町の神宮会館で年頭記者会見を開き、夏の参院選について「与党と対峙するための構図をつくる努力を続けたい」と述べ、1人区での候補者一本化に向け、国民民主党の玉木雄一郎代表と協議を進める考えを示した。
2人区以上の複数区については「自公を過半数割れに追い込み、野党として改選過半数を獲得することを目標にしたい」と強調。その上で、「議席を一つでも増やせるように努力したい」と意気込んだ。
国民民主党との選挙協力については「自民党内の派閥に比べれば、国民と立憲の政策は近似性、親和性が高い」と話し、連携に前向きな見方を示した。
一方、昨年の衆院選について、総括に向けた調査を実施しており、調査結果が今月中に出されると強調。その結果を踏まえた上で、共産党との関わりも含めた参院選のあり方を検討する考えを示した。
三重選挙区については「県連が鋭意取り組みをしており、努力を尊重したい」と話した。その上で「党本部としては1人区の調整はできる限り、与党と対峙をするための構図をつくる努力を続けていきたい」と述べた。
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ただ、国民民主党の玉木代表は昨年の衆院選後に「複数区、1人区で多数の空白区があるので、できるだけ多くの候補者擁立を進めたい」と述べていただけに、立憲民主党の誘いに乗るかどうかは不明だ。今の段階では泉代表の独りよがりにしか映らない。
ただでさえ、国民民主党は立憲民主党と距離を置いたことで有権者からの評判が良くなりつつある状況で、今更手を組むとは考えづらい。改憲議論などを見ても、国民民主党が手を組むならば日本維新の会ではないかと思うのが現状だろう。ましてや共産党との関係がいまだよくわからない状況ならばなおさらだ。
立憲民主党が共産党との関係が白紙だと言っても、共産党が離さない姿勢を見せているうちは玉木代表も頷きはしないだろう。「共産党との関わりも含めた参院選のあり方を検討する」とあるが、まず立憲民主党は共産党との関係をハッキリさせることが先決だろう。